攻め主
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「あ、そこ……んん、気持ちい…………」
………突然だが、俺はピンチである。
ピンチはチャンスとかよく言ったものだけど、ピンチはピンチだ。
なにがピンチかって?分かるだろ、俺の理性だよ。
事の顛末は俺が終一の家に来た所から始まった。
終一は探偵事務所を開いていて、今はデスクワーク中心で働いているのだが……
「最近肩こりが酷くて……マッサージしてくれないかな?」
ちょっと眉を下げて上目遣いで聞かれて断る男子がどこにいるのだろうか。
断るやつは大分正気じゃない。
まあそんなこんなでマッサージをしているわけなのだが……
ちょっとその、声が…あんま俺の理性に良くない……
上のあれはマッサージだからな!?
別に情事の最中とかそういうことじゃないからな!?
そういうわけで、俺の理性は既に満身創痍である。
とは言っても、そういうことは合意なしは良くないわけで。
ちゃんと気遣うタイプなんだよ、俺えらいだろ?
とか思いつつ、終わったぞ、と声をかける。
「あ……すごく楽になった! ありがとう##夢主##くん!」
にへらっと笑う顔がもう……本当可愛くて。
立ち上がろうとする終一をぐいっと引き寄せる。
「ちょっ、##夢主##くん?……んんっ!?」
そのまま喋れないように口を塞いだ。
優しく、思考を奪うようにキスをすれば、ぎゅっと顔を真っ赤にしながらも応えようとしてくれる姿が愛おしい。
突然だったため腰が抜けてしまったのか、
糸が切れたようにがくっと倒れこむ終一。
目はとろんと熱に浮かされたようになっていて、ちょっぴり涙が浮かんでいる。
さて、俺はどうするべきか。
さっきあれだけ我慢したのだから、ちょっとくらい仕返ししたっていいだろう。
「続きは今日の夜、な…?」
微笑めば、こくっと頷いてくれた。
うーん、もう少し頑張れよ、俺の理性。