第一章前編『決意と喪失』
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「ま まさか動きださないよね……」
「これって…もしかして…
ケイジさんが読み上げたメモの内容…覚えていますか?」
「身体を探して…!
そうか、そんなメモが入ってたんだっけ。」
「もしかしたら、箱の人形の顔は、
この胴体と合致するのかも、ですね。」
……嫌な予感がする。
ただの嫌な予感じゃない。誰かが、命を落としてしまうような…。
だめだ。それだけは回避しなくちゃ。
痛くて辛い思いなんてもうさせたくない……。
私の推理も、直感も、よく当たる。
それは“超高校級の探偵”の霧切ちゃんのお墨付きだ。
私は今度こそ、助けなくちゃいけなかった。
「ナギサ? 何かあったのか…?」
怪訝そうな顔をしている二人。
私は考え込んでいたらしい。これ以上迷惑をかけないために慌てて返事をする。
「あ、そういうことじゃないんですけど…
すみません、考えごとすると、
周りが見えなくなっちゃうんですよね…」
ごめんなさいの意をこめてぺこっと頭を下げた。
「そうなのか。でも気をつけるんだぞ。」
「はーい。善処しまーす。」
ちょっと自分でも曖昧な感じだと思うが、
今ほど気づかないのはそうそうない。
殺気の気配なら…この状態でも気づく、と思う…
「あ、ナギサちゃん。今、飾り弾を見つけてね。
銃のことならケイジさんの方が詳しいと思って…
移動しようと思うんだけど、大丈夫かな?」
そう考えていると、ソウさんに話しかけられた。
飾り弾…ダミーの銃弾か。
まあ、私の方が詳しいと思うけど…
そんなことしたら怪しまれるから肯定しておく。
「分かりました。
もう特に気になるとこもないので、行きましょうか。」
そう言って私たちは、ピンクの部屋から出た。
「これって…もしかして…
ケイジさんが読み上げたメモの内容…覚えていますか?」
「身体を探して…!
そうか、そんなメモが入ってたんだっけ。」
「もしかしたら、箱の人形の顔は、
この胴体と合致するのかも、ですね。」
……嫌な予感がする。
ただの嫌な予感じゃない。誰かが、命を落としてしまうような…。
だめだ。それだけは回避しなくちゃ。
痛くて辛い思いなんてもうさせたくない……。
私の推理も、直感も、よく当たる。
それは“超高校級の探偵”の霧切ちゃんのお墨付きだ。
私は今度こそ、助けなくちゃいけなかった。
「ナギサ? 何かあったのか…?」
怪訝そうな顔をしている二人。
私は考え込んでいたらしい。これ以上迷惑をかけないために慌てて返事をする。
「あ、そういうことじゃないんですけど…
すみません、考えごとすると、
周りが見えなくなっちゃうんですよね…」
ごめんなさいの意をこめてぺこっと頭を下げた。
「そうなのか。でも気をつけるんだぞ。」
「はーい。善処しまーす。」
ちょっと自分でも曖昧な感じだと思うが、
今ほど気づかないのはそうそうない。
殺気の気配なら…この状態でも気づく、と思う…
「あ、ナギサちゃん。今、飾り弾を見つけてね。
銃のことならケイジさんの方が詳しいと思って…
移動しようと思うんだけど、大丈夫かな?」
そう考えていると、ソウさんに話しかけられた。
飾り弾…ダミーの銃弾か。
まあ、私の方が詳しいと思うけど…
そんなことしたら怪しまれるから肯定しておく。
「分かりました。
もう特に気になるとこもないので、行きましょうか。」
そう言って私たちは、ピンクの部屋から出た。