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推しが出ない彼女とじゅじゅ男子のお話
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コラボカフェに行って来たという彼女が何やらしょんぼりして帰って来たのを偶然見かけた伏黒。
あ、爆死したんだなとすぐに察した伏黒は、実はずっと前にガチャで見つけて偶々一回で出た彼女の推しキャラのラバストをまだ渡せずに持っていた事を思い出す。
というのも、あまりにも彼女が推しキャラに夢中になっていたので、それが癪だったという理由なのだが。
本心では自分が声でも掛けて慰めてやりたい所だったが、まだ自分と彼女の推しキャラとでは、キャラの方が効果は確かだろうと思った伏黒は、悩んだ末に、落ち込む彼女の背後から声を掛けてラバストを手渡してやった。
「えっ……これって、この前出てたガチャガチャのやつ?!」
「……好きなんだろ」
驚きながらも目を輝かせる彼女に、分かってはいたけどモヤモヤする伏黒。
「やるから元気出せ」
目を逸らしながら声を掛ければ、伏黒の意図に気付いた彼女が顔を上げた。
「っ……ごめん、伏黒くん!」
「なっ、」
言いながら勢いよく抱きついて来た彼女を驚きながらもすんなりと受け止めた伏黒は、突然何だと胸に顔を埋める彼女に向き直った。
何も喋らない彼女は、耳まで真っ赤にして、そのまま暫く抱きしめ続けたかと思うと、次にはあまりにも呆気なく離れて、
「よし! 元気出た! ありがとね、伏黒くん!」
そう言って逃げるように走り出したものだから、
「なっ!? クソッ、言い逃げしてんじゃねぇーぞ!」
キレた伏黒にすぐに捕まってしまい、思う存分詰められる彼女なのであった。
あ、爆死したんだなとすぐに察した伏黒は、実はずっと前にガチャで見つけて偶々一回で出た彼女の推しキャラのラバストをまだ渡せずに持っていた事を思い出す。
というのも、あまりにも彼女が推しキャラに夢中になっていたので、それが癪だったという理由なのだが。
本心では自分が声でも掛けて慰めてやりたい所だったが、まだ自分と彼女の推しキャラとでは、キャラの方が効果は確かだろうと思った伏黒は、悩んだ末に、落ち込む彼女の背後から声を掛けてラバストを手渡してやった。
「えっ……これって、この前出てたガチャガチャのやつ?!」
「……好きなんだろ」
驚きながらも目を輝かせる彼女に、分かってはいたけどモヤモヤする伏黒。
「やるから元気出せ」
目を逸らしながら声を掛ければ、伏黒の意図に気付いた彼女が顔を上げた。
「っ……ごめん、伏黒くん!」
「なっ、」
言いながら勢いよく抱きついて来た彼女を驚きながらもすんなりと受け止めた伏黒は、突然何だと胸に顔を埋める彼女に向き直った。
何も喋らない彼女は、耳まで真っ赤にして、そのまま暫く抱きしめ続けたかと思うと、次にはあまりにも呆気なく離れて、
「よし! 元気出た! ありがとね、伏黒くん!」
そう言って逃げるように走り出したものだから、
「なっ!? クソッ、言い逃げしてんじゃねぇーぞ!」
キレた伏黒にすぐに捕まってしまい、思う存分詰められる彼女なのであった。