まさかの野球という形で終わった交流会。
彼氏である虎杖の活躍に熱冷めやらぬといった状態で、とにかく楽しそうに語っていた彼女の唇を、虎杖は振り向きざまに奪った。

「……ぁ、ふぅ……んっ」

突然の事に戸惑う彼女だったが、連続する甘い刺激に思考が回らない。
苦しくなって離れようと試みるも、いつの間にか腰に回されていた虎杖の手が、それを許しはしなかった。

やがて、くたくたになった彼女を抱きしめながら、虎杖は、

「……ごめん。可愛くて、つい」

罰が悪そうに呟くのだった。