第一章後編
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「じゃあ、私はまだ行くところがあるので……
頑張ってくださいね、ソウさん。」
「うん、頑張るよ。」
パタッと閉じた扉。さてさて、改めてもう一度……
扉を開けてみると、中にいたのはケイジさん、ギンくん、ナオさんの三人だった。
「あれ、戻ってきたんだねナギサちゃん。」
「そうですね、ナオさんたちが心配で……。」
「………さっきからずっとあの調子だよ。
見てるこっちが辛いねー。」
ケイジさんの言う通り、二人はさっきから一歩も動いていない感じだった。
あ、ここにケイジさんいるなら見せれるじゃん。
パーカーのポッケを探り、カードを取り出した。
「ケイジさん、これ見てください。」
「……ん? なにかなー?」
ぱっと[平民]のカードを見せてみる。
「うーん、何も起きませんね。
カードの裏に誰かに知られたら死ぬって書いてたんですけど……。」
「死ぬって書いてるのに見せるんだね…。」
「えーなんかダミーな感じがしたので………?
それにケイジさんなら大丈夫かなーって。」
ダミールールだったなやっぱり。
カードをポケットにしまう。
一人に一つのカードを取らせたいのか、な。
「…おまわりさんは一応信頼、されてるのかな?」
「酷いなぁ。一応じゃなくてちゃんと信頼してますよ?」
その発言にきょとんと目をしばたたかせたケイジさん。
自己肯定感がおざなりになっているのだろうか。(失礼)
たとえダミールールだったとしても、
死ぬと書いてあるカードを見せるのは相当勇気も信頼も要るだろう。
「だって、ケイジさんならなんとかしてくれるでしょう?」
「……やっぱり君は、不思議な子だねぇ…」
信頼している旨を伝えれば、返ってきたのは半ば独り言のような言葉。
顔を見ようとすれば、突然ぐりんと反対を向いた。
「え、急にどうしたんですか」
「うん。特に問題ないから大丈夫だよー」
「会話嚙み合ってませんけど…?」
どうしたんだこの人……と思うけれど、
追及するのもなんだか面倒くさいので、見なかったことにした。
……ジョーさん達は今どうしてるだろうか。心配だな。
「私、まだ会えてない人たちがいるので…様子見に行ってきますね。」
「………うん、わかったよ。くれぐれも気を付けてねー」
顔は見せないまま手を振るケイジさんに、はーいと返事をして扉を開ける。
あと行ってないとこ…酒場か。
頑張ってくださいね、ソウさん。」
「うん、頑張るよ。」
パタッと閉じた扉。さてさて、改めてもう一度……
扉を開けてみると、中にいたのはケイジさん、ギンくん、ナオさんの三人だった。
「あれ、戻ってきたんだねナギサちゃん。」
「そうですね、ナオさんたちが心配で……。」
「………さっきからずっとあの調子だよ。
見てるこっちが辛いねー。」
ケイジさんの言う通り、二人はさっきから一歩も動いていない感じだった。
あ、ここにケイジさんいるなら見せれるじゃん。
パーカーのポッケを探り、カードを取り出した。
「ケイジさん、これ見てください。」
「……ん? なにかなー?」
ぱっと[平民]のカードを見せてみる。
「うーん、何も起きませんね。
カードの裏に誰かに知られたら死ぬって書いてたんですけど……。」
「死ぬって書いてるのに見せるんだね…。」
「えーなんかダミーな感じがしたので………?
それにケイジさんなら大丈夫かなーって。」
ダミールールだったなやっぱり。
カードをポケットにしまう。
一人に一つのカードを取らせたいのか、な。
「…おまわりさんは一応信頼、されてるのかな?」
「酷いなぁ。一応じゃなくてちゃんと信頼してますよ?」
その発言にきょとんと目をしばたたかせたケイジさん。
自己肯定感がおざなりになっているのだろうか。(失礼)
たとえダミールールだったとしても、
死ぬと書いてあるカードを見せるのは相当勇気も信頼も要るだろう。
「だって、ケイジさんならなんとかしてくれるでしょう?」
「……やっぱり君は、不思議な子だねぇ…」
信頼している旨を伝えれば、返ってきたのは半ば独り言のような言葉。
顔を見ようとすれば、突然ぐりんと反対を向いた。
「え、急にどうしたんですか」
「うん。特に問題ないから大丈夫だよー」
「会話嚙み合ってませんけど…?」
どうしたんだこの人……と思うけれど、
追及するのもなんだか面倒くさいので、見なかったことにした。
……ジョーさん達は今どうしてるだろうか。心配だな。
「私、まだ会えてない人たちがいるので…様子見に行ってきますね。」
「………うん、わかったよ。くれぐれも気を付けてねー」
顔は見せないまま手を振るケイジさんに、はーいと返事をして扉を開ける。
あと行ってないとこ…酒場か。