第一章
夢小説設定
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荘助がひととおり話をすると、まず八左ヱ門が頭を下げた。
「いきなり部屋入ってごめんな。三郎の言う通り、ほんと俺考えなしというか…」
「いいよ、そんなの。別に何してたわけでもなかったから。それより気になったんだけど、君らは双子なの?」
荘助は全然気にしてないという風に軽く笑うと顔が同じふたりに目を向けた。
「違うよー。三郎は僕の変装してるだけ。えっと、僕は不破雷蔵。八左ヱ門と三郎と同じく五年ろ組。隣の組だけど、合同の授業も多いからよろしくね」
雷蔵は荘助が女だということを全く気にする素振りを見せずにこやかに言う。おそらく三郎から事前に聞いて知っていたのだろうが、荘助にとって彼の態度はありがたいものだった。
変装についてもいつものことなのか、これも全く気にしていないところを見るとすごくおおらかか大雑把な人柄なのだろう。
「さて、次は俺だね」
うどんのような髪の人が話し始める。
「君と同じ五年い組、尾浜勘右衛門。一応、学級委員長だから困ったことがあったら相談して。こっちは同じくい組の…」
「…久々知兵助」
明るい勘右衛門に対し、兵助はぶっきらぼうに名乗った。
「兵助堅いってー!緊張してんのか?」
「そんなんじゃない」
勘右衛門が、兵助の背中をバシバシと叩くと兵助はさらに不機嫌になった。
「よしよし!自己紹介も終わったし、みんなで食堂に夕飯食べに行くぞー!」
やや不穏な空気を八左ヱ門が打ち消すように言い、それに三郎、雷蔵が続く。
「そうだな、腹へった」
「食堂のご飯、おいしいんだよー!今日は何が出るかなぁ」
「さっき見てきたら、今日は鶏肉か煮魚」
三郎がややいたