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五条悟
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夜中だというのに甘いものが無性に食べたくなった彼女は、すぐ近くのコンビニに来ていた。
適当にスイーツコーナーを物色し、プレミアムなロールケーキなる物を手に取る。
そのままレジへと足を進めたところに、彼は声を掛けた。
「あ"? 何してんだよ、お前」
「え、あれ、五条君?」
まさかこんな時間に彼氏である五条と出くわすとは思ってもいなかった彼女は、咄嗟に、手の中にある物を五条から隠そうと動作した。
が、それよりも早くに動いた五条によって、物を取り上げられた彼女は、「ぎゃっ」と思わず小さな声を上げた。
「んだよ、お前も甘いもん目当てか」
「う、うん。どうしても、食べたくなっちゃって……」
「ふーん……あ、俺こっち食いてぇ」
「え? ああ、うん、分かった」
「じゃ、宜しくー」
言って、デザート売り場から取ってきた別のスイーツを彼女の物と一緒に手渡した五条は、そのまま店内の奥へと入って行った。
てっきり、こんな時間にわざわざデザートを買いに出て来た事を揶揄われるかと思っていた彼女は、密かに安堵してから、恐らくトイレにでも行ったのであろう五条の分と自分の分とを抱えてレジに進んだ。
「ついでにこれもな」
「っ、!!?」
ふと、背後から手を伸ばしてきた五条が、商品を打ち終えたばかりの店員に見覚えのある四角い箱を手渡した。
途端、それが何かをすぐに理解した彼女は、咄嗟に五条の方へと顔を向ける。
「んだよ?」
「や、あのっ……だって、」
「1424円になりまーす」
「わ、すみません……!」
あからさまに慌てる彼女に、くっくと五条が肩を震わせる。
袋に入れた商品片手に2人で店外へと出れば、我慢ならない様子で彼女が口を開いた。
「〜〜っ、五条君のバカ!」
「はぁ? 夜中にひとりコンビニスイーツ買いに来る奴のがよっぽど馬鹿だろ」
「なっ……それのどこが馬鹿だって言、」
「ひとりで出歩くなっつってんだよ。どうしてもってんならメールするとか……あんだろ、色々」
「っ……えぇ?」
急に彼女の顔を片手で掴んだかと思えば、苛立ち気味の低い声で五条が言った。
意図が分からず困惑する彼女に、五条はチッと舌打ちしたかと思えば、
「だから警戒心無さ過ぎんだよ、バーカ」
言って彼女の額を小突いた。
「痛っ……ちょ、え、どこ行くの!?」
「部屋」
「待ってよ、私のデザートは!?」
「は? お前も来るんだっての」
「へ?」
奪い取られたコンビニ袋を追いかけていた彼女の足が止まる。
こんな時間に部屋へのお誘い、しかも必要な物はさっきの買い物で既に購入済み。
つまりはそういう事なんだと察した時には五条の手が彼女の手を掴んでいた。
「言ったろ、警戒心無さ過ぎだって……逃がす気ねぇから」
掴む手に力が篭る。
体温が急上昇するのを感じながら、彼女は、自分が既に逃げられない事を悟るのだった。
適当にスイーツコーナーを物色し、プレミアムなロールケーキなる物を手に取る。
そのままレジへと足を進めたところに、彼は声を掛けた。
「あ"? 何してんだよ、お前」
「え、あれ、五条君?」
まさかこんな時間に彼氏である五条と出くわすとは思ってもいなかった彼女は、咄嗟に、手の中にある物を五条から隠そうと動作した。
が、それよりも早くに動いた五条によって、物を取り上げられた彼女は、「ぎゃっ」と思わず小さな声を上げた。
「んだよ、お前も甘いもん目当てか」
「う、うん。どうしても、食べたくなっちゃって……」
「ふーん……あ、俺こっち食いてぇ」
「え? ああ、うん、分かった」
「じゃ、宜しくー」
言って、デザート売り場から取ってきた別のスイーツを彼女の物と一緒に手渡した五条は、そのまま店内の奥へと入って行った。
てっきり、こんな時間にわざわざデザートを買いに出て来た事を揶揄われるかと思っていた彼女は、密かに安堵してから、恐らくトイレにでも行ったのであろう五条の分と自分の分とを抱えてレジに進んだ。
「ついでにこれもな」
「っ、!!?」
ふと、背後から手を伸ばしてきた五条が、商品を打ち終えたばかりの店員に見覚えのある四角い箱を手渡した。
途端、それが何かをすぐに理解した彼女は、咄嗟に五条の方へと顔を向ける。
「んだよ?」
「や、あのっ……だって、」
「1424円になりまーす」
「わ、すみません……!」
あからさまに慌てる彼女に、くっくと五条が肩を震わせる。
袋に入れた商品片手に2人で店外へと出れば、我慢ならない様子で彼女が口を開いた。
「〜〜っ、五条君のバカ!」
「はぁ? 夜中にひとりコンビニスイーツ買いに来る奴のがよっぽど馬鹿だろ」
「なっ……それのどこが馬鹿だって言、」
「ひとりで出歩くなっつってんだよ。どうしてもってんならメールするとか……あんだろ、色々」
「っ……えぇ?」
急に彼女の顔を片手で掴んだかと思えば、苛立ち気味の低い声で五条が言った。
意図が分からず困惑する彼女に、五条はチッと舌打ちしたかと思えば、
「だから警戒心無さ過ぎんだよ、バーカ」
言って彼女の額を小突いた。
「痛っ……ちょ、え、どこ行くの!?」
「部屋」
「待ってよ、私のデザートは!?」
「は? お前も来るんだっての」
「へ?」
奪い取られたコンビニ袋を追いかけていた彼女の足が止まる。
こんな時間に部屋へのお誘い、しかも必要な物はさっきの買い物で既に購入済み。
つまりはそういう事なんだと察した時には五条の手が彼女の手を掴んでいた。
「言ったろ、警戒心無さ過ぎだって……逃がす気ねぇから」
掴む手に力が篭る。
体温が急上昇するのを感じながら、彼女は、自分が既に逃げられない事を悟るのだった。