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バレンタインとじゅじゅ男子のお話
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前日からワクワクとした様子を見せてくれる狗巻に嬉しく感じる彼女。
残念ながら休日にはならなかったけれど、一緒の任務だしいっかと当日を迎える。
彼女が待ち合わせ場所に着くと、まだ狗巻は来ていないようで。
いつも先に着いてるのに珍しいな、なんて思っていたら、実は既に着いていて隠れていた狗巻に背後から突然抱き着かれて吃驚する。
「いくら?」
「っ……そりゃもう、お陰様で心臓が飛び出そうでしたっ」
「ツナツナ~」
「もう……あ!チョコ忘れた!」
「高菜!?」
目を見開く狗巻に笑いかけた彼女は、嘘ですよ、と今朝ラッピングしてきたばかりの手作りお菓子を見せる。
嬉しそうに飛びついて受け取った狗巻に、
「吃驚しました?」
と尋ねれば、
「しゃけしゃけっ」
頷いて返され、彼女はにんまりとなった。
「すじこ?」
「え? 大丈夫ですよ、ちょっと早起きしただけですから」
「しゃけ、明太子」
「お気遣い有難う御座います。でも、よく朝から作ってたって分かりましたね」
「……高菜?」
不意に足を止めて彼女の方を見た狗巻からの問いかけに、キョトンとしながらも、
「まあ、はい……気になります」
あまり深く考えずに返せば、目を細めた狗巻によって彼女は腕の中へ引き寄せられた。
吃驚している間に彼女の首元へ顔を埋めた狗巻が、スゥー……と空気を取り込み始めると、焦りと羞恥心とで彼女があたふたとなる。
少しして、顔を上げた狗巻に
「しゃけしゃけ、ツナマヨ」
なんて、匂いで朝からお風呂に入っていた事がバレたと知った彼女は羞恥心に堪え切れなくなり
「~~っ、ちょっと今日は引っ付くの禁止です! 恥ずかしい!」
「おかかぁ!?」
勢いに任せてそんな事を言ってしまう。
「おかか! おかかああ!!」
「ぐっ、や、だから、です、ねっ……」
ブンブンと首を横に振る狗巻からの全力ハグで早くも前言撤回する事になる彼女であった。
残念ながら休日にはならなかったけれど、一緒の任務だしいっかと当日を迎える。
彼女が待ち合わせ場所に着くと、まだ狗巻は来ていないようで。
いつも先に着いてるのに珍しいな、なんて思っていたら、実は既に着いていて隠れていた狗巻に背後から突然抱き着かれて吃驚する。
「いくら?」
「っ……そりゃもう、お陰様で心臓が飛び出そうでしたっ」
「ツナツナ~」
「もう……あ!チョコ忘れた!」
「高菜!?」
目を見開く狗巻に笑いかけた彼女は、嘘ですよ、と今朝ラッピングしてきたばかりの手作りお菓子を見せる。
嬉しそうに飛びついて受け取った狗巻に、
「吃驚しました?」
と尋ねれば、
「しゃけしゃけっ」
頷いて返され、彼女はにんまりとなった。
「すじこ?」
「え? 大丈夫ですよ、ちょっと早起きしただけですから」
「しゃけ、明太子」
「お気遣い有難う御座います。でも、よく朝から作ってたって分かりましたね」
「……高菜?」
不意に足を止めて彼女の方を見た狗巻からの問いかけに、キョトンとしながらも、
「まあ、はい……気になります」
あまり深く考えずに返せば、目を細めた狗巻によって彼女は腕の中へ引き寄せられた。
吃驚している間に彼女の首元へ顔を埋めた狗巻が、スゥー……と空気を取り込み始めると、焦りと羞恥心とで彼女があたふたとなる。
少しして、顔を上げた狗巻に
「しゃけしゃけ、ツナマヨ」
なんて、匂いで朝からお風呂に入っていた事がバレたと知った彼女は羞恥心に堪え切れなくなり
「~~っ、ちょっと今日は引っ付くの禁止です! 恥ずかしい!」
「おかかぁ!?」
勢いに任せてそんな事を言ってしまう。
「おかか! おかかああ!!」
「ぐっ、や、だから、です、ねっ……」
ブンブンと首を横に振る狗巻からの全力ハグで早くも前言撤回する事になる彼女であった。