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モブ→彼女とじゅじゅ男子のお話
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丁重に断られたにも関わらずそれでも食い下がろうとする男は、彼女に対して手を合わせてお願いをした。
「じゃあ、連絡先だけでも交換させて? 勿論、友達として!」
「え? ごめんなさい、それもちょっと……」
「良いじゃん! 異性の友達ぐらい、何人かはいるでしょ? 後ろめたい事なんて何も無いって!」
そういう問題じゃ無いんだけどな……。
上手く断れずに困っていると、彼女のスマホにメッセージが届いた。見ると彼氏である虎杖からで、中には「もしかして今困ってる?」とだけあった。もしやと思い辺りを見渡した彼女は、上の階の校舎窓から自分たちを見下ろす虎杖の姿を確認した。虎杖は、彼女に手を振ってアピールするなり、窓から飛び降りてきた。
「えっ何!? 何で急に!?」
突然の乱入者に分かりやすく動揺した男は、咄嗟に虎杖から距離をとる。虎杖は気にせず男に自己紹介をした。
「ちわっす! 虎杖悠仁、そこのナマエさんとお付き合いさせて貰ってます! よろしく!」
まさかの彼氏登場に、虎杖から笑顔で差し出された手を男は握る事が出来なかった。それはつまり、少なからず男には下心があったという事で……。勿論分かってやっていた虎杖は、黙る男に向けて、ふと真剣な表情をして見せた。
「気持ちを伝えるのは良いんだけどさ。何て言うか……相手の気持ちを蔑ろにするような事だけは止めとこうぜ。な?」
「っ……わ、わりぃ」
反省してその場から男が去った後、虎杖は彼女の方に向き直り、そのまま笑顔で彼女を校舎の壁にまで追い詰めた。壁に両肘を付け、逃げられないようにされた彼女は、迫る虎杖に冷や汗をかきながら口を開いた。
「どっ……どうして私は、悠仁君に追い詰められてるんでしょ……?」
「そんなん、ひとりで黙って他の男と会ってたからに決まってんじゃん。俺が気付かんかったらどうしてたわけ?」
「だ、だって、手紙には時間と場所しか書かれて無かったから……」
「そんなん不審に思って俺に相談しにくるでしょ! 普通!」
「ご、ごめん……」
しゅんとなる彼女に大きなため息を吐いた虎杖は、そのままの流れで彼女の事を抱き締めた。
「あーもう、何も無くてマジ良かった……」
「……うん。有難う、悠仁君」
その後暫くはふたりでお互いに抱き締め合っているのだった。
「でも、次は無いからね?」
「は、はい……」
最後にはきっちりと釘をさされる彼女であった。
「じゃあ、連絡先だけでも交換させて? 勿論、友達として!」
「え? ごめんなさい、それもちょっと……」
「良いじゃん! 異性の友達ぐらい、何人かはいるでしょ? 後ろめたい事なんて何も無いって!」
そういう問題じゃ無いんだけどな……。
上手く断れずに困っていると、彼女のスマホにメッセージが届いた。見ると彼氏である虎杖からで、中には「もしかして今困ってる?」とだけあった。もしやと思い辺りを見渡した彼女は、上の階の校舎窓から自分たちを見下ろす虎杖の姿を確認した。虎杖は、彼女に手を振ってアピールするなり、窓から飛び降りてきた。
「えっ何!? 何で急に!?」
突然の乱入者に分かりやすく動揺した男は、咄嗟に虎杖から距離をとる。虎杖は気にせず男に自己紹介をした。
「ちわっす! 虎杖悠仁、そこのナマエさんとお付き合いさせて貰ってます! よろしく!」
まさかの彼氏登場に、虎杖から笑顔で差し出された手を男は握る事が出来なかった。それはつまり、少なからず男には下心があったという事で……。勿論分かってやっていた虎杖は、黙る男に向けて、ふと真剣な表情をして見せた。
「気持ちを伝えるのは良いんだけどさ。何て言うか……相手の気持ちを蔑ろにするような事だけは止めとこうぜ。な?」
「っ……わ、わりぃ」
反省してその場から男が去った後、虎杖は彼女の方に向き直り、そのまま笑顔で彼女を校舎の壁にまで追い詰めた。壁に両肘を付け、逃げられないようにされた彼女は、迫る虎杖に冷や汗をかきながら口を開いた。
「どっ……どうして私は、悠仁君に追い詰められてるんでしょ……?」
「そんなん、ひとりで黙って他の男と会ってたからに決まってんじゃん。俺が気付かんかったらどうしてたわけ?」
「だ、だって、手紙には時間と場所しか書かれて無かったから……」
「そんなん不審に思って俺に相談しにくるでしょ! 普通!」
「ご、ごめん……」
しゅんとなる彼女に大きなため息を吐いた虎杖は、そのままの流れで彼女の事を抱き締めた。
「あーもう、何も無くてマジ良かった……」
「……うん。有難う、悠仁君」
その後暫くはふたりでお互いに抱き締め合っているのだった。
「でも、次は無いからね?」
「は、はい……」
最後にはきっちりと釘をさされる彼女であった。