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酔った彼女とじゅじゅ男子のお話
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ホワイトデーだからと家族たちにお返しとして貰ったチョコレート。
しかし、夏油の分の酒入りチョコを食べてしまった彼女は、夏油を見つけるなり、いそいそと後ろをついて回っていた。
「夏油様、後ろ邪魔じゃないの?」
「お仕事に差し支えるようなら、2人で見ときましょうか?」
止まると後ろから引っ付いて離れなくなる彼女を見た菜々子と美々子の2人が、夏油を気遣って問いかける。
しかし、器用に作業をしながら、夏油は涼しい顔で2人に返事をした。
「有難う。でも、今日は中で出来る業務だけをこなす事にしたから。問題無いよ」
「なら良いんですけど……」
夏油の返答に安心した2人は、とりあえず仕事の邪魔をしないようにと部屋から出る事にした。
その際、夏油に抱き着く彼女を見て、
「にしたって面白いよねー。ナマエさんがこんな形でハメ外すとか。写真撮っちゃおっかなぁ」
そう言って自身のスマホを彼女に向けた菜々子を夏油はやんわりと制止する。
そんな時、不意に2人の存在に気が付いた彼女が顔を上げて2人の方を見た。
「ん? あ、2人共そんな所にいたんだぁ! チョコレート有難う、美味しか」
バンっと音を立てて彼女の顔面にヒットした、先ほどまで夏油が手に持っていたバインダー。
そのバインダーで表情は見えないが、彼女が2人に飛びつこうとした瞬間の出来事だった為、相当痛かったのでは無いかと想像できた。
しかし、心配する前に、
「2人共、また後でね」
言いながら微笑んだ夏油を見て、2人は構わず部屋を出て行った。
「~~っ、痛いいい」
「酔いは醒めたかい?」
顔を両手で押さえながらうずくまる彼女に、夏油の一際低い声が響いた。
咄嗟に夏油が怒っていると察した彼女は、焦りから完全に醒めた頭でその原因を必死に考えていた。
「あー、えっと…………あは、は、お仕事の邪魔しちゃってたんですね! ごめんなさ」
「そうやって逃げるつもりかい?」
「ご、ごめんなさい私は一体何をしたんでしょうか」
姿勢を正し、自身に向き直った彼女を見据える夏油。
既に涙目になっている彼女を見て、今日がホワイトデーである事が脳裏に過った彼は、少し考えてから、
「来なさい」
と、椅子に座る自身の膝に彼女を促した。
「わ、かりました」
その場から立ち上がり、言われた通りに恐る恐る膝から乗り上げた彼女を夏油は腰に手を回して抱き寄せた。
「いけない子だね。私の前で私以外に目移りしようだなんて」
「っ……、」
言いながら、すぅ、と彼女の頬を撫でていた夏油は、そのまま彼女の顎に手を添え、親指で下唇をなぞった。
至近距離で見つめられながら行われる行為に思わず呼吸が苦しくなる彼女。
にも関わらず、夏油から目を逸らせずにいると、
「あまり妬かせないでくれ……閉じ込めたくなる」
そう言葉を紡いだ彼に唇を塞がれるのであった。
しかし、夏油の分の酒入りチョコを食べてしまった彼女は、夏油を見つけるなり、いそいそと後ろをついて回っていた。
「夏油様、後ろ邪魔じゃないの?」
「お仕事に差し支えるようなら、2人で見ときましょうか?」
止まると後ろから引っ付いて離れなくなる彼女を見た菜々子と美々子の2人が、夏油を気遣って問いかける。
しかし、器用に作業をしながら、夏油は涼しい顔で2人に返事をした。
「有難う。でも、今日は中で出来る業務だけをこなす事にしたから。問題無いよ」
「なら良いんですけど……」
夏油の返答に安心した2人は、とりあえず仕事の邪魔をしないようにと部屋から出る事にした。
その際、夏油に抱き着く彼女を見て、
「にしたって面白いよねー。ナマエさんがこんな形でハメ外すとか。写真撮っちゃおっかなぁ」
そう言って自身のスマホを彼女に向けた菜々子を夏油はやんわりと制止する。
そんな時、不意に2人の存在に気が付いた彼女が顔を上げて2人の方を見た。
「ん? あ、2人共そんな所にいたんだぁ! チョコレート有難う、美味しか」
バンっと音を立てて彼女の顔面にヒットした、先ほどまで夏油が手に持っていたバインダー。
そのバインダーで表情は見えないが、彼女が2人に飛びつこうとした瞬間の出来事だった為、相当痛かったのでは無いかと想像できた。
しかし、心配する前に、
「2人共、また後でね」
言いながら微笑んだ夏油を見て、2人は構わず部屋を出て行った。
「~~っ、痛いいい」
「酔いは醒めたかい?」
顔を両手で押さえながらうずくまる彼女に、夏油の一際低い声が響いた。
咄嗟に夏油が怒っていると察した彼女は、焦りから完全に醒めた頭でその原因を必死に考えていた。
「あー、えっと…………あは、は、お仕事の邪魔しちゃってたんですね! ごめんなさ」
「そうやって逃げるつもりかい?」
「ご、ごめんなさい私は一体何をしたんでしょうか」
姿勢を正し、自身に向き直った彼女を見据える夏油。
既に涙目になっている彼女を見て、今日がホワイトデーである事が脳裏に過った彼は、少し考えてから、
「来なさい」
と、椅子に座る自身の膝に彼女を促した。
「わ、かりました」
その場から立ち上がり、言われた通りに恐る恐る膝から乗り上げた彼女を夏油は腰に手を回して抱き寄せた。
「いけない子だね。私の前で私以外に目移りしようだなんて」
「っ……、」
言いながら、すぅ、と彼女の頬を撫でていた夏油は、そのまま彼女の顎に手を添え、親指で下唇をなぞった。
至近距離で見つめられながら行われる行為に思わず呼吸が苦しくなる彼女。
にも関わらず、夏油から目を逸らせずにいると、
「あまり妬かせないでくれ……閉じ込めたくなる」
そう言葉を紡いだ彼に唇を塞がれるのであった。