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片想いのじゅじゅ男子と彼女のお話
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「お前、見る目ねぇよな」
彼女に初めての彼氏が出来た事を知ってからやっと自身の恋心を自覚するタイプ。
自覚してからはまあ、事あるごとに彼女の彼氏を蔑むもんだから、彼女とも仲がこじれちゃう。
そんなある時、泣きながら寮に入ろうとする彼女を見かけ、散々悩んだ挙げ句に部屋の前で声を掛ける五条。
大丈夫だと繰り返す彼女に対し、半ば無理矢理、彼女の部屋に上がり込んでしまう。
勢いそのまま、電気もついていない玄関廊下に2人、五条が彼女を押し倒す形で倒れたなら、やがて彼女が腕で目元を覆いながら涙を流し始めた。
「……傷ばかりある子を、女としては見れないだって」
「は……? んだよそれ」
「知らないよ! 私だってまさか、そんな理由で振られるだなんて……!」
五条君の言う通り、私見る目無かったのかなぁ。
泣きじゃくる彼女を目の当たりにした五条は、自分の嫉妬から出た発言で、彼女を余計に苦しめてしまっている事を痛感した。
こういう時、傑ならもっとマシな慰め方が出来るのだろうか?
気の利いた言葉が何も思いつかない自分自身に心底苛立ちながらも、五条はありのままの自分を彼女にぶつけた。
「俺にしとけッ……俺なら、お前を一生守ってやれる」
「! ……え、何それ、何の冗談」
「冗談で自分の一生を他人に懸けるかよ。……ずっと好きだったんだよ、いい加減分かれ馬鹿」
「っ……何なのもう、相変わらず強引」
「悪かったな…………で? どうなんだよ」
彼女の腕を掴み、顔から取り上げる五条。
目の良い彼には、火照った顔で自分を見つめる彼女の表情がよく見えた。
「捧げそびれた私の初めて、五条君が責任もって受け取ってくれるっていうなら……良いよ」
「はっ……言っとくけど、その次はもうねぇかんな?」
ぜってぇ離さねぇから覚悟しろよ。
口付けた五条は、彼女の指に自身の指を絡めるのだった。
彼女に初めての彼氏が出来た事を知ってからやっと自身の恋心を自覚するタイプ。
自覚してからはまあ、事あるごとに彼女の彼氏を蔑むもんだから、彼女とも仲がこじれちゃう。
そんなある時、泣きながら寮に入ろうとする彼女を見かけ、散々悩んだ挙げ句に部屋の前で声を掛ける五条。
大丈夫だと繰り返す彼女に対し、半ば無理矢理、彼女の部屋に上がり込んでしまう。
勢いそのまま、電気もついていない玄関廊下に2人、五条が彼女を押し倒す形で倒れたなら、やがて彼女が腕で目元を覆いながら涙を流し始めた。
「……傷ばかりある子を、女としては見れないだって」
「は……? んだよそれ」
「知らないよ! 私だってまさか、そんな理由で振られるだなんて……!」
五条君の言う通り、私見る目無かったのかなぁ。
泣きじゃくる彼女を目の当たりにした五条は、自分の嫉妬から出た発言で、彼女を余計に苦しめてしまっている事を痛感した。
こういう時、傑ならもっとマシな慰め方が出来るのだろうか?
気の利いた言葉が何も思いつかない自分自身に心底苛立ちながらも、五条はありのままの自分を彼女にぶつけた。
「俺にしとけッ……俺なら、お前を一生守ってやれる」
「! ……え、何それ、何の冗談」
「冗談で自分の一生を他人に懸けるかよ。……ずっと好きだったんだよ、いい加減分かれ馬鹿」
「っ……何なのもう、相変わらず強引」
「悪かったな…………で? どうなんだよ」
彼女の腕を掴み、顔から取り上げる五条。
目の良い彼には、火照った顔で自分を見つめる彼女の表情がよく見えた。
「捧げそびれた私の初めて、五条君が責任もって受け取ってくれるっていうなら……良いよ」
「はっ……言っとくけど、その次はもうねぇかんな?」
ぜってぇ離さねぇから覚悟しろよ。
口付けた五条は、彼女の指に自身の指を絡めるのだった。