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虎杖悠仁
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夜。珍しくお酒のにおいなんかさせて帰って来たナマエを出迎えたのは同棲している虎杖だった。
「あ、ゆーじくん!ただいまー」
「……や、どう見ても酔いすぎでしょ」
虎杖が目に入るなり、陽気に手をひらひらとさせたナマエ。
遅くなるとは聞いていたが飲み会とは一言も伝えられて無かった虎杖は、正直複雑な心境のまま、彼女を居間へと連れて行った。
ナマエを椅子に座らせた虎杖は、すかさず、グラス一杯の水を彼女に手渡した。
受け取ったばかりのそれを美味しそうに飲み干してから、ナマエは、はっとしたように虎杖を見た。
「聞いてよゆーじくん!今日、飲み会で後輩に合コン誘われたんだけど!」
「んなぁ!?」
何だそりゃ!?と虎杖のお尻から垂れていた長い尻尾がピンっと逆立つ。
瞬時に嫌な想像を沢山したが、とりあえずは、構わず言葉を紡ぐ彼女の話を聞くことにした。
「でね、勿論断ったんだけど、そしたらその子なんて言ったと思う?」
「うん?」
「先輩、彼氏も居ないのにそんな余裕ぶっこいてて大丈夫なんですかー?だって!」
余計なお世話だよね!
そう言ってナマエは、テーブルを握りこぶしで叩きつけた。
これ以上はグラスを割りかねないと、咄嗟に彼女の手からグラスを奪い取った虎杖は
未だ腹の虫がおさまらない様子の彼女の頬に優しく手を添えて口を開いた。
「だからって飲みすぎ。その後輩の子は知らなくても、ナマエには俺がいるでしょうが」
「っ……悠仁くん」
「ちゃんと反省す、てうおっ!?」
真面目なトーンで見つめ合っていた中、突然、目に涙を浮かべたナマエが虎杖に抱き着いた。
それこそ覆いかぶさる勢いであったが、体幹の良い虎杖は余裕な様子で彼女を受け止め、暫く泣きじゃくるのを宥めていた。
散々、虎杖の服を濡らした後。
落ち着いた様子で顔を上げたナマエの顔は、酔いが冷めてきたのか、恥ずかし気に視線を逸らして頭上にある虎杖の顔を見ないように努めていた。
「あ、あの……取り乱してごめんね。ちょっとシャワー浴びてくるね」
そう言って立ち上がろうとしたナマエを、虎杖は腰に手を回して制止する。
てっきり話はついたものかと思っていたナマエは、いつもとは纏う雰囲気が異なる虎杖の笑顔を目にして、咄嗟に嫌な予感が過った。
「言っとくけど、まだ俺の中じゃ何もスッキリしてねぇから!」
「っ……」
「まず飲み会があるって言わなかったことだろー。それから自棄になる前に俺んこと頼ってくれなかったこと。あとはー」
「あ、あのっ、悠仁く」
むぐっとナマエの顔を虎杖が鷲掴みにする。
満面の笑みで言葉を続ける虎杖に、ナマエからは冷や汗が滲み出ていた。
「そんな無防備な姿、俺以外にも簡単に見せちゃったところ」
「んっ」
言い終えてすぐ、噛みつくような口付けがナマエを襲う。
反応する間もなく、ぬるりと舌が、ナマエの口内に侵入した。
反射的に仰反ろうとしたナマエだったが、気付けば後頭部に添えられていた虎杖の手によってそれは叶わなかった。
「んっ……っはぁ、んん」
息継ぎも疎らに、貪られるようなキスが繰り返された。
離れ際、下唇を甘噛みし、吸い付いてからわざとリップ音を立てて顔を上げた虎杖。
その瞳には、思考が上手く機能していないのか、蕩けた顔で虎杖を見つめながら固まるナマエがいた。
「ーーぅあっ」
「……隙だらけなんだよなぁ」
「っ……ゃ、くすぐったいっ」
ゆらゆらと自由に動いていた虎杖の長い尻尾が、ナマエの首筋を器用に毛先だけ触れては離れる。
くすぐったそうに身をよじるナマエを見つめながら、虎杖は目を細めて呟いた。
「あんまりだと、俺ナマエのこと食べちゃうよ?」
不意にナマエの首に尻尾が巻きついた。
はっとした時には、大きく口を開け、人よりも鋭く見える牙を見せて接近してくる虎杖がいて。
思わず目を瞑れば、暫くしてから、
「ふはっ……冗談だって」
揶揄うように言って触れるだけのキスをする虎杖だった。
「反省した?」
「っ……う、うん。ごめん、以後気をつけます……」
「んーっ、よすよす!じゃ、さっさとお風呂入っちゃおうぜ!」
わしゃわしゃと両手で挟んだナマエの頭を撫でてから、虎杖は彼女の身体を軽々と持ち上げて脱衣所へと向かった。
「あ、ゆーじくん!ただいまー」
「……や、どう見ても酔いすぎでしょ」
虎杖が目に入るなり、陽気に手をひらひらとさせたナマエ。
遅くなるとは聞いていたが飲み会とは一言も伝えられて無かった虎杖は、正直複雑な心境のまま、彼女を居間へと連れて行った。
ナマエを椅子に座らせた虎杖は、すかさず、グラス一杯の水を彼女に手渡した。
受け取ったばかりのそれを美味しそうに飲み干してから、ナマエは、はっとしたように虎杖を見た。
「聞いてよゆーじくん!今日、飲み会で後輩に合コン誘われたんだけど!」
「んなぁ!?」
何だそりゃ!?と虎杖のお尻から垂れていた長い尻尾がピンっと逆立つ。
瞬時に嫌な想像を沢山したが、とりあえずは、構わず言葉を紡ぐ彼女の話を聞くことにした。
「でね、勿論断ったんだけど、そしたらその子なんて言ったと思う?」
「うん?」
「先輩、彼氏も居ないのにそんな余裕ぶっこいてて大丈夫なんですかー?だって!」
余計なお世話だよね!
