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合コン編(五)
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「えー、ナニナニ?ナマエは僕という者がありながら合コンに行くの?」
誤解の無いよういくら丁寧に説明したってそんな事はどうでも良いといった様子。何なら話してる途中から遮ってきて、声色は明るいが言葉に少し棘を含ませてくる。
普段ならそこで諦めるナマエだが、友人の頼みなのもあって、改めて説明しようと試みると「あーうん、事情は分かったから。」なんて言われて何も言えなくなってしまった。
「…いーよ。」
暫くの沈黙の後、思いもよらぬ返答が耳に入ってくる。吃驚したのと安心するとで思わず口元を綻ばせながら顔を上げれば、いつの間にか目の前まで接近していた五条の顔に固まるナマエ。直後、五条のすらりと長い人差し指がナマエの顎に触れた。
「お前が明日、動けるなら…ね。」
トン、と触れていた指先がナマエを弾く。
元よりソファに座っていたナマエの上半身は、柔らかいソファの上にのまれた。
「ははっ…なーんて顔してんのさ。」
押し倒すような形でナマエを見下ろす五条が笑う。
目隠しをしているが、その目は笑っていない事をナマエは感じとっていた。
こうなれば、後悔先に立たず。現状の打開策から友への言い訳までをぐるぐると考えていたナマエであったが、そんな余裕も次の瞬間には無くなっているのだ。
次の日、ナマエから友人には、計画の不参加を伝えるメッセージが届いたという。
【合コン、別バージョン】
「おかえりー!どう?楽しめたかい?」
浮気は?ーーー
いつもは任務で遅いのにその日に限っては何故か早い。声色は明るいが目が笑ってない。目隠ししてても分かる。しかも全部バレてるから隠し事なんてするもんじゃない。
「うんうん、その前に風呂入ろっか?」
「お前からお前以外の匂いするのが鬱陶しくて仕方ないんだよねー」
とりあえず釈明しようとすれば、言われるがまま、なされるがままに脱衣所へと連れて行かれる。そしてそのまま浴室内へと押し入れられ、冷水のままシャワーを頭上から被る羽目になる。すかさず、次は液体石鹸をどばどばと垂らされ、五条の男らしいのにすらりと長い指先がナマエの全身を伝って服ごと身体に馴染ませる。その様は、主人にお風呂を入れて貰うペットそのままであった。しかし、その間にも必死に釈明しようと試みていたナマエは、やっとの思いで五条の両手を掴んだ。途端、五条は動きを止め、見えない瞳をナマエに向けた。
「ナマエ、」
やっと話が出来ると思ったのも束の間、自身の名前を呼んで接近して来た顔に思わず「あ…」と声を漏らしたナマエの唇に五条の唇が重なる。直後、チクリとした痛みがナマエを襲った。
「これ以上言い訳するなら、次はその可愛い舌を噛み切っちゃうかもね。」
そう言って、ナマエの赤く血の滲んだ舌先を舐め上げる五条。耐えきれなくなったナマエが泣いて謝るのはこのすぐ後の事だ。
「ほらほら、そういう事はちゃんと僕の目を見て言わないと。」
散々泣いて謝罪した後から更に追い討ちをかます五条。顔を固定されて見上げたナマエの瞳には、露わになった五条の瞳が映る。光の無い目に背筋が凍るような感覚に陥りながら、ナマエは言葉を紡いだ。
誤解の無いよういくら丁寧に説明したってそんな事はどうでも良いといった様子。何なら話してる途中から遮ってきて、声色は明るいが言葉に少し棘を含ませてくる。
普段ならそこで諦めるナマエだが、友人の頼みなのもあって、改めて説明しようと試みると「あーうん、事情は分かったから。」なんて言われて何も言えなくなってしまった。
「…いーよ。」
暫くの沈黙の後、思いもよらぬ返答が耳に入ってくる。吃驚したのと安心するとで思わず口元を綻ばせながら顔を上げれば、いつの間にか目の前まで接近していた五条の顔に固まるナマエ。直後、五条のすらりと長い人差し指がナマエの顎に触れた。
「お前が明日、動けるなら…ね。」
トン、と触れていた指先がナマエを弾く。
元よりソファに座っていたナマエの上半身は、柔らかいソファの上にのまれた。
「ははっ…なーんて顔してんのさ。」
押し倒すような形でナマエを見下ろす五条が笑う。
目隠しをしているが、その目は笑っていない事をナマエは感じとっていた。
こうなれば、後悔先に立たず。現状の打開策から友への言い訳までをぐるぐると考えていたナマエであったが、そんな余裕も次の瞬間には無くなっているのだ。
次の日、ナマエから友人には、計画の不参加を伝えるメッセージが届いたという。
【合コン、別バージョン】
「おかえりー!どう?楽しめたかい?」
浮気は?ーーー
いつもは任務で遅いのにその日に限っては何故か早い。声色は明るいが目が笑ってない。目隠ししてても分かる。しかも全部バレてるから隠し事なんてするもんじゃない。
「うんうん、その前に風呂入ろっか?」
「お前からお前以外の匂いするのが鬱陶しくて仕方ないんだよねー」
とりあえず釈明しようとすれば、言われるがまま、なされるがままに脱衣所へと連れて行かれる。そしてそのまま浴室内へと押し入れられ、冷水のままシャワーを頭上から被る羽目になる。すかさず、次は液体石鹸をどばどばと垂らされ、五条の男らしいのにすらりと長い指先がナマエの全身を伝って服ごと身体に馴染ませる。その様は、主人にお風呂を入れて貰うペットそのままであった。しかし、その間にも必死に釈明しようと試みていたナマエは、やっとの思いで五条の両手を掴んだ。途端、五条は動きを止め、見えない瞳をナマエに向けた。
「ナマエ、」
やっと話が出来ると思ったのも束の間、自身の名前を呼んで接近して来た顔に思わず「あ…」と声を漏らしたナマエの唇に五条の唇が重なる。直後、チクリとした痛みがナマエを襲った。
「これ以上言い訳するなら、次はその可愛い舌を噛み切っちゃうかもね。」
そう言って、ナマエの赤く血の滲んだ舌先を舐め上げる五条。耐えきれなくなったナマエが泣いて謝るのはこのすぐ後の事だ。
「ほらほら、そういう事はちゃんと僕の目を見て言わないと。」
散々泣いて謝罪した後から更に追い討ちをかます五条。顔を固定されて見上げたナマエの瞳には、露わになった五条の瞳が映る。光の無い目に背筋が凍るような感覚に陥りながら、ナマエは言葉を紡いだ。
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