第一章前編『決意と喪失』
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「しょうがねーな……。
サラ、ナギサ、お前らソウさんと一緒だったんだろ?
女子だけだと危ないし、オレが一緒に探して行ってやるよ!」
「ジョー……ありがとう。」
「へへっ! 珍しく素直だな!」
「あ、ちょっと単独で行動してもいいですか?」
「ん……? 別に構わないが……。」
少しその前にアルジーに聞きたいことがあるし……。
「ありがとうございます、後で合流しますね。」
「さて……先に出るよ。」
「あ、待ってくれよ! ちょっとだけいいっスか。」
ケイジさんになにか話すことがあるのかなぁ……
私はこのことを他の人に聞かれたくないからな…
もう少し待つか。
サラちゃんとカイさんは何か話をしている。
内容はサラちゃんを気遣うような…
この人、やっぱりサラちゃんを気にかけているなぁ……
急にサラちゃんの顔色が青くなる。
あれ、もしかして例のストーカーだったり?
そんなことを思っていると、
ジョーくんが出てきてそのままサラさんを連れて出て行ってしまった。
……ちょうどいいな。
今ここには残されたカイさんと私しかいない。
Qタロウさん? ふらふらと出て行ったよ。
「あの、カイさん。」
「……なんでしょうか。」
「お話、しませんか?」
にこっといつも通りの笑顔で微笑んだ。
―――――
「……さて、アルジーさん。まだいるんですよね?」
『おお、バレてたか。それでオレになんか用か?』
「私をここに連れてきたのは……貴方がたではありませんね?」
『……お嬢ちゃんは本当鋭いなぁ。』
はあ、とため息をつく。
「さしつめさっき6人を閉じ込めたのは、私の技量を確認するため。そうですよね?アルジーさん。」
そう考えれば、最初の試練にもなんとなく説明がつく。
私がどういう人物なのか……確認するため。
血に慣れているのか……どういう反応をするのか。
『おー怖い怖い。申し訳ないがそこまでは答えられねぇなぁ…。』
「ふーん……まあ、いいですよ。回答を得られただけで充分なので。」
じゃあ、ありがとうございました。
そう告げて私は青い部屋を出た。
『……これは、想定外だねぇ…。』
誰もいなくなった部屋で、アルジーはぽつりと零した。
サラ、ナギサ、お前らソウさんと一緒だったんだろ?
女子だけだと危ないし、オレが一緒に探して行ってやるよ!」
「ジョー……ありがとう。」
「へへっ! 珍しく素直だな!」
「あ、ちょっと単独で行動してもいいですか?」
「ん……? 別に構わないが……。」
少しその前にアルジーに聞きたいことがあるし……。
「ありがとうございます、後で合流しますね。」
「さて……先に出るよ。」
「あ、待ってくれよ! ちょっとだけいいっスか。」
ケイジさんになにか話すことがあるのかなぁ……
私はこのことを他の人に聞かれたくないからな…
もう少し待つか。
サラちゃんとカイさんは何か話をしている。
内容はサラちゃんを気遣うような…
この人、やっぱりサラちゃんを気にかけているなぁ……
急にサラちゃんの顔色が青くなる。
あれ、もしかして例のストーカーだったり?
そんなことを思っていると、
ジョーくんが出てきてそのままサラさんを連れて出て行ってしまった。
……ちょうどいいな。
今ここには残されたカイさんと私しかいない。
Qタロウさん? ふらふらと出て行ったよ。
「あの、カイさん。」
「……なんでしょうか。」
「お話、しませんか?」
にこっといつも通りの笑顔で微笑んだ。
―――――
「……さて、アルジーさん。まだいるんですよね?」
『おお、バレてたか。それでオレになんか用か?』
「私をここに連れてきたのは……貴方がたではありませんね?」
『……お嬢ちゃんは本当鋭いなぁ。』
はあ、とため息をつく。
「さしつめさっき6人を閉じ込めたのは、私の技量を確認するため。そうですよね?アルジーさん。」
そう考えれば、最初の試練にもなんとなく説明がつく。
私がどういう人物なのか……確認するため。
血に慣れているのか……どういう反応をするのか。
『おー怖い怖い。申し訳ないがそこまでは答えられねぇなぁ…。』
「ふーん……まあ、いいですよ。回答を得られただけで充分なので。」
じゃあ、ありがとうございました。
そう告げて私は青い部屋を出た。
『……これは、想定外だねぇ…。』
誰もいなくなった部屋で、アルジーはぽつりと零した。