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任務で悲しい事があった彼女のお話
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1人、人気のない外のベンチで泣いていたナマエ。
夜遅いのにまだ帰っていない事を心配した伏黒が玉犬を使って捜しに来る。
項垂れるナマエの膝に玉犬の鼻が触れて初めて伏黒の存在に気付くが、既に泣きすぎて目も擦って赤くなっているのでとても顔は上げれない。
何も出来ずに黙っていたら、隣に伏黒が腰掛けた。
お互いに一言も話さない気まずい雰囲気が流れる。
唯一、玉犬だけがナマエの膝に頭を擦り付けて撫でろと主張していたので、ナマエもぎこちなく手を出して構ってあげていた。
最初に沈黙を破ったのは、伏黒の方だった。
「…あんま、心配させんな。」
「…!……うん、ごめん。」
「それから…もっと俺を頼れって。」
「っ…、」
「お前から逃げられたら…もう玉犬に頼るしかねぇだろ。」
確かに、ナマエが普段立ち寄らない今の場所を選んだのは、特に勘の良い伏黒に見つからない為だったのだが。
しかしまさか、
「ずっと1人で探してたの…?」
「っ、悪かったな…!」
つーか、と思わず顔を上げてこちらを見ていたナマエの赤くなった瞼を指でなぞる。
はっとして隠そうとしたナマエに思わずムッとなるも、酷い顔だからと顔を背けながら言うのを伏黒は我慢ならず無言で抱き寄せた。
突然の事に呆然となるナマエに
「だからっ…俺が居るだろ!?」
らしくない感情的な伏黒の声が響く。
「泣きたいなら俺の腕の中で泣け!いちいち逃げんな!」
腕の力が痛いくらいこめられていた。だが、苦しいとは不思議と思わなくて。
甘えるのが下手な彼女には、これぐらい強引な方が効く時もあるようで。
少ししてから気持ちが溢れ出すナマエに落ち着くまで寄り添ってから、一緒に帰路につくのだった。
夜遅いのにまだ帰っていない事を心配した伏黒が玉犬を使って捜しに来る。
項垂れるナマエの膝に玉犬の鼻が触れて初めて伏黒の存在に気付くが、既に泣きすぎて目も擦って赤くなっているのでとても顔は上げれない。
何も出来ずに黙っていたら、隣に伏黒が腰掛けた。
お互いに一言も話さない気まずい雰囲気が流れる。
唯一、玉犬だけがナマエの膝に頭を擦り付けて撫でろと主張していたので、ナマエもぎこちなく手を出して構ってあげていた。
最初に沈黙を破ったのは、伏黒の方だった。
「…あんま、心配させんな。」
「…!……うん、ごめん。」
「それから…もっと俺を頼れって。」
「っ…、」
「お前から逃げられたら…もう玉犬に頼るしかねぇだろ。」
確かに、ナマエが普段立ち寄らない今の場所を選んだのは、特に勘の良い伏黒に見つからない為だったのだが。
しかしまさか、
「ずっと1人で探してたの…?」
「っ、悪かったな…!」
つーか、と思わず顔を上げてこちらを見ていたナマエの赤くなった瞼を指でなぞる。
はっとして隠そうとしたナマエに思わずムッとなるも、酷い顔だからと顔を背けながら言うのを伏黒は我慢ならず無言で抱き寄せた。
突然の事に呆然となるナマエに
「だからっ…俺が居るだろ!?」
らしくない感情的な伏黒の声が響く。
「泣きたいなら俺の腕の中で泣け!いちいち逃げんな!」
腕の力が痛いくらいこめられていた。だが、苦しいとは不思議と思わなくて。
甘えるのが下手な彼女には、これぐらい強引な方が効く時もあるようで。
少ししてから気持ちが溢れ出すナマエに落ち着くまで寄り添ってから、一緒に帰路につくのだった。