「にゃんにゃーん！」
「高菜！？」
「にゃんにゃんにゃん！」
「おかか！」
「にゃ？」
「おかか！　明太子！」
「なーん……」
「ツナツナ」
「や、流石に意味わかんねぇぞ、お前ら」

何で会話が成立してんだよ、とジト目で2人を見つめる真希。隣にいたパンダが「愛なんだろうなー」とニヤニヤしながら呟いた。

任務から帰って来た彼女が猫語しか話せなくなっていた事には驚いたが、彼女が言うに、半日もすれば戻るらしいとの事なので安堵したのも束の間。じゃあ五条先生にも報告して来ますね！なんて彼女が言ってきたものだから、慌てて引き止めた狗巻は、渋々受け入れてくれた彼女をぎゅっと抱き締めた。

「にゃん？」
「……すじこ」

でもなんで？と腕の中で問い掛ける彼女に、狗巻は内緒とだけ返して、彼女の首筋に擦り寄るのであった。