⑴出会い
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意外にもうちの母親の意見は肯定的だった
「あらー。有難い話じゃない。上司さんの紹介なら相手の人もきちんとした人だろうしいいんじゃない?」
まだ会ってもいないのにお母さんの声色はとても嬉しそうで、何の仕事をしてる人?名前は聞いたの?うちの個性と相性が良いってどんな個性なのかしら?って前のめりの質問が止まらない
「そんなの知らないよ。詳細聞いてないし」
少しぶっきらぼうに電話を切った
お母さんはまだ電話口で「嬉しい報告、期待してるわね」って言ってたけど聞こえないふりをする
「はぁ………」
今日何度目か分からないため息がまたひとつこぼれた
〜 一週間後 〜
私は今日初めてこのセントラルホテルを訪れた
前々から建物の存在は知っていたけど、豪華な装飾、丁寧なホテルマン、宿泊客もみんな品の良さが滲み出ていた
普段よりも少しだけお洒落した格好をしてみたけど、それでもこんな所に私みたいな一般庶民が来ていたら浮いてるんじゃないだろうか?って不安になるくらい綺麗な場所だ
「………高そう。」
指定された場所はここ、セントラルホテル
今日は顔合わせだから気軽に来てくれたらいいと上司から連絡をもらって指定された場所に向かう
その辺に置いてある装飾品全部が高級な物に見えた
「………ここだ。」
地図を見ながら徘徊すること数十分
予定の時間よりも30分早く着いた
社会人としては上出来だ
コンコン
控えめに目の前の扉をノックしてみるけど少し遅れて「はーい」って間の抜けた声が聞こえた
…あ、誰かいる
意を決して「し、失礼します」って扉を開けると同時に震えた自分の声が聞こえた
中もやっぱり綺麗で豪華な装飾
外からは一面の綺麗な景色が見えるいわゆる高層階の個室だ
そこに4つ、料理のテーブルセットが並んでいるのが見えてこれが現実なんだと思い知らされる
奥の窓際に金髪の男性が立っているのが見えて私は一目で目を奪われた
綺麗な紅い翼が印象的で、なんて綺麗なんだろうって生まれて初めて他人に見とれた
背は170くらいありそうできっちり黒いスーツを着こなした男性は私を見て人懐っこい笑顔を浮かべて話しかけてくる
「あれ〜、早いですね〜」
「あらー。有難い話じゃない。上司さんの紹介なら相手の人もきちんとした人だろうしいいんじゃない?」
まだ会ってもいないのにお母さんの声色はとても嬉しそうで、何の仕事をしてる人?名前は聞いたの?うちの個性と相性が良いってどんな個性なのかしら?って前のめりの質問が止まらない
「そんなの知らないよ。詳細聞いてないし」
少しぶっきらぼうに電話を切った
お母さんはまだ電話口で「嬉しい報告、期待してるわね」って言ってたけど聞こえないふりをする
「はぁ………」
今日何度目か分からないため息がまたひとつこぼれた
〜 一週間後 〜
私は今日初めてこのセントラルホテルを訪れた
前々から建物の存在は知っていたけど、豪華な装飾、丁寧なホテルマン、宿泊客もみんな品の良さが滲み出ていた
普段よりも少しだけお洒落した格好をしてみたけど、それでもこんな所に私みたいな一般庶民が来ていたら浮いてるんじゃないだろうか?って不安になるくらい綺麗な場所だ
「………高そう。」
指定された場所はここ、セントラルホテル
今日は顔合わせだから気軽に来てくれたらいいと上司から連絡をもらって指定された場所に向かう
その辺に置いてある装飾品全部が高級な物に見えた
「………ここだ。」
地図を見ながら徘徊すること数十分
予定の時間よりも30分早く着いた
社会人としては上出来だ
コンコン
控えめに目の前の扉をノックしてみるけど少し遅れて「はーい」って間の抜けた声が聞こえた
…あ、誰かいる
意を決して「し、失礼します」って扉を開けると同時に震えた自分の声が聞こえた
中もやっぱり綺麗で豪華な装飾
外からは一面の綺麗な景色が見えるいわゆる高層階の個室だ
そこに4つ、料理のテーブルセットが並んでいるのが見えてこれが現実なんだと思い知らされる
奥の窓際に金髪の男性が立っているのが見えて私は一目で目を奪われた
綺麗な紅い翼が印象的で、なんて綺麗なんだろうって生まれて初めて他人に見とれた
背は170くらいありそうできっちり黒いスーツを着こなした男性は私を見て人懐っこい笑顔を浮かべて話しかけてくる
「あれ〜、早いですね〜」