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推しが出ない彼女とじゅじゅ男子のお話
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コラボカフェに行くと言うので一緒についてきた狗巻は、爆死する彼女を横目にひとつだけ買っていたそれを開けて見事彼女の推しキャラを引き当てる。
「わあ! 狗巻さん凄い!」
目を輝かせる彼女を見て、何だかちょっと加虐心をくすぐられちゃう狗巻。
「すじこ?」
欲しい?とわざとらしく聞いてみれば、すぐに反応した彼女が笑顔で頷いて見せたので、
「明太子〜?」
とやはりわざとらしく勿体ぶって返してみた。
「え、あれ、駄目なんですか?」
全く渡してくれない狗巻に不安げな表情をした彼女が尋ねる。
しかし、自分以外の奴の為にそんな顔をされるのは、例え相手が実在のしない相手であってもよく思えなかった狗巻は、更に加虐心を募らせながら、おもむろに、それを机の上にと置いた。
「わ、有難う御座いま、……え?」
「高菜?」
それに手を伸ばしてきた彼女の手に自分の手を重ねて固定してしまう狗巻。
その手と彼とを交互に見る彼女をニコニコと見つめながら、すっ……と重ねた手の指を絡めてにぎにぎとすれば、彼女の顔がみるみる赤くなっていくのが分かって狗巻は密かににんまりとした。
暫くして、痺れを切らした彼女がもう良いので離して下さいと懇願しても一向に離す気配さえなく。
「意地が悪いですよ、狗巻さん……」
そう恥ずかしさから唸りながら伝える彼女に
「おかか?」
今更?と涼しい顔をして小首を傾げる狗巻。
結局最後には渡してあげるのだが、もう少しこのままでいようと思う狗巻だった。
「わあ! 狗巻さん凄い!」
目を輝かせる彼女を見て、何だかちょっと加虐心をくすぐられちゃう狗巻。
「すじこ?」
欲しい?とわざとらしく聞いてみれば、すぐに反応した彼女が笑顔で頷いて見せたので、
「明太子〜?」
とやはりわざとらしく勿体ぶって返してみた。
「え、あれ、駄目なんですか?」
全く渡してくれない狗巻に不安げな表情をした彼女が尋ねる。
しかし、自分以外の奴の為にそんな顔をされるのは、例え相手が実在のしない相手であってもよく思えなかった狗巻は、更に加虐心を募らせながら、おもむろに、それを机の上にと置いた。
「わ、有難う御座いま、……え?」
「高菜?」
それに手を伸ばしてきた彼女の手に自分の手を重ねて固定してしまう狗巻。
その手と彼とを交互に見る彼女をニコニコと見つめながら、すっ……と重ねた手の指を絡めてにぎにぎとすれば、彼女の顔がみるみる赤くなっていくのが分かって狗巻は密かににんまりとした。
暫くして、痺れを切らした彼女がもう良いので離して下さいと懇願しても一向に離す気配さえなく。
「意地が悪いですよ、狗巻さん……」
そう恥ずかしさから唸りながら伝える彼女に
「おかか?」
今更?と涼しい顔をして小首を傾げる狗巻。
結局最後には渡してあげるのだが、もう少しこのままでいようと思う狗巻だった。