第一章前編『決意と喪失』
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「主…つまり君は誘拐犯サイドの人間なわけだ。」
「て…敵じゃねーか! ふざけてんのかよ!!」
「あはは、いたってまじめです! あはは!」
笑い人形というだけあって、よく笑う。
え、これ演技なの……?まじかぁ…。
「笑ってんじゃねぇ!! ぶっ殺してやろうか!!」
「ふふ…いやですね…またバラバラになるのは…
うふ、うふふ…そうだ、先にバラバラにしてしまえばいいですよね…」
「バラバラだと…!?」
「あははは、見せしめってやつですかね…。」
ぴたりと目が合う。うーん、嫌な予感。
すると、途端に私と…ジョーくんの首輪が震えだす。
「…はあ!? な……なんかオレの首輪…震えて…!」
「……たまげたなぁ。」
「えへへ、誰でもいいんです、ふふ、静かになれば…。」
ジョーくんは焦ったようにホエミーに問いかける。
「な……なにしたんだよ!?」
「うふふ、なんでしょうね?」
「おい、答えろって!!」
「あはは、しょうがないですね。
首輪が爆発するだけですよ、あはは、あは。」
「は……はぁ!? ウソだろ…!? なあ…!?」
「まあまあ、落ち着いてくださいよージョーさん。」
「なんでナギサはそんなに冷静なんだよ!?」
「ほら、人が取り乱してるの見ると冷静になれますよね!
………大丈夫ですよ、爆発はしません。」
ぽん、と静かに肩を叩き、ジョーくんにしか聞こえない小さな穏やかな声音で言う。
それを聞いたジョーくんは、ぴたりと動きを止め……
「………信じるからな、」
ぐっと強い瞳でこちらを見つめるジョーくん。
少し震えているが、大丈夫そうだね。
「あはは! 離れて!離れて! 危ないですよー!」
「っ、ジョー! ナギサ!」
「ナギサちゃん、ジョーくん!!………くそっ!」
サラちゃんとケイジさんの焦った声が聞こえる。
ぴっと手で大丈夫、近づかないで、と制する。万が一があっては困るからね。
「はあ………はあ……はあ…」
「もちろんウソですよ? うふふ…楽しんでくれました?」
「う…ウソ…」
「……おっと、大丈夫ですか?」
ジョーくんは、力が抜けたように膝から崩れおちるようにして倒れこむところを支える。
「うーん……でも、ナギサさんのいい反応は見られませんでしたね…」
「はぁ……そもそもこの首輪、爆発なんて出来ないじゃないですか。
それに、あなたは主がいるんでしょう?
そんな身なのに、勝手な行動は出来ないと思ったんです。」
「て…敵じゃねーか! ふざけてんのかよ!!」
「あはは、いたってまじめです! あはは!」
笑い人形というだけあって、よく笑う。
え、これ演技なの……?まじかぁ…。
「笑ってんじゃねぇ!! ぶっ殺してやろうか!!」
「ふふ…いやですね…またバラバラになるのは…
うふ、うふふ…そうだ、先にバラバラにしてしまえばいいですよね…」
「バラバラだと…!?」
「あははは、見せしめってやつですかね…。」
ぴたりと目が合う。うーん、嫌な予感。
すると、途端に私と…ジョーくんの首輪が震えだす。
「…はあ!? な……なんかオレの首輪…震えて…!」
「……たまげたなぁ。」
「えへへ、誰でもいいんです、ふふ、静かになれば…。」
ジョーくんは焦ったようにホエミーに問いかける。
「な……なにしたんだよ!?」
「うふふ、なんでしょうね?」
「おい、答えろって!!」
「あはは、しょうがないですね。
首輪が爆発するだけですよ、あはは、あは。」
「は……はぁ!? ウソだろ…!? なあ…!?」
「まあまあ、落ち着いてくださいよージョーさん。」
「なんでナギサはそんなに冷静なんだよ!?」
「ほら、人が取り乱してるの見ると冷静になれますよね!
………大丈夫ですよ、爆発はしません。」
ぽん、と静かに肩を叩き、ジョーくんにしか聞こえない小さな穏やかな声音で言う。
それを聞いたジョーくんは、ぴたりと動きを止め……
「………信じるからな、」
ぐっと強い瞳でこちらを見つめるジョーくん。
少し震えているが、大丈夫そうだね。
「あはは! 離れて!離れて! 危ないですよー!」
「っ、ジョー! ナギサ!」
「ナギサちゃん、ジョーくん!!………くそっ!」
サラちゃんとケイジさんの焦った声が聞こえる。
ぴっと手で大丈夫、近づかないで、と制する。万が一があっては困るからね。
「はあ………はあ……はあ…」
「もちろんウソですよ? うふふ…楽しんでくれました?」
「う…ウソ…」
「……おっと、大丈夫ですか?」
ジョーくんは、力が抜けたように膝から崩れおちるようにして倒れこむところを支える。
「うーん……でも、ナギサさんのいい反応は見られませんでしたね…」
「はぁ……そもそもこの首輪、爆発なんて出来ないじゃないですか。
それに、あなたは主がいるんでしょう?
そんな身なのに、勝手な行動は出来ないと思ったんです。」