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狗巻棘
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「逃げるな」
狗巻の放った言葉が彼女の鼓膜に響く。
認識するよりも先に身体がいう事を効かなくなったのは彼の呪言がそうさせたからだった。
「おかか、高菜、明太子」
彼女が逃げ出そうとした事を窘めながら、狗巻が歩み寄って来る。
その半身には、まだ何も羽織ってはいなくて。
見た目のわりにキュッと引き締まった身体と透き通るような白い肌に、目のやり場を失った彼女が
「でっでも、だって」
と、動く視線だけを必死に逸らしながらしどろもどろになって反論しようとしているのを、狗巻は詰めたばかりの距離を消し去るように彼女の手を引き寄せ、抱き締めた。
すぐ後ろで響いた扉を閉める音に
「っあ、あの」
と、咄嗟に反応した彼女の言葉を
「おかか」
と、一言で吞み込ませる狗巻。
彼女の体温が高まるのを感じながら、狗巻はひとつため息をついてから、向き直り様に彼女の頬を抓るのだった。
「い、いひゃいれす……」
「こんぶ!」
「す、すみ゛ま゛せ゛ん゛」
【誤って彼が着替えている所に遭遇してしまった彼女。顔真っ赤にさせながら咄嗟に謝って走りだそうとした所を焦った狗巻に普段は使わない呪言で止められる、て感じのお話でした。そんな可愛い顔してどこ行く気!?て感じでぷんすこ怒ってるイメージの狗巻さんです。】
狗巻の放った言葉が彼女の鼓膜に響く。
認識するよりも先に身体がいう事を効かなくなったのは彼の呪言がそうさせたからだった。
「おかか、高菜、明太子」
彼女が逃げ出そうとした事を窘めながら、狗巻が歩み寄って来る。
その半身には、まだ何も羽織ってはいなくて。
見た目のわりにキュッと引き締まった身体と透き通るような白い肌に、目のやり場を失った彼女が
「でっでも、だって」
と、動く視線だけを必死に逸らしながらしどろもどろになって反論しようとしているのを、狗巻は詰めたばかりの距離を消し去るように彼女の手を引き寄せ、抱き締めた。
すぐ後ろで響いた扉を閉める音に
「っあ、あの」
と、咄嗟に反応した彼女の言葉を
「おかか」
と、一言で吞み込ませる狗巻。
彼女の体温が高まるのを感じながら、狗巻はひとつため息をついてから、向き直り様に彼女の頬を抓るのだった。
「い、いひゃいれす……」
「こんぶ!」
「す、すみ゛ま゛せ゛ん゛」
【誤って彼が着替えている所に遭遇してしまった彼女。顔真っ赤にさせながら咄嗟に謝って走りだそうとした所を焦った狗巻に普段は使わない呪言で止められる、て感じのお話でした。そんな可愛い顔してどこ行く気!?て感じでぷんすこ怒ってるイメージの狗巻さんです。】
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