第一章後編
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ミシマさんが、死んだ。
部屋の雰囲気は、とても重たい。
ミシマさんの死体の近くに、ナオちゃんだけがたたずんでいる。
……ドアの確認をするべきか。
そう思い、後ろに目をやるとそこにはソウさんがいた。
「クソっ! やられた!!
見てよサラさん、ナギサちゃん……これ……。」
ソウさんはゆっくりと扉を閉じていく。
そこには上の方に文字が沢山書かれた紙が貼ってあった。
「サラさん、ナギサちゃん、読んでみて…。」
[弐の試練 ~練習試合~
これはメインゲームに向けての練習試合。
人形の蘇生が開始の合図だ。
指示に従い、多数決を行え。
最も得票の多かった者がになるだろう。
なお、これは練習試合だ。
引き分けなら没収試合(ノーゲーム)とする。]
私の予想通りのことが書いてあった。
最初に私は違和感を感じていたはずなのに…どうして気づかなかった………!?
そしてソウさんは……貴方は最初の試練で何があったんですか……?
「弐の試練…
ボク達が最初に受けたヤツと同じ類のモノさ………。」
「気づかなかった………! こんな張り紙…!」
「ちくしょう……! 私が危険に備えて扉を開放しとこうなんつったから……!!」
「……レコさんは悪くありませんよ。
そうなるように誘導されていたんですから。
この部屋は入る前からとても異様な雰囲気でした…。」
そうだ。別に誰かが悪いわけではない。
ソウさんは恐らく、こうなることを分かっていた。
だけど私はそれを責めることはできない。
どんな物事にも意味がある。
そして、ソウさんの行動にも意味があるとするのなら………
生き残るため、だろうか。
「引き分けなら没収試合……って…まさか………!」
「全員同数票……それなら、犠牲者は出なかったって…ことかな。」
「う、ウソだろ! ふざけんが!!
あ……アイツ無駄死にってことかよ!!」
…まずは、ナオちゃんだ。
「先生………先生……
こんなの…ウソですよね………先生…
起きて……起きてください…
ダメですよ…みんな心配してるんですから………。」
ナオちゃんは…ミシマさんの体を力なく揺さぶった。
部屋の雰囲気は、とても重たい。
ミシマさんの死体の近くに、ナオちゃんだけがたたずんでいる。
……ドアの確認をするべきか。
そう思い、後ろに目をやるとそこにはソウさんがいた。
「クソっ! やられた!!
見てよサラさん、ナギサちゃん……これ……。」
ソウさんはゆっくりと扉を閉じていく。
そこには上の方に文字が沢山書かれた紙が貼ってあった。
「サラさん、ナギサちゃん、読んでみて…。」
[弐の試練 ~練習試合~
これはメインゲームに向けての練習試合。
人形の蘇生が開始の合図だ。
指示に従い、多数決を行え。
最も得票の多かった者がになるだろう。
なお、これは練習試合だ。
引き分けなら没収試合(ノーゲーム)とする。]
私の予想通りのことが書いてあった。
最初に私は違和感を感じていたはずなのに…どうして気づかなかった………!?
そしてソウさんは……貴方は最初の試練で何があったんですか……?
「弐の試練…
ボク達が最初に受けたヤツと同じ類のモノさ………。」
「気づかなかった………! こんな張り紙…!」
「ちくしょう……! 私が危険に備えて扉を開放しとこうなんつったから……!!」
「……レコさんは悪くありませんよ。
そうなるように誘導されていたんですから。
この部屋は入る前からとても異様な雰囲気でした…。」
そうだ。別に誰かが悪いわけではない。
ソウさんは恐らく、こうなることを分かっていた。
だけど私はそれを責めることはできない。
どんな物事にも意味がある。
そして、ソウさんの行動にも意味があるとするのなら………
生き残るため、だろうか。
「引き分けなら没収試合……って…まさか………!」
「全員同数票……それなら、犠牲者は出なかったって…ことかな。」
「う、ウソだろ! ふざけんが!!
あ……アイツ無駄死にってことかよ!!」
…まずは、ナオちゃんだ。
「先生………先生……
こんなの…ウソですよね………先生…
起きて……起きてください…
ダメですよ…みんな心配してるんですから………。」
ナオちゃんは…ミシマさんの体を力なく揺さぶった。