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夏油傑
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「あー、夏油くん好きぃ……今日もカッコイイ、一番輝いてる」
「はいはい」
て、慣れたように流してる夏油なんだけど、度々、割って入ってくる五条に揶揄われてる彼女を見て、内心もやっとしてる夏油はいる。
「君には私よりも悟の方がお似合いなんじゃないかい」
「え゛!?そそそんなとんでもない!私なんか誰とも似合わないよ!!」
「そう思うのなら、あまり人にあからさまな好意を向けるべきではないね。大体、君だって虚しいだけだろう? 自分で言うのもなんだけど、私にはほとんど相手にさえされてない訳だし」
「そっそんな事ない! そんな事ないよ!! だって、私が夏油くんに好きだって言うのは、本当に好きだなって思うからだしっっ。それを受け入れる受け入れないは勿論、夏油くんが決める事であって私じゃないわけだけど……でも、私は自分の気持ちが、毎日声に出して伝えられてる事に幸せを感じてるから……だから、それが迷惑だったんなら、言って欲しい…………そしたらごめん、もう二度と言わないから」
「え……」
二度と言わないからの台詞に身体が勝手に反応してしまう夏油。
内心戸惑ってたら、黙っている事に申し訳なさを感じた彼女が自己完結するなり謝罪して教室を出ていく。
そのまま翌日になって、本当に何も言って来なくなるのだから、謎にモヤモヤしてしまう夏油。
追い打ちをかますかのようにそんな彼女を揶揄う五条がいて距離感なんかに余計苛々してしまう。
「んだよ、今日なんか大人しくね?」
「えぇー?そんな事ないよ。五条くんこそ、今日は珍しく早いんだね」
「珍しくは余計だろ。つーか、お前こそ、大好きな傑への挨拶はどうしたんだよ」
「え、ああ、おはよう! 夏油くん!」
「ん、ああ……おはよう」
「? おい硝子、あいつらなんかあったのか?」
「さあね。私が知るわけないだろ」
「ふーん……まあいっか。なあところでお前今日さー」
そして暫くはこの微妙な関係性が続く訳なのだが、ようやく彼女の方が慣れてきた頃ぐらいに1人なのを見計らって夏油から接触してくるから吃驚する彼女。
「私のことかき乱すだけ乱して……たった一度拒まれた位で諦められる人間なのかい君は。
だとしたら幻滅だね……所詮、君の私への想いなんて、その程度だったって事なのかな」
「え?や、そんな事ない!私は本当に夏油くんがっ……」
「何?言ってごらん」
「げ、夏油くんが…………っ、言っても良い、の……?」
「……ああ、言ってくれないか…………頼むよ」
向かい合った彼女の二の腕を掴み、項垂れながら、消え入りそうな声でそう発した夏油に、彼女は涙を流しながら、溢れ出した想いをめいいっぱい口にするのだった。
【お題メーカーで出た台詞で書いたものです。好きの主張が強めな彼女とそんな彼女にいつの間にか惹かれてた無自覚夏油さんのお話でした。】
「はいはい」
て、慣れたように流してる夏油なんだけど、度々、割って入ってくる五条に揶揄われてる彼女を見て、内心もやっとしてる夏油はいる。
「君には私よりも悟の方がお似合いなんじゃないかい」
「え゛!?そそそんなとんでもない!私なんか誰とも似合わないよ!!」
「そう思うのなら、あまり人にあからさまな好意を向けるべきではないね。大体、君だって虚しいだけだろう? 自分で言うのもなんだけど、私にはほとんど相手にさえされてない訳だし」
「そっそんな事ない! そんな事ないよ!! だって、私が夏油くんに好きだって言うのは、本当に好きだなって思うからだしっっ。それを受け入れる受け入れないは勿論、夏油くんが決める事であって私じゃないわけだけど……でも、私は自分の気持ちが、毎日声に出して伝えられてる事に幸せを感じてるから……だから、それが迷惑だったんなら、言って欲しい…………そしたらごめん、もう二度と言わないから」
「え……」
二度と言わないからの台詞に身体が勝手に反応してしまう夏油。
内心戸惑ってたら、黙っている事に申し訳なさを感じた彼女が自己完結するなり謝罪して教室を出ていく。
そのまま翌日になって、本当に何も言って来なくなるのだから、謎にモヤモヤしてしまう夏油。
追い打ちをかますかのようにそんな彼女を揶揄う五条がいて距離感なんかに余計苛々してしまう。
「んだよ、今日なんか大人しくね?」
「えぇー?そんな事ないよ。五条くんこそ、今日は珍しく早いんだね」
「珍しくは余計だろ。つーか、お前こそ、大好きな傑への挨拶はどうしたんだよ」
「え、ああ、おはよう! 夏油くん!」
「ん、ああ……おはよう」
「? おい硝子、あいつらなんかあったのか?」
「さあね。私が知るわけないだろ」
「ふーん……まあいっか。なあところでお前今日さー」
そして暫くはこの微妙な関係性が続く訳なのだが、ようやく彼女の方が慣れてきた頃ぐらいに1人なのを見計らって夏油から接触してくるから吃驚する彼女。
「私のことかき乱すだけ乱して……たった一度拒まれた位で諦められる人間なのかい君は。
だとしたら幻滅だね……所詮、君の私への想いなんて、その程度だったって事なのかな」
「え?や、そんな事ない!私は本当に夏油くんがっ……」
「何?言ってごらん」
「げ、夏油くんが…………っ、言っても良い、の……?」
「……ああ、言ってくれないか…………頼むよ」
向かい合った彼女の二の腕を掴み、項垂れながら、消え入りそうな声でそう発した夏油に、彼女は涙を流しながら、溢れ出した想いをめいいっぱい口にするのだった。
【お題メーカーで出た台詞で書いたものです。好きの主張が強めな彼女とそんな彼女にいつの間にか惹かれてた無自覚夏油さんのお話でした。】
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