第一章前編『決意と喪失』
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「……まったく、お前らを見てると
オレがわがまま言ってるみたいに感じるぜ。」
「よし、後は頑張れよサラ、ナギサ!
お前らに全てかかってるからな!」
「……ああ! 任せてくれ!」
「それでは席に着きましょうか。」
カイさんは何か……隠している気がする……
何か、サラちゃんとの関係が…
でもサラちゃんが何かを隠してるようには見えない。
「さて、サラさん。用意は出来てますね?」
「………もちろんだ、ナギサ。」
きっと顔を引き締めるサラちゃん。
私も出来る限りサポートしなきゃな。
そう思いながら、準備が出来たことをアルジーに伝える。
『良かったなぁ、嬢ちゃん。』
「……それって!」
『読み通りってことさ…!
まあ、一応ルール説明はしておくぜ。』
なんとなくまとめようか。
9発の弾丸が入った銃を全員、人形と人間に撃ち込む。
なおセットした弾丸は時計周りに発射されていくが、
全弾セットした瞬間、弾倉は自動で回転して止まるから、
どの弾から始まるかは謎。全て撃ち込んで、人間が全員生存してたら勝ち。
……とまあ、こんな感じだ。予想通りだな。
『よーし、それじゃあ始めよう!
まずは好きなように弾丸をセットしな!』
「………さて、これは実弾を一つセットした後に、
ダミー弾を二つセットするんです。
それを繰り返していきます。
そうすれば、3発のどこかに、必ず実弾がくるでしょう?最初に人形を3体使ってしまっても、これなら大丈夫です。」
「………なるほど、そうなるのか。ありがとう、ナギサ!」
「お役に立ててなにより……かな。」
そうして弾をセットして、弾倉が銃にセットされた所で、弾倉が回転する。
シャカ シャカ シャカ シャカ シャカ ……
そんな音を発して回転は止まった。
『止まったぜ、さあ好きなヤツを順に撃っていきな!
おっと、もちろん同じヤツを撃ったり、的に相談なんかしたら反則だぜ!』
私との相談はいいんだな……本来こういうのって相談ダメなんじゃないか……?
……もしかして私の能力の様子見だったり、とか。
…まさかな。