第一章前編『決意と喪失』
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ケイジさんは箱が開いたにも関わらず、その中身を見せようとしない。
「何が入っていたんですか?」
「あー……見ない方がいいかも……。」
しかし、私も気になったため、覗いてみる。
…視界に入ったのは、人の、生首……
いや、違う。あまりにも断面が綺麗すぎる。
人形の、頭部だ。
みんなの慌てふためく声が聞こえるが、私はそれを拾い上げた。
「ナギサ、なにやってるんだ!?」
ジョーくんの焦ったような声が聞こえる。
「凄い精巧に出来た人形ですね…」
「えっ……!?」
ふむ、肌の質感、髪の滑らかな感じ……本当によく出来ている。こんなものを作るなんて…一体、何を考えているのだろうか。
「あ、本当だ。ん……? これは、手紙…?」
中には手紙も入ってたらしく、ケイジさんは読み上げる。
[カラダを 見つけて
ワタシを 帰して
テも アシも ないから]
「身体を見つけて…?」
「身体が…どこかにあるんですかね…?」
「見つける必要なんかソウあるのかニャン?
こんなの罠だワン」
「そうだね…手紙通りにする必要はないと思うけど…」
他の人のまだ聞いていない試練の内容もあるが…
おそらくQタロウさんの“このデス・ゲームの仕掛けをする”ということは確かだろう。
となるとまだなにかある可能性も…
まあでもまず、身体を探す事だ。
「そろそろ…この部屋以外も探索してみようか?」
ソウさんの言う事も一理ある。
個人に聞きたいこともあるし…ね?
「うぅ…怖いです…最初の試練みたく…
恐ろしい仕掛けがあったら…」
「ならナオと私とナギサでカンナを見ておくよ。
お前ら危険だったらとりあえすここに戻って来い。」
「へっ? 私もですか?」
待機組に呼ばれると思わず、素っ頓狂な声が出る。
「いや、ナギサも中学生だし…怖いんじゃないかと思ってな。」
「あーなるほど。お気遣いありがとうございます。
でも、ちょっと体を動かしたいんですよねー。」
じっとしてるのは性に合わなくて…
と、付け足す。気を使ってくれたのは嬉しいが、私も調べたいことがある。
「そうか…気をつけろよ、ナギサ。」
納得してくれたようで、ポンとレコさんに肩を叩かれた。見た目のいかつさに反して優しいな…
さて、私は誰と行動しようか…?
私から見て絶賛嘘つき中のソウさんか…
面白れーやつ認定(仮)のケイジさんか…
それとも聞きたいことがあるカイさんか…
「何が入っていたんですか?」
「あー……見ない方がいいかも……。」
しかし、私も気になったため、覗いてみる。
…視界に入ったのは、人の、生首……
いや、違う。あまりにも断面が綺麗すぎる。
人形の、頭部だ。
みんなの慌てふためく声が聞こえるが、私はそれを拾い上げた。
「ナギサ、なにやってるんだ!?」
ジョーくんの焦ったような声が聞こえる。
「凄い精巧に出来た人形ですね…」
「えっ……!?」
ふむ、肌の質感、髪の滑らかな感じ……本当によく出来ている。こんなものを作るなんて…一体、何を考えているのだろうか。
「あ、本当だ。ん……? これは、手紙…?」
中には手紙も入ってたらしく、ケイジさんは読み上げる。
[カラダを 見つけて
ワタシを 帰して
テも アシも ないから]
「身体を見つけて…?」
「身体が…どこかにあるんですかね…?」
「見つける必要なんかソウあるのかニャン?
こんなの罠だワン」
「そうだね…手紙通りにする必要はないと思うけど…」
他の人のまだ聞いていない試練の内容もあるが…
おそらくQタロウさんの“このデス・ゲームの仕掛けをする”ということは確かだろう。
となるとまだなにかある可能性も…
まあでもまず、身体を探す事だ。
「そろそろ…この部屋以外も探索してみようか?」
ソウさんの言う事も一理ある。
個人に聞きたいこともあるし…ね?
「うぅ…怖いです…最初の試練みたく…
恐ろしい仕掛けがあったら…」
「ならナオと私とナギサでカンナを見ておくよ。
お前ら危険だったらとりあえすここに戻って来い。」
「へっ? 私もですか?」
待機組に呼ばれると思わず、素っ頓狂な声が出る。
「いや、ナギサも中学生だし…怖いんじゃないかと思ってな。」
「あーなるほど。お気遣いありがとうございます。
でも、ちょっと体を動かしたいんですよねー。」
じっとしてるのは性に合わなくて…
と、付け足す。気を使ってくれたのは嬉しいが、私も調べたいことがある。
「そうか…気をつけろよ、ナギサ。」
納得してくれたようで、ポンとレコさんに肩を叩かれた。見た目のいかつさに反して優しいな…
さて、私は誰と行動しようか…?
私から見て絶賛嘘つき中のソウさんか…
面白れーやつ認定(仮)のケイジさんか…
それとも聞きたいことがあるカイさんか…