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五条悟
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「はーい……あれ、五条さん」
「やっほー、勤務中に遊びに来ちゃった!」
「お仕事して来て下さい」
休日の昼下がり。
のんびりテレビでも見ていると、室内にインターホンが鳴り響いた。
普段訪ねてくる人といえば五条さんくらい。
だけど、彼は今頃勤務中だし、等と考えながら玄関に出ると、案の定、五条さんが陽気な調子で立っていた。
まだ勤務中だと知り、構わず扉を閉めれば、慌てて
「ちょ待っ、理由があるんだって!」
と手を入れてきたので、仕方無く扉を開けた。
「先生の間は中はお断りですよ」
「えー!だってさぁ、聞いてよ!今日は1年のあの子らと来週に控えたカフェ勤務、あ、特殊な任務なんだけどね?」
「え、と……潜入捜査的な任務ですか?」
「そっ。で、生徒想いのナイスガイな僕が、忙しい中合間をぬってわざわざ3人のお手伝いに行ったっていうのに」
「……いうのに?」
「あの子らってば役割分担も料理も完璧でさー!そこは流石僕の生徒達って感じなんだけど、あまりにも上手い事やれてたようだったから、じゃあ僕は味見係するね!て色々食べまくってたら追い出されちゃってさー?」
「やっぱり自業自得じゃないですか!!」
真面目に聞いた私が馬鹿だった。
改めてドアノブに手を掛けると、引く前に五条さんの大きな手が重ねられた。
止めたって駄目ですよ。そう言おうと顔を上げれば、いつの間にか前屈みで待ち構えていた五条さんに唇を取られた。
思わず後ずさる私に合わせて、ずんずんと押し入ってきた五条さんの後ろで、少しして、玄関の閉じる音がした。
未だ繋がる唇に口内を堪能するように動き回る舌が私の思考を止める。
ほのかにしたキャラメルの味はもうとっくになくなっていて。
ダメなのに、だんだん気持ち良くなってくる感覚がして、堪えきれずに腰を抜かしてしまえば、咄嗟に支えてくれた五条さんのにんまりとした口元が見えて何だか悔しかった。
「堅いこと言うなよぉ。そうじゃなくとも、可愛い生徒達に追い出されて傷心中だってのに」
「っ……じ、自分の行いが招いた、結果じゃないですか!」
「そうだよー?でも、君にまで追い出されたら、僕もう行くとこ無くなっちゃうじゃん」
「そ、そんなこと言われたって」
ドン、と壁に背中を縫い付けられた。
股の間に脚を入れられ、両手は胸の前で拘束されて身動きが取れない。
有無言わせぬ圧を感じて、黙って真っ黒の布に覆われた彼の目元を見つめていれば、彼は空いている方の手で布を下ろした。
「なぁに勘違いしてんの。僕は先生である前に君の恋人で、ナマエはナマエである前に僕の恋人なんだから。受け入れない選択肢なんて、あるわけ無いでしょ」
彼の熱が籠った蒼く透き通った瞳が私を射竦める。
彼が微塵も感じていないのであろう勤務放棄の責任を感じながら、私は再び、今度は深くまで彼と重なり合うのだった。
「やっほー、勤務中に遊びに来ちゃった!」
「お仕事して来て下さい」
休日の昼下がり。
のんびりテレビでも見ていると、室内にインターホンが鳴り響いた。
普段訪ねてくる人といえば五条さんくらい。
だけど、彼は今頃勤務中だし、等と考えながら玄関に出ると、案の定、五条さんが陽気な調子で立っていた。
まだ勤務中だと知り、構わず扉を閉めれば、慌てて
「ちょ待っ、理由があるんだって!」
と手を入れてきたので、仕方無く扉を開けた。
「先生の間は中はお断りですよ」
「えー!だってさぁ、聞いてよ!今日は1年のあの子らと来週に控えたカフェ勤務、あ、特殊な任務なんだけどね?」
「え、と……潜入捜査的な任務ですか?」
「そっ。で、生徒想いのナイスガイな僕が、忙しい中合間をぬってわざわざ3人のお手伝いに行ったっていうのに」
「……いうのに?」
「あの子らってば役割分担も料理も完璧でさー!そこは流石僕の生徒達って感じなんだけど、あまりにも上手い事やれてたようだったから、じゃあ僕は味見係するね!て色々食べまくってたら追い出されちゃってさー?」
「やっぱり自業自得じゃないですか!!」
真面目に聞いた私が馬鹿だった。
改めてドアノブに手を掛けると、引く前に五条さんの大きな手が重ねられた。
止めたって駄目ですよ。そう言おうと顔を上げれば、いつの間にか前屈みで待ち構えていた五条さんに唇を取られた。
思わず後ずさる私に合わせて、ずんずんと押し入ってきた五条さんの後ろで、少しして、玄関の閉じる音がした。
未だ繋がる唇に口内を堪能するように動き回る舌が私の思考を止める。
ほのかにしたキャラメルの味はもうとっくになくなっていて。
ダメなのに、だんだん気持ち良くなってくる感覚がして、堪えきれずに腰を抜かしてしまえば、咄嗟に支えてくれた五条さんのにんまりとした口元が見えて何だか悔しかった。
「堅いこと言うなよぉ。そうじゃなくとも、可愛い生徒達に追い出されて傷心中だってのに」
「っ……じ、自分の行いが招いた、結果じゃないですか!」
「そうだよー?でも、君にまで追い出されたら、僕もう行くとこ無くなっちゃうじゃん」
「そ、そんなこと言われたって」
ドン、と壁に背中を縫い付けられた。
股の間に脚を入れられ、両手は胸の前で拘束されて身動きが取れない。
有無言わせぬ圧を感じて、黙って真っ黒の布に覆われた彼の目元を見つめていれば、彼は空いている方の手で布を下ろした。
「なぁに勘違いしてんの。僕は先生である前に君の恋人で、ナマエはナマエである前に僕の恋人なんだから。受け入れない選択肢なんて、あるわけ無いでしょ」
彼の熱が籠った蒼く透き通った瞳が私を射竦める。
彼が微塵も感じていないのであろう勤務放棄の責任を感じながら、私は再び、今度は深くまで彼と重なり合うのだった。