「はいはーい、逃げない逃げない♡」

慌てて踵を返した彼女を捕まえ有無言わせず湯へ一緒にドボン。
並んで座りながらお喋りする事に。

「はぁーっ、生き返るねー」
「……五条さん、なんかオヤジ臭いですよ」
「んーまあ、今の１年からしたら僕はもうおじさんなんじゃない？」
「そ、それ言ったら、私なんておばさ」

はっとして言葉を呑み込む彼女。五条の顔が至近距離にまできたからだった。

「君はいつまでも綺麗だよ。ね？」
「っ……あ、有難う御座いま、す？」
「ふはっ、何で疑問形なのさ」

くつくつと可笑しそうにする五条に意図が分からずただただドキドキする彼女。
この後一緒に身体洗いっこして

「君の肌って吸い付きたくなるよねー」

なんて背中に唇掠めさせて言ったりしてくるから彼女段々その気になってきて部屋に戻る頃には火照らせてそうだよねっていう(確信犯)

（私なんて、とかそういうワードにはｽﾝてなる五条さんが好きです……(伝われ！)）