第一章後編
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「あれ、サラさん。こんな所でなにしてるんですか?」
「!!……ナギサか。びっくりさせるなよ……」
「えへへ、すみませーん……」
後ろから話しかけてみれば、
びくりと大袈裟に体を揺らすものだから面白い。
こんなこと思ってるのバレたら怒られそうだ……
話を聞いてみれば、あかずの扉だった赤色の扉に人が入って行ったのだとか。
ようやくボロが出たか……
中の探索もしたかったし、ちょうどいいな。
「んじゃ、行ってみましょうか!」
「いや、まだ行くって決まった訳じゃ…!!」
サラちゃんの制止を振り切って、中に入る。
「おぉ~」
チカチカと光が点滅し、畳6畳分ほどの部屋で少し、いや大分暗い。もちろん私は見えるが。
足を踏み入れれば、コツコツと足音が反芻する。
どうやら大理石の床のようだ。
目につくのは…ロウソク、本棚、針がない時計、アルジーのような絵画、大きなクマの人形、机の上に散乱しているメモ、水が入ったボトル、そして小さな箱。
……1番気になるのは机にある紙だな。
(ruby:それ:・・)を手に取ってみる。
ぺらぺらと目を通してみると、1枚の紙に目がついた。
6.6% 八分雨 ありす
5.3% 影山 蘭丸
4.9% 笹木 恵
3.0% 三島 和己
と書かれた、名簿表のようなもの。
黒板に書かれていたものが正しいのであれば、
ミシマ先生以外の会ったことのない人達も参加者……ということになる。
破れている、というのも気になるな。
……それに、"八分雨"ってレコちゃんの名字だよなぁ。
澪子が偽名なのか……はたまた兄弟なのか……
でも兄弟がいるなんて話、無かったよな……
思考を巡らせながらもう一度眺めてみると、
後ろにも何か走り書きで書いてあることに気付いた。
「………………は?」
なんでこの名前がここに。
「"江ノ島盾子"…………」
お前は死んだはずだろ 。
「!!……ナギサか。びっくりさせるなよ……」
「えへへ、すみませーん……」
後ろから話しかけてみれば、
びくりと大袈裟に体を揺らすものだから面白い。
こんなこと思ってるのバレたら怒られそうだ……
話を聞いてみれば、あかずの扉だった赤色の扉に人が入って行ったのだとか。
ようやくボロが出たか……
中の探索もしたかったし、ちょうどいいな。
「んじゃ、行ってみましょうか!」
「いや、まだ行くって決まった訳じゃ…!!」
サラちゃんの制止を振り切って、中に入る。
「おぉ~」
チカチカと光が点滅し、畳6畳分ほどの部屋で少し、いや大分暗い。もちろん私は見えるが。
足を踏み入れれば、コツコツと足音が反芻する。
どうやら大理石の床のようだ。
目につくのは…ロウソク、本棚、針がない時計、アルジーのような絵画、大きなクマの人形、机の上に散乱しているメモ、水が入ったボトル、そして小さな箱。
……1番気になるのは机にある紙だな。
(ruby:それ:・・)を手に取ってみる。
ぺらぺらと目を通してみると、1枚の紙に目がついた。
6.6% 八分雨 ありす
5.3% 影山 蘭丸
4.9% 笹木 恵
3.0% 三島 和己
と書かれた、名簿表のようなもの。
黒板に書かれていたものが正しいのであれば、
ミシマ先生以外の会ったことのない人達も参加者……ということになる。
破れている、というのも気になるな。
……それに、"八分雨"ってレコちゃんの名字だよなぁ。
澪子が偽名なのか……はたまた兄弟なのか……
でも兄弟がいるなんて話、無かったよな……
思考を巡らせながらもう一度眺めてみると、
後ろにも何か走り書きで書いてあることに気付いた。
「………………は?」
なんでこの名前がここに。
「"江ノ島盾子"…………」