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バレンタインとじゅじゅ男子のお話
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彼女が出来て初めてのバレンタイン。
数日前から意識してドキドキしてしまう虎杖。
そんな彼が何だか可愛らしくて。
自分も初めての事だし頑張らないと、と張り切り過ぎたのが裏目に出たのか、なかなか上手い具合に作れず結局当日を迎えてしまう。
歪な形になったチョコクッキーは、一応ラッピングしてポケットに忍ばせて。
とりあえず近くのコンビニで急遽チョコを買ってから教室に向かった。
「おお!? やった! 有難う!!」
予想通り、チョコひとつに大喜びしてくれた虎杖に、本当は手作りであげたかったんだけどな、と少しだけ胸がチクリとする彼女。
やっぱり来年こそは頑張ろうと、そのまま何事も無く過ごしていた彼女との別れ際、虎杖は突然手を掴んで引き止めた。
「え? どうかした?」
「ど、どうかしたじゃなくてさ! そのっ……おっ俺まだ、ナマエの手作り貰ってないんだけど!?」
「!?」
まさか気付かれていたとは思わず、咄嗟に顔を赤くしながらも誤魔化そうとする彼女に、虎杖はガサッと彼女のポケットからラッピングしたそれを取り上げ、
「じゃあこのいかにも手作りですなクッキーなぁーにっ!!」
今日イチ大きな声で訴えた。
「ま、まさか……他に渡す奴でもいんの?」
口ごもる彼女をジト目で見つめる虎杖。
すぐに否定してから、仕方無く経緯を説明すれば、何だそう言うことかと、虎杖は安堵の溜息を付いた。
「な、なんかごめんね……勘違いさせて」
「ん、大丈夫だって! それよりも、俺の為思って色々考えてくれたんだろうけどさ……俺はやっぱ、ありのままのナマエをもっと知っていきたいから!」
「だから、これからは失敗したって、ちゃんと俺に見せてよ!」
要するに、勝手に無かった事にすんなよな!、て事なのだが、惚れた弱みか、彼女には笑顔が眩し過ぎて、暫くは頷きながらも、虎杖の顔が見れなくなるのだった。
数日前から意識してドキドキしてしまう虎杖。
そんな彼が何だか可愛らしくて。
自分も初めての事だし頑張らないと、と張り切り過ぎたのが裏目に出たのか、なかなか上手い具合に作れず結局当日を迎えてしまう。
歪な形になったチョコクッキーは、一応ラッピングしてポケットに忍ばせて。
とりあえず近くのコンビニで急遽チョコを買ってから教室に向かった。
「おお!? やった! 有難う!!」
予想通り、チョコひとつに大喜びしてくれた虎杖に、本当は手作りであげたかったんだけどな、と少しだけ胸がチクリとする彼女。
やっぱり来年こそは頑張ろうと、そのまま何事も無く過ごしていた彼女との別れ際、虎杖は突然手を掴んで引き止めた。
「え? どうかした?」
「ど、どうかしたじゃなくてさ! そのっ……おっ俺まだ、ナマエの手作り貰ってないんだけど!?」
「!?」
まさか気付かれていたとは思わず、咄嗟に顔を赤くしながらも誤魔化そうとする彼女に、虎杖はガサッと彼女のポケットからラッピングしたそれを取り上げ、
「じゃあこのいかにも手作りですなクッキーなぁーにっ!!」
今日イチ大きな声で訴えた。
「ま、まさか……他に渡す奴でもいんの?」
口ごもる彼女をジト目で見つめる虎杖。
すぐに否定してから、仕方無く経緯を説明すれば、何だそう言うことかと、虎杖は安堵の溜息を付いた。
「な、なんかごめんね……勘違いさせて」
「ん、大丈夫だって! それよりも、俺の為思って色々考えてくれたんだろうけどさ……俺はやっぱ、ありのままのナマエをもっと知っていきたいから!」
「だから、これからは失敗したって、ちゃんと俺に見せてよ!」
要するに、勝手に無かった事にすんなよな!、て事なのだが、惚れた弱みか、彼女には笑顔が眩し過ぎて、暫くは頷きながらも、虎杖の顔が見れなくなるのだった。