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狗巻棘
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「ただいぶぁっ」
「わんわんっ」
朝からの労働勤務を終え、今夜も無事に帰宅。
いつものようにワンコの狗巻さんが駆け寄って来たかと思えば、勢いよく飛び掛かって来た。
あまりの勢いの良さと、中型犬と呼べる程のサイズ感に、私は堪らず廊下の途中で尻もちをつく羽目になってしまった。
「ちょ、狗巻さんタンマっ……あはは、くすぐったいですってば……!」
やたらと顔を舐めてくるものだから逸らして手で押し返していれば、今度は強引に首筋を舐められた。
彼が重心をこちらに掛けていた事もあり、力が抜けてそのまま後ろに倒れ込むと、不意にボンっと小さな破裂音が響いた。
途端、曇った視界に、ずしりとお腹辺りが重くなる感覚。
はっとして、急いで身体を起こそうとすれば、ぼやけていた視界から出てきた狗巻さんによって阻止され、そのまま組み敷かれた。
「あ、あのっ狗巻さ――ひぁっ」
何も言わず接近してくるものだから咄嗟に彼の名前を呼んだ。
ちょっとは止まってくれるかななんて期待もしたけれど、そんなのどこ吹く風といった様子で彼はそのまま首筋に顔を埋めて舌を這わせてきた。
堪らず押し返してみたが、彼の身体はビクともしなくて。
さっきとは訳が違う今の状況に、身体中の熱が急上昇するのを意識しながら、私は必死に狗巻さんへ呼びかけていた。
「っ……い、狗巻さんてば!」
「……おかか?」
「うっ……そ、そんな顔で誤魔化そうったって駄目です!早くどいてくだ、むぐっ」
呼びかけに応じて顔を上げてくれたのも束の間。
私の要求は狗巻さんの唇に塞がれた。
啄むようなキスを繰り返す彼に、最初の内は私も負けじと要求を伝えようと努めていたのだけれど。
途中から舌が入ってくるなり、急にキスが深くなっていったものだから、途端にそんな余裕も無くなってしまった。
やがて顔を上げた狗巻さんは、熱の孕んだ目を細めながら
「お・か・え・り」
そう口パクで言ってから、私に意地悪な笑顔を見せた。
「わんわんっ」
朝からの労働勤務を終え、今夜も無事に帰宅。
いつものようにワンコの狗巻さんが駆け寄って来たかと思えば、勢いよく飛び掛かって来た。
あまりの勢いの良さと、中型犬と呼べる程のサイズ感に、私は堪らず廊下の途中で尻もちをつく羽目になってしまった。
「ちょ、狗巻さんタンマっ……あはは、くすぐったいですってば……!」
やたらと顔を舐めてくるものだから逸らして手で押し返していれば、今度は強引に首筋を舐められた。
彼が重心をこちらに掛けていた事もあり、力が抜けてそのまま後ろに倒れ込むと、不意にボンっと小さな破裂音が響いた。
途端、曇った視界に、ずしりとお腹辺りが重くなる感覚。
はっとして、急いで身体を起こそうとすれば、ぼやけていた視界から出てきた狗巻さんによって阻止され、そのまま組み敷かれた。
「あ、あのっ狗巻さ――ひぁっ」
何も言わず接近してくるものだから咄嗟に彼の名前を呼んだ。
ちょっとは止まってくれるかななんて期待もしたけれど、そんなのどこ吹く風といった様子で彼はそのまま首筋に顔を埋めて舌を這わせてきた。
堪らず押し返してみたが、彼の身体はビクともしなくて。
さっきとは訳が違う今の状況に、身体中の熱が急上昇するのを意識しながら、私は必死に狗巻さんへ呼びかけていた。
「っ……い、狗巻さんてば!」
「……おかか?」
「うっ……そ、そんな顔で誤魔化そうったって駄目です!早くどいてくだ、むぐっ」
呼びかけに応じて顔を上げてくれたのも束の間。
私の要求は狗巻さんの唇に塞がれた。
啄むようなキスを繰り返す彼に、最初の内は私も負けじと要求を伝えようと努めていたのだけれど。
途中から舌が入ってくるなり、急にキスが深くなっていったものだから、途端にそんな余裕も無くなってしまった。
やがて顔を上げた狗巻さんは、熱の孕んだ目を細めながら
「お・か・え・り」
そう口パクで言ってから、私に意地悪な笑顔を見せた。
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