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帰宅したら自分のぬいを抱いて寝てた彼女とじゅじゅ男子のお話
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(先に寝てろっつったのに……)
深夜まで続いた撮影が終わって帰宅すれば、何故かテレビも電気も付いたままで。肝心の彼女はどこだと、ソファの背もたれから前を覗いてみれば、ヒット作がグッズ化した際に販売された、デフォルメ化した伏黒自身のぬいを抱き枕のようにしながら眠る彼女を見つける。咄嗟に起こそうと手を伸ばすも、自分を待ってて寝落ちたのだろうと思うと何だか申し訳なく感じて。急遽、寝室まで運ぶ為に抱き上げようと、邪魔になるぬいに手を掛ければ、
「ん……駄目」
寝言を言いながら拒むように彼女が身を捩った。
(駄目って何だよ駄目って……)
思わずむっとなりながらも、気を取り直してもう一度ぬいに手を掛けた伏黒だったが
「や、だ……恵くん……」
「……」
何故か頑なに離そうとしない彼女にイラっとしてしまい、つい声を上げて起こしてしまう。
「恵は俺だろうが!」
「んぇ? ……あれ? 恵くん??」
おかえり、と目を擦りながら身体を起こす彼女。そんな彼女に伏黒はつい捲し立てるように寝るなら寝室で寝るように促す。
「え、と……ごめんね? 起こしてくれて有難う。おやすみ恵くん」
そう、ぎこちなく笑ってから、ぬいを手に持ち腰を上げた彼女。はっとして後を追った伏黒は、ドアノブに手をかけた彼女の背中を抱き締めた。
「……恵くん?」
「わりぃ、妬いた」
「え?」
「……だから、そいつに妬いたんだよ」
「……めぐみんに?」
「は? 名前付けてんのか?」
「え、と……駄目だった?」
くるりと向かい合う形にされ、ジト目で凝視された彼女が恐る恐る尋ねると、伏黒はがしりとぬいを掴み後ろへ放り投げる。慌てた彼女の口を塞ぎ、扉に背中を押し付けて息をする間も与えないキスを繰り返せば、腰の抜けた彼女は、壁で自身の身体を支えながら蕩けた顔をして伏黒を見上げる事になる。
「めぐみ、くん?」
「チッ……俺が帰って来たんだから、もうあいつの役目は終わりだろ」
「っ……う、うん」
恥ずかしげに頷いた彼女の唇がまた塞がれる。寂しくて持ち出してきためぐみんぬいだったが、結局、暫くは床に転がりっぱなしになってしまうのだった。
深夜まで続いた撮影が終わって帰宅すれば、何故かテレビも電気も付いたままで。肝心の彼女はどこだと、ソファの背もたれから前を覗いてみれば、ヒット作がグッズ化した際に販売された、デフォルメ化した伏黒自身のぬいを抱き枕のようにしながら眠る彼女を見つける。咄嗟に起こそうと手を伸ばすも、自分を待ってて寝落ちたのだろうと思うと何だか申し訳なく感じて。急遽、寝室まで運ぶ為に抱き上げようと、邪魔になるぬいに手を掛ければ、
「ん……駄目」
寝言を言いながら拒むように彼女が身を捩った。
(駄目って何だよ駄目って……)
思わずむっとなりながらも、気を取り直してもう一度ぬいに手を掛けた伏黒だったが
「や、だ……恵くん……」
「……」
何故か頑なに離そうとしない彼女にイラっとしてしまい、つい声を上げて起こしてしまう。
「恵は俺だろうが!」
「んぇ? ……あれ? 恵くん??」
おかえり、と目を擦りながら身体を起こす彼女。そんな彼女に伏黒はつい捲し立てるように寝るなら寝室で寝るように促す。
「え、と……ごめんね? 起こしてくれて有難う。おやすみ恵くん」
そう、ぎこちなく笑ってから、ぬいを手に持ち腰を上げた彼女。はっとして後を追った伏黒は、ドアノブに手をかけた彼女の背中を抱き締めた。
「……恵くん?」
「わりぃ、妬いた」
「え?」
「……だから、そいつに妬いたんだよ」
「……めぐみんに?」
「は? 名前付けてんのか?」
「え、と……駄目だった?」
くるりと向かい合う形にされ、ジト目で凝視された彼女が恐る恐る尋ねると、伏黒はがしりとぬいを掴み後ろへ放り投げる。慌てた彼女の口を塞ぎ、扉に背中を押し付けて息をする間も与えないキスを繰り返せば、腰の抜けた彼女は、壁で自身の身体を支えながら蕩けた顔をして伏黒を見上げる事になる。
「めぐみ、くん?」
「チッ……俺が帰って来たんだから、もうあいつの役目は終わりだろ」
「っ……う、うん」
恥ずかしげに頷いた彼女の唇がまた塞がれる。寂しくて持ち出してきためぐみんぬいだったが、結局、暫くは床に転がりっぱなしになってしまうのだった。