お風呂上がり。
狗巻の好意で彼の足の間に座る形で髪を乾かして貰っていたナマエ。

優しく丁寧に髪を手で梳かしながらドライヤーを当ててくれる狗巻に最初は羞恥心で強張っていた身体も段々とほぐれて心地良くなってくる。

そういえば最近シてないな…。

なんて思い始めてしまったら急に身体が熱くなってきて。
無意識に身じろげばすぐに気付いて察した狗巻が密かにニヤリとする。

「高菜ぁ、」

と、髪を乾かし終えたばかりのナマエにそのまま後ろから抱き着いて、首元に擦り付く。
その際、お腹にも手を伸ばしてわざとぐっ…と力を込めるものだから内心焦ってみるみるうちに顔が赤くなるナマエ。

そんな彼女に「すじこ？」「おかか？」てわざと耳元で気遣うように聞く狗巻。

ナマエからおねだり出来るまではずっと焦らし続けちゃう狗巻であった。