第一章前編『決意と喪失』
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
そうして……ミシマさんは、ぴくりとも動かなくなった。
「ふ……ふふ、ふはははは…ククク…!!」
「あああ…ううっ…ああ!!」
……ああ、そうか。ドアの後ろ、だ。
この部屋の雰囲気、そして前の部屋の雰囲気……
とても気になっていた。
あれは、人の恐怖や不安を煽り、
ドアを開けて逃げ道を確保するという状況を作るため……!
これは、試練の一つだ…!
「あははははは!! 折角ナギサさんが提案してくださったのに、勿体ないですねぇ!!」
「うぅぐ……ひ、ひどい…なんでこんなこと……!!」
いつのまにか私は手を放してしまっていたらしい、
カンナちゃんはぼろぼろと涙を流している。
「多数決…身をもって知れましたでしょう?」
「みんな…みんないい人なのに………!!
なんでこんなことできるの…!? 私達が何をしたの!?
許さない…!!」
「ふふ…ふふふ…うるさいんですよ………
何の力も持たない小娘が……いや、
姉殺しが」
………、これは、まずい。
「わ、私は………」
「ははは、全部見ていたぞ。カンナ、お前が最初の試練でいかにみじめだったか。」
やめてくれ。後ろでサラちゃんが呟く声が聞こえた。
………これ以上は、言わせない!!
「お前の行動が ………っ!?!?」
どがっ ガンっ
二つの音が大きく響く。
私は思いっきりホエミーの腹あたりを蹴り上げていた。
そして………カイさんが、フライパンでホエミーの頭を殴っていた。
「ガ……」
「失礼しました。フライパンを持つ手が滑ってしまいました。」
「…………あ、ごめんなさい、ちょっとずらすはずだったんですけど…思いっきり蹴り上げちゃいましたね!」
嘘だ。もともとそこに当てるつもりで蹴ったから。
頭の出血に私の大神ちゃんお墨付きのキックが当たったのだからホエミーはきついだろう。
「貴様ら………!!」
「人形も血は赤いのですね。」
「………ふ、そんな怖い顔しないでくださいよー。
ほら、深呼吸、深呼吸。」
えへへー、と煽るようにゆったりと言う。
怒るな、冷静になれ。決して取り乱してはいけない。
ふつふつと込み上げる怒りを、どうにか理性で蓋をする。
「…こんなことをして……ただで済むと思うなよ……!!」
「そちらこそ……この程度で済むと思わないでください。
人の命を弄んだ報いをキッチリ受けていただきます。」
「あはは、カイさんに全くもって同意ですねー。
………これ以上好きには、させませんから。」
「ふ……ふふ、ふはははは…ククク…!!」
「あああ…ううっ…ああ!!」
……ああ、そうか。ドアの後ろ、だ。
この部屋の雰囲気、そして前の部屋の雰囲気……
とても気になっていた。
あれは、人の恐怖や不安を煽り、
ドアを開けて逃げ道を確保するという状況を作るため……!
これは、試練の一つだ…!
「あははははは!! 折角ナギサさんが提案してくださったのに、勿体ないですねぇ!!」
「うぅぐ……ひ、ひどい…なんでこんなこと……!!」
いつのまにか私は手を放してしまっていたらしい、
カンナちゃんはぼろぼろと涙を流している。
「多数決…身をもって知れましたでしょう?」
「みんな…みんないい人なのに………!!
なんでこんなことできるの…!? 私達が何をしたの!?
許さない…!!」
「ふふ…ふふふ…うるさいんですよ………
何の力も持たない小娘が……いや、
姉殺しが」
………、これは、まずい。
「わ、私は………」
「ははは、全部見ていたぞ。カンナ、お前が最初の試練でいかにみじめだったか。」
やめてくれ。後ろでサラちゃんが呟く声が聞こえた。
………これ以上は、言わせない!!
「お前の行動が ………っ!?!?」
どがっ ガンっ
二つの音が大きく響く。
私は思いっきりホエミーの腹あたりを蹴り上げていた。
そして………カイさんが、フライパンでホエミーの頭を殴っていた。
「ガ……」
「失礼しました。フライパンを持つ手が滑ってしまいました。」
「…………あ、ごめんなさい、ちょっとずらすはずだったんですけど…思いっきり蹴り上げちゃいましたね!」
嘘だ。もともとそこに当てるつもりで蹴ったから。
頭の出血に私の大神ちゃんお墨付きのキックが当たったのだからホエミーはきついだろう。
「貴様ら………!!」
「人形も血は赤いのですね。」
「………ふ、そんな怖い顔しないでくださいよー。
ほら、深呼吸、深呼吸。」
えへへー、と煽るようにゆったりと言う。
怒るな、冷静になれ。決して取り乱してはいけない。
ふつふつと込み上げる怒りを、どうにか理性で蓋をする。
「…こんなことをして……ただで済むと思うなよ……!!」
「そちらこそ……この程度で済むと思わないでください。
人の命を弄んだ報いをキッチリ受けていただきます。」
「あはは、カイさんに全くもって同意ですねー。
………これ以上好きには、させませんから。」