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「お姉さん、ちょっと聞いてるのぉ〜?」
全く知らない男に絡まれて早数十分
バイト終わりに出発ギリギリの電車に乗ろうとして普段使わない路地裏の道に来たのがいけなかった
まさかこのご時世に路地裏でナンパ待ちしてる男がいると思わないじゃん…
ああ終わった…普通のナンパなら軽くすみませんとか言って断ったらなんとかなるけど今日のお兄さんはやばそうだ
もしかしたらヤクザとかかもしれない
最初からめちゃくちゃ喧嘩腰だし一度「すみません」って言ったら「ぁあ゛?」って言われた
大きな声を出されてからはすっかり萎縮してしまって、黙って俯くことしが出来ない
そこに大通りが見えているのに走って逃げる勇気もない
何度か大通りで大人の男の人と目が合ったけどみんなすぐに目を逸らして立ち去ってしまう
「すみません、急いでいるので…」
やっと声を振り絞った
「いやいや、お姉さんさ〜ちょっと連絡先教えてって言ってるだけじゃん?何言ってんの?」
男が苛立ちを露わにして私の真横の壁をせわしなくトントン指で叩く
どうやら連絡先を教えないと解放されないらしい
でも出来れば教えたくない私は口を噤む
もし連絡先教えたとして毎日鬼電されたり電話番号ばら撒かれたり、挙句は電話番号から住所とか特定されるかもしれない
嫌な方にばっかり思考が進む
「あの本当に勘弁…………
私がそう言いかけた時だった
「邪魔。」
少し低めの違う男の人の声がした
全く知らない男に絡まれて早数十分
バイト終わりに出発ギリギリの電車に乗ろうとして普段使わない路地裏の道に来たのがいけなかった
まさかこのご時世に路地裏でナンパ待ちしてる男がいると思わないじゃん…
ああ終わった…普通のナンパなら軽くすみませんとか言って断ったらなんとかなるけど今日のお兄さんはやばそうだ
もしかしたらヤクザとかかもしれない
最初からめちゃくちゃ喧嘩腰だし一度「すみません」って言ったら「ぁあ゛?」って言われた
大きな声を出されてからはすっかり萎縮してしまって、黙って俯くことしが出来ない
そこに大通りが見えているのに走って逃げる勇気もない
何度か大通りで大人の男の人と目が合ったけどみんなすぐに目を逸らして立ち去ってしまう
「すみません、急いでいるので…」
やっと声を振り絞った
「いやいや、お姉さんさ〜ちょっと連絡先教えてって言ってるだけじゃん?何言ってんの?」
男が苛立ちを露わにして私の真横の壁をせわしなくトントン指で叩く
どうやら連絡先を教えないと解放されないらしい
でも出来れば教えたくない私は口を噤む
もし連絡先教えたとして毎日鬼電されたり電話番号ばら撒かれたり、挙句は電話番号から住所とか特定されるかもしれない
嫌な方にばっかり思考が進む
「あの本当に勘弁…………
私がそう言いかけた時だった
「邪魔。」
少し低めの違う男の人の声がした
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