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パーティー会場での極秘任務を彼には内緒でこなす彼女のお話
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「たく……着てろ馬鹿」
ピンチに駆けつけ、呪霊を無事に祓い終えた伏黒は、うずくまる彼女を見て、すぐに着ていたスーツの上着を被せてあげた。実は戦闘の際にドレスが煩わしくなり、自らスカートを裂いて戦っていた彼女。まさか恋人が助けに来てくれるとは思わず、急に羞恥心が込み上げたのだった。
「ご、ごめん、有難う。でもなんで、」
「聞くな」
「え?」
「理由を俺に聞くな」
「あ、はい」
行くぞ、と促され、彼女は急いで彼のスーツに袖を通して立ち上がった。
「離れんなよ」
二の腕を掴んで引き寄せた伏黒が念を押すようにして言うのを、彼女は咄嗟に意図を察して彼と腕を組む形になった。
「……あ、依頼主さんに報告、」
「必要ない。補助監督の人に頼め」
「わ、分かった……」
任務を黙っていた事、やっぱり怒っているのだろうか。話しかけ辛いオーラを纏う伏黒に不安を感じながらも、黙って寄り添いながら歩く彼女。実際のところ、今の状態の彼女を人目に触れさせたく無いのと、早く帰って2人きりになりたいのとで急いていただけだったりするのだが、そんな事は絶対教えてくれないし帰ったら抱き潰す気満々の伏黒なのであった。
ピンチに駆けつけ、呪霊を無事に祓い終えた伏黒は、うずくまる彼女を見て、すぐに着ていたスーツの上着を被せてあげた。実は戦闘の際にドレスが煩わしくなり、自らスカートを裂いて戦っていた彼女。まさか恋人が助けに来てくれるとは思わず、急に羞恥心が込み上げたのだった。
「ご、ごめん、有難う。でもなんで、」
「聞くな」
「え?」
「理由を俺に聞くな」
「あ、はい」
行くぞ、と促され、彼女は急いで彼のスーツに袖を通して立ち上がった。
「離れんなよ」
二の腕を掴んで引き寄せた伏黒が念を押すようにして言うのを、彼女は咄嗟に意図を察して彼と腕を組む形になった。
「……あ、依頼主さんに報告、」
「必要ない。補助監督の人に頼め」
「わ、分かった……」
任務を黙っていた事、やっぱり怒っているのだろうか。話しかけ辛いオーラを纏う伏黒に不安を感じながらも、黙って寄り添いながら歩く彼女。実際のところ、今の状態の彼女を人目に触れさせたく無いのと、早く帰って2人きりになりたいのとで急いていただけだったりするのだが、そんな事は絶対教えてくれないし帰ったら抱き潰す気満々の伏黒なのであった。