⑴出会い
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「あ………こんにち、は」
自分の声がまた震えているのが分かる
緊張で全然声が出ていない
「こんにちは〜。今日は少し暑いですね」
彼は私を一瞥するとまたすぐに窓際の景色に目を移す
私の声がちゃんと聞こえているのかは分からないけどすごく優しそうな人に見えた
そう、綺麗な紅い翼が印象的で、、、
あれ?なんか…………
この人、、、、、
「………あっ!」
「えっ?」
彼が再びこちらを向いて少し驚いた顔をしてるのに気が付いてハッとした
あ、私、今声出てた?
「あ、すみません…。なんか見たことあるなって思って…」
あ〜なるほどね、って少し興味がなさそうに笑った彼が
「鷹見啓悟。ヒーロー名はホークスです」
少し呆れた顔で笑って自己紹介を始めた
そうだこの人、、、
NO.2ヒーローのホークスだ
「あっ、えっと、私は………」
自分もちゃんと自己紹介しなきゃと慌てて名前を名乗ろうとした声を彼が遮る
「あ〜、いいです。興味ないんで」
…………?
なんて言った?
目の前に立ってる彼は相変わらず人懐っこい笑みを浮かべている
「え?なんて…?」
咄嗟に聞き間違えたかと思ってもう一度聞く
「だから名乗らなくていいです。いや〜、そもそも個性婚?そういうの全く興味ないんですよ、俺。」
「…………はぁ?」
「素直に言うと早く帰りたいです」
また彼が笑った
「えっ、なんですか?感じ悪ッ!」
「あははは〜率直ですね」
もうここが見合いの会場だとか彼が超有名プロヒーローだとかこれが上司の紹介だとかそんなことは微塵も頭になかった
「えっ、テレビと全く違いますね!?
今、めちゃくちゃ感じ悪いですよ」
「ありがとうございます。一応、愛想振りまくのも仕事の内なんで。ヒーローってそういうもんだと思いません?」
特に悪びれた様子もない彼にまたカチンとくる
「こっちは初めてのお見合いで!めちゃくちゃ緊張して!ここまで来たんです!部屋に入ったらちょっと優しそうな人がいて安心したのに!」
「へぇ、優しい人がいたからあわよくば〜って思ったんですか?」
「…………最低です。天下のNO.2ヒーロー様がこんなに失礼な人だと思いませんでした!!!」
「あははは〜ご期待に添えずすみません。随分理想が高そうで大変ですね。」
「〜〜〜ッッ!!!」
開いた口が塞がらないとはまさにこの事だと思った
人生で初めてのお見合いは最低最悪なクソ男が相手でした
「帰りたいのはこっちです…」
自分の声がまた震えているのが分かる
緊張で全然声が出ていない
「こんにちは〜。今日は少し暑いですね」
彼は私を一瞥するとまたすぐに窓際の景色に目を移す
私の声がちゃんと聞こえているのかは分からないけどすごく優しそうな人に見えた
そう、綺麗な紅い翼が印象的で、、、
あれ?なんか…………
この人、、、、、
「………あっ!」
「えっ?」
彼が再びこちらを向いて少し驚いた顔をしてるのに気が付いてハッとした
あ、私、今声出てた?
「あ、すみません…。なんか見たことあるなって思って…」
あ〜なるほどね、って少し興味がなさそうに笑った彼が
「鷹見啓悟。ヒーロー名はホークスです」
少し呆れた顔で笑って自己紹介を始めた
そうだこの人、、、
NO.2ヒーローのホークスだ
「あっ、えっと、私は………」
自分もちゃんと自己紹介しなきゃと慌てて名前を名乗ろうとした声を彼が遮る
「あ〜、いいです。興味ないんで」
…………?
なんて言った?
目の前に立ってる彼は相変わらず人懐っこい笑みを浮かべている
「え?なんて…?」
咄嗟に聞き間違えたかと思ってもう一度聞く
「だから名乗らなくていいです。いや〜、そもそも個性婚?そういうの全く興味ないんですよ、俺。」
「…………はぁ?」
「素直に言うと早く帰りたいです」
また彼が笑った
「えっ、なんですか?感じ悪ッ!」
「あははは〜率直ですね」
もうここが見合いの会場だとか彼が超有名プロヒーローだとかこれが上司の紹介だとかそんなことは微塵も頭になかった
「えっ、テレビと全く違いますね!?
今、めちゃくちゃ感じ悪いですよ」
「ありがとうございます。一応、愛想振りまくのも仕事の内なんで。ヒーローってそういうもんだと思いません?」
特に悪びれた様子もない彼にまたカチンとくる
「こっちは初めてのお見合いで!めちゃくちゃ緊張して!ここまで来たんです!部屋に入ったらちょっと優しそうな人がいて安心したのに!」
「へぇ、優しい人がいたからあわよくば〜って思ったんですか?」
「…………最低です。天下のNO.2ヒーロー様がこんなに失礼な人だと思いませんでした!!!」
「あははは〜ご期待に添えずすみません。随分理想が高そうで大変ですね。」
「〜〜〜ッッ!!!」
開いた口が塞がらないとはまさにこの事だと思った
人生で初めてのお見合いは最低最悪なクソ男が相手でした
「帰りたいのはこっちです…」