そう言ってナマエは、テーブルを握りこぶしで叩きつけた。
これ以上はグラスを割りかねないと、咄嗟に彼女の手からグラスを奪い取った虎杖は
未だ腹の虫がおさまらない様子の彼女の頬に優しく手を添えて口を開いた。
「だからって飲みすぎ。その後輩の子は知らなくても、ナマエには俺がいるでしょうが」
「っ……悠仁くん」
「ちゃんと反省す、てうおっ!?」
真面目なトーンで見つめ合っていた中、突然、目に涙を浮かべたナマエが虎杖に抱き着いた。
それこそ覆いかぶさる勢いであったが、体幹の良い虎杖は余裕な様子で彼女を受け止め、暫く泣きじゃくるのを宥めていた。
散々、虎杖の服を濡らした後。
落ち着いた様子で顔を上げたナマエの顔は、酔いが冷めてきたのか、恥ずかし気に視線を逸らして頭上にある虎杖の顔を見ないように努めていた。
「あ、あの……取り乱してごめんね。ちょっとシャワー浴びてくるね」
そう言って立ち上がろうとしたナマエを、虎杖は腰に手を回して制止する。
てっきり話はついたものかと思っていたナマエは、いつもとは纏う雰囲気が異なる虎杖の笑顔を目にして、咄嗟に嫌な予感が過った。
「言っとくけど、まだ俺の中じゃ何もスッキリしてねぇから!」
「っ……」
「まず飲み会があるって言わなかったことだろー。それから自棄になる前に俺んこと頼ってくれなかったこと。あとはー」
「あ、あのっ、悠仁く」
むぐっとナマエの顔を虎杖が鷲掴みにする。
満面の笑みで言葉を続ける虎杖に、ナマエからは冷や汗が滲み出ていた。
「そんな無防備な姿、俺以外にも簡単に見せちゃったところ」
「んっ」
言い終えてすぐ、噛みつくような口付けがナマエを襲う。
反応する間もなく、ぬるりと舌が、ナマエの口内に侵入した。
反射的に仰反ろうとしたナマエだったが、気付けば後頭部に添えられていた虎杖の手によってそれは叶わなかった。
「んっ……っはぁ、んん」
息継ぎも疎らに、貪られるようなキスが繰り返された。
離れ際、下唇を甘噛みし、吸い付いてからわざとリップ音を立てて顔を上げた虎杖。
その瞳には、思考が上手く機能していないのか、蕩けた顔で虎杖を見つめながら固まるナマエがいた。
「ーーぅあっ」
「……隙だらけなんだよなぁ」
「っ……ゃ、くすぐったいっ」
ゆらゆらと自由に動いていた虎杖の長い尻尾が、ナマエの首筋を器用に毛先だけ触れては離れる。
くすぐったそうに身をよじるナマエを見つめながら、虎杖は目を細めて呟いた。
「あんまりだと、俺ナマエのこと食べちゃうよ?」
不意にナマエの首に尻尾が巻きついた。
はっとした時には、大きく口を開け、人よりも鋭く見える牙を見せて接近してくる虎杖がいて。
思わず目を瞑れば、暫くしてから、
「ふはっ……冗談だって」
揶揄うように言って触れるだけのキスをする虎杖だった。
「反省した?」
「っ……う、うん。ごめん、以後気をつけます……」
「んーっ、よすよす!じゃ、さっさとお風呂入っちゃおうぜ!」
わしゃわしゃと両手で挟んだナマエの頭を撫でてから、虎杖は彼女の身体を軽々と持ち上げて脱衣所へと向かった。
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