⑴出会い
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「あれ?知らなかったんですか?ご丁寧にこれまでの経歴から個性の詳細までしっかり書いてたと思いますけど」
「………………」
私は何ももらってないんだけど?、多分私はそんな顔をしてたんだと思う
「まぁ読んでないんで今となってはフェアでいいでしょ。」
「そもそも釣書あるのに読んでなかったんですか?さすが失礼男ですね???」
「なら今、読みましょうか?確かバストサイズからウエストサイズ…後、体重も書いてる気がしましたけど…」
「いいです!!!読まないで!!!」
ヨイショ、と立ち上がって本当に持ってきそうな勢いの彼を慌てて止める
だから言ったでしょ、って笑う彼は相変わらず憎たらしいけどなんだか彼のペースに慣れてしまったのか不思議と嫌な気分はない
「で?歳はいくつですか?」
「………22ですけど。」
「へぇー。同級生ですね」
「へ、へぇ〜…」
同い年には見えませんねって言ってやろうかと思ったけどまた私がいい負けそうなのでそれは踏み止まった
彼はこうして大きな事務所を抱えるプロヒーローだからか、とても平凡な生活を送ってきた私と同級生には見えないくらい落ち着いてる
さぞやおモテになっていることだろう
相手はプロヒーローな上に、悔しいけど見た目もそこら辺の男性よりもかっこいい
黙ってればイケメンなのになぁ、なんて失礼なことを考える
「アンタってほんと…」
「そのアンタ呼びやめてください!私にはみょうじなまえって名前があるんですから!」
さっきからアンタアンタって、私は一応鷹見さんって呼んでるのにって心の中でずっと思っていた
だからお互い苗字で、そう言ったつもりだった
彼がうーんとわざとらしく考える仕草をして何か閃いたらしい
「じゃあ、なまえで。」
「な、、、!?馴れ馴れしいでしょ!?」
突然異性から名前で呼ばれたらいくら20歳を過ぎた大人だったとしても反射的に顔が熱くなる
後から思えば私も大袈裟に反応してしまったかもしれないけど誰だってびっくりすると思う
でも彼は例外らしい
「でも同級生だし、俺、"鷹見さん"って呼ばれるの嫌いなんです。だから気遣ってくださいよ。」
苗字で呼ばれるのが嫌いだと彼は言った
そんなこと言われても…って不満に思いながらもなんだかその理由に今は踏み込んじゃいけないような気がして
結局流されただけのような気がするけれどそれが私と鷹見啓悟の奇妙な出会いだった
第1章 出会い <完>
「………………」
私は何ももらってないんだけど?、多分私はそんな顔をしてたんだと思う
「まぁ読んでないんで今となってはフェアでいいでしょ。」
「そもそも釣書あるのに読んでなかったんですか?さすが失礼男ですね???」
「なら今、読みましょうか?確かバストサイズからウエストサイズ…後、体重も書いてる気がしましたけど…」
「いいです!!!読まないで!!!」
ヨイショ、と立ち上がって本当に持ってきそうな勢いの彼を慌てて止める
だから言ったでしょ、って笑う彼は相変わらず憎たらしいけどなんだか彼のペースに慣れてしまったのか不思議と嫌な気分はない
「で?歳はいくつですか?」
「………22ですけど。」
「へぇー。同級生ですね」
「へ、へぇ〜…」
同い年には見えませんねって言ってやろうかと思ったけどまた私がいい負けそうなのでそれは踏み止まった
彼はこうして大きな事務所を抱えるプロヒーローだからか、とても平凡な生活を送ってきた私と同級生には見えないくらい落ち着いてる
さぞやおモテになっていることだろう
相手はプロヒーローな上に、悔しいけど見た目もそこら辺の男性よりもかっこいい
黙ってればイケメンなのになぁ、なんて失礼なことを考える
「アンタってほんと…」
「そのアンタ呼びやめてください!私にはみょうじなまえって名前があるんですから!」
さっきからアンタアンタって、私は一応鷹見さんって呼んでるのにって心の中でずっと思っていた
だからお互い苗字で、そう言ったつもりだった
彼がうーんとわざとらしく考える仕草をして何か閃いたらしい
「じゃあ、なまえで。」
「な、、、!?馴れ馴れしいでしょ!?」
突然異性から名前で呼ばれたらいくら20歳を過ぎた大人だったとしても反射的に顔が熱くなる
後から思えば私も大袈裟に反応してしまったかもしれないけど誰だってびっくりすると思う
でも彼は例外らしい
「でも同級生だし、俺、"鷹見さん"って呼ばれるの嫌いなんです。だから気遣ってくださいよ。」
苗字で呼ばれるのが嫌いだと彼は言った
そんなこと言われても…って不満に思いながらもなんだかその理由に今は踏み込んじゃいけないような気がして
結局流されただけのような気がするけれどそれが私と鷹見啓悟の奇妙な出会いだった
第1章 出会い <完>