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好きなあの子とじゅじゅ男子
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今朝はちょっとのんびりしすぎてて。
つい、いつもより遅れて登校したら、廊下で同期の硝子ちゃんに背後から抱きつかれた。
「あー、だるー」
「……おはよう硝子ちゃん。て、起きてる?」
ああ、昨日も遅くまで夜更かししたのかな、なんて思ってたら、肩に顔を乗せて伏せていた硝子ちゃんが急に黙り込み始める。
声を掛けると、「……うぃ」と今にも寝てしまいそうな、まどろんだ声が返って来たので、私は小さくため息を吐いてから、仕方なくそのまま彼女を引きずるようにして教室まで歩いた。
やっとの思いで教室に着くと、いつもゆとりを持って登校している夏油君と珍しく先に登校していた五条君とが席に着いて談笑を楽しんでいた。
こちらに気づくなり少し驚いたような表情で見てきた2人に、私はおはようと声を掛けてから硝子にも声を掛けた。
「ほら、教室着いたよ。寝るなら自分の席で寝て」
「ん…もう少し……」
「私は抱き枕じゃありませーん!」
諦めてお腹の辺りで繋がれた硝子ちゃんの手を外そうとしたけれど何故だか全力で力を込めて拒まれてしまい目論見は失敗に終わる。
仕方ないので自分の机に荷物を置いて始業時間まで待つことに決めた私を見て「朝から大変だね」なんて夏油君が苦笑いした。
大変と言われれば、朝からヒト1人を引きずって来るのは確かに大変だったが、硝子ちゃんからは度々こうして身体を抱き枕代わりにされる事があったので、実はさほど気にしていない。
それよりも、そんな私たちを明らかジト目で、机に肘をつきながらじっと見つめてくる五条君の方が、私はよっぽど気になった。
おかしいな……さっきは廊下まで五条君の大きな笑い声が聞こえてきてたはずなんだけど。
「んだよ」
「ぇ……ああ、ごめん。何でもないよ」
チラリと横目で見れば、私の視線に気づいた五条君から凄い圧で返されたので気まずくて顔を俯ける。
困惑する私に気づいた夏油君が彼に声を掛けてくれたが、彼は聞く耳を持つことなく、ただ黙って私の事を見つめていた。
やがて始業のベルが鳴り、やっとこさ離れて自分の席に着いた硝子ちゃんは、大きな欠伸をしてから、肘をついて、隣の席の私と向かい合った。
「いや、実は昨日飲みすぎちゃってさ」
「…うん」
「起きたら全身怠くて怠くて」
「で、私を抱き枕にしたと?」
「そっ。ナマエ、抱き心地良いからよく眠れるんだよね」
にっと歯を見せて笑う硝子ちゃんはまだ少し眠たそうな目をしていた。
硝子ちゃんが笑うのと同時に、私の背後で何やら舌打ちのような音が聞こえてきた気がしたが、私の隣の席は五条君なので、あえてやり過ごす事に決めた。
間もなく入って来た先生は、いつものように挨拶を済ませ、授業を始めた。
授業を終えて休み時間になった途端、彼は突如として動き出した。
ガタっと大きな音を立てて椅子から立ち上がった五条君は、私の死角である背後から唐突に肩に手を回して抱きしめてきた。
吃驚しすぎて判断が追い付かず固まっていると、耳元から彼の不貞腐れた声が響いてきた。
「おい硝子、今度オーダーメイドの抱き枕買ってやっからこいつで寝んな!」
「あー、はいはい。めんどくさ」
「……えっ?や、なんで?どうしてそんな話になったの?」
訳が分からず問いただす私を見て、心底面白そうな顔をしていた夏油くんが「つまり妬いてんのさ、こいつが」と五条君の方を指差して教えてくれる。
直後、五条君が夏油君に文句を言い始めたのだけれど、相変わらず情報処理の遅い私は、夏油君の言う妬いたの意味に気づくまで、もう少し時間が掛かった。
でも、理解出来た途端、体中の血の巡りが急に速くなったような気がした私は、堪らず五条君の方を見上げて確認をとろうとしたのを彼の大きく広げた手の平に掴まれ阻まれた。
「っ…、あ、あの」
「うっせぇ、喋んな。抱き枕なら抱き枕らしく、黙って俺に抱かれてろよ」
「悟、言い方」
そうこうしているうちにまた始業のチャイムが鳴るのだが、当然授業になんて集中出来ずにいた私は、後からこの緩みきった顔を五条君につねられまくる事になるのだった。
「だっひぇ、ごひょーくんがやひもひやいひぇくれふぇうれひぃんだもん」
「良いから黙ってろ。な?」
つい、いつもより遅れて登校したら、廊下で同期の硝子ちゃんに背後から抱きつかれた。
「あー、だるー」
「……おはよう硝子ちゃん。て、起きてる?」
ああ、昨日も遅くまで夜更かししたのかな、なんて思ってたら、肩に顔を乗せて伏せていた硝子ちゃんが急に黙り込み始める。
声を掛けると、「……うぃ」と今にも寝てしまいそうな、まどろんだ声が返って来たので、私は小さくため息を吐いてから、仕方なくそのまま彼女を引きずるようにして教室まで歩いた。
やっとの思いで教室に着くと、いつもゆとりを持って登校している夏油君と珍しく先に登校していた五条君とが席に着いて談笑を楽しんでいた。
こちらに気づくなり少し驚いたような表情で見てきた2人に、私はおはようと声を掛けてから硝子にも声を掛けた。
「ほら、教室着いたよ。寝るなら自分の席で寝て」
「ん…もう少し……」
「私は抱き枕じゃありませーん!」
諦めてお腹の辺りで繋がれた硝子ちゃんの手を外そうとしたけれど何故だか全力で力を込めて拒まれてしまい目論見は失敗に終わる。
仕方ないので自分の机に荷物を置いて始業時間まで待つことに決めた私を見て「朝から大変だね」なんて夏油君が苦笑いした。
大変と言われれば、朝からヒト1人を引きずって来るのは確かに大変だったが、硝子ちゃんからは度々こうして身体を抱き枕代わりにされる事があったので、実はさほど気にしていない。
それよりも、そんな私たちを明らかジト目で、机に肘をつきながらじっと見つめてくる五条君の方が、私はよっぽど気になった。
おかしいな……さっきは廊下まで五条君の大きな笑い声が聞こえてきてたはずなんだけど。
「んだよ」
「ぇ……ああ、ごめん。何でもないよ」
チラリと横目で見れば、私の視線に気づいた五条君から凄い圧で返されたので気まずくて顔を俯ける。
困惑する私に気づいた夏油君が彼に声を掛けてくれたが、彼は聞く耳を持つことなく、ただ黙って私の事を見つめていた。
やがて始業のベルが鳴り、やっとこさ離れて自分の席に着いた硝子ちゃんは、大きな欠伸をしてから、肘をついて、隣の席の私と向かい合った。
「いや、実は昨日飲みすぎちゃってさ」
「…うん」
「起きたら全身怠くて怠くて」
「で、私を抱き枕にしたと?」
「そっ。ナマエ、抱き心地良いからよく眠れるんだよね」
にっと歯を見せて笑う硝子ちゃんはまだ少し眠たそうな目をしていた。
硝子ちゃんが笑うのと同時に、私の背後で何やら舌打ちのような音が聞こえてきた気がしたが、私の隣の席は五条君なので、あえてやり過ごす事に決めた。
間もなく入って来た先生は、いつものように挨拶を済ませ、授業を始めた。
授業を終えて休み時間になった途端、彼は突如として動き出した。
ガタっと大きな音を立てて椅子から立ち上がった五条君は、私の死角である背後から唐突に肩に手を回して抱きしめてきた。
吃驚しすぎて判断が追い付かず固まっていると、耳元から彼の不貞腐れた声が響いてきた。
「おい硝子、今度オーダーメイドの抱き枕買ってやっからこいつで寝んな!」
「あー、はいはい。めんどくさ」
「……えっ?や、なんで?どうしてそんな話になったの?」
訳が分からず問いただす私を見て、心底面白そうな顔をしていた夏油くんが「つまり妬いてんのさ、こいつが」と五条君の方を指差して教えてくれる。
直後、五条君が夏油君に文句を言い始めたのだけれど、相変わらず情報処理の遅い私は、夏油君の言う妬いたの意味に気づくまで、もう少し時間が掛かった。
でも、理解出来た途端、体中の血の巡りが急に速くなったような気がした私は、堪らず五条君の方を見上げて確認をとろうとしたのを彼の大きく広げた手の平に掴まれ阻まれた。
「っ…、あ、あの」
「うっせぇ、喋んな。抱き枕なら抱き枕らしく、黙って俺に抱かれてろよ」
「悟、言い方」
そうこうしているうちにまた始業のチャイムが鳴るのだが、当然授業になんて集中出来ずにいた私は、後からこの緩みきった顔を五条君につねられまくる事になるのだった。
「だっひぇ、ごひょーくんがやひもひやいひぇくれふぇうれひぃんだもん」
「良いから黙ってろ。な?」
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