任務終わり、高専に着く直前で夏油に盛られたナマエは、熱冷めやらぬ間に校舎内に入る。
すると、後輩のモブ夫から声をかけられ、顔の赤さを指摘されてしまう。

下手な事を言わないように、しかしどう理由をつけて返そうかと、先程の行為がチラつく中で考えていれば、不意に一歩後ろで待っていた夏油が、報告書出さないとだからとか何か適当な理由を付けて話しを切り上げてくれる。
後輩くんが見えなくなってから、急に肩を引かれてナマエが夏油に寄り添えば、屈んで顔を急接近させてきた彼に

「駄目じゃないか…私以外にそんな顔見せちゃ。」

と低くてやけに甘い声で囁かれたものだからそんなつもり無かったのにブワッとまた顔に熱が集まるナマエ。

「後で優しく出来るか分からないよ…？」

更に追い討ちをかける意地悪な夏油であった。