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芸能パロで争奪戦に敗北した彼女とじゅじゅ男子
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その日、仕事を終えて遅めに帰宅した夏油は、いつものように出迎えてくれた彼女の違和感にすぐに気がついた。
「……おかえりなさい」
「ああ、ただいま」
普段なら明るく笑顔で向けられる挨拶も、今はあからさまに素っ気なく感じて。しかし、理由に心当たりがあった夏油は、あえて笑顔で挨拶を交わすのだった。それを嫌味と感じた彼女は、余計に腹が立ったのか、ふいっと顔を逸らすと
「じゃあ私は、先におやすみしてるので!」
強めの口調で言ってから、1人寝室の扉に手を掛けた。
「そっか。折角、君の為に、マネージャーに無理を言って取り寄せて貰ったんだけど……残念だね、捨てようか」
「えっわっ、だっ駄目!!」
言いながら、わざとらしく手持ちの鞄から出してきた、今日の目玉である夏油傑自身のコラボ商品に、彼女は見るなり慌てて飛び付いた。夏油に身を寄せ、必死に手を伸ばす彼女。ただでさえ高身長な彼から、掲げられたそれを奪い取るのは、到底無理な話であった。
「んーっ、何で!? 傑くん要らないんでしょ!?」
「君だってもう寝るんだろう? 私を置き去りにして」
「うっ……だ、だって、今日のは傑くんが!!」
「ん、私が……何かな?」
「っ……ちょ、すぐる、くん」
空いた手で、太腿をスゥ……と撫でられ、ビクリと彼女の身体が震える。逃げようとすれば、いつの間にか商品を持った手が腰に回されていた。
「お楽しみが私に潰されて怒ってるのかい?」
耳元で、夏油が囁く。
「あ、朝早いって、言ったのに」
「悪かったよ……でも、私の気持ちも考えてくれ」
「え?」
「例え自分でも、私は君が私以外の物に夢中になっている事が許せないのさ」
「……!」
「その点、私に抱かれている時の君は、私以外を考える余裕が無いだろう? つまりはそういう事さ」
カタンっと彼女の背後で何かが落ちる音がした。思わず気を取られそうになった所を、顔を掴まれ固定される。
「こら。駄目じゃないか、よそ見して……それとも、まだ私を妬かせ足りないのかな?」
「あ……す、ぐる、く」
んっ、と彼女の口を塞いだ夏油は、廊下に荷物を置き去りにして、そのまま寝室まで向かうのであった。
「……おかえりなさい」
「ああ、ただいま」
普段なら明るく笑顔で向けられる挨拶も、今はあからさまに素っ気なく感じて。しかし、理由に心当たりがあった夏油は、あえて笑顔で挨拶を交わすのだった。それを嫌味と感じた彼女は、余計に腹が立ったのか、ふいっと顔を逸らすと
「じゃあ私は、先におやすみしてるので!」
強めの口調で言ってから、1人寝室の扉に手を掛けた。
「そっか。折角、君の為に、マネージャーに無理を言って取り寄せて貰ったんだけど……残念だね、捨てようか」
「えっわっ、だっ駄目!!」
言いながら、わざとらしく手持ちの鞄から出してきた、今日の目玉である夏油傑自身のコラボ商品に、彼女は見るなり慌てて飛び付いた。夏油に身を寄せ、必死に手を伸ばす彼女。ただでさえ高身長な彼から、掲げられたそれを奪い取るのは、到底無理な話であった。
「んーっ、何で!? 傑くん要らないんでしょ!?」
「君だってもう寝るんだろう? 私を置き去りにして」
「うっ……だ、だって、今日のは傑くんが!!」
「ん、私が……何かな?」
「っ……ちょ、すぐる、くん」
空いた手で、太腿をスゥ……と撫でられ、ビクリと彼女の身体が震える。逃げようとすれば、いつの間にか商品を持った手が腰に回されていた。
「お楽しみが私に潰されて怒ってるのかい?」
耳元で、夏油が囁く。
「あ、朝早いって、言ったのに」
「悪かったよ……でも、私の気持ちも考えてくれ」
「え?」
「例え自分でも、私は君が私以外の物に夢中になっている事が許せないのさ」
「……!」
「その点、私に抱かれている時の君は、私以外を考える余裕が無いだろう? つまりはそういう事さ」
カタンっと彼女の背後で何かが落ちる音がした。思わず気を取られそうになった所を、顔を掴まれ固定される。
「こら。駄目じゃないか、よそ見して……それとも、まだ私を妬かせ足りないのかな?」
「あ……す、ぐる、く」
んっ、と彼女の口を塞いだ夏油は、廊下に荷物を置き去りにして、そのまま寝室まで向かうのであった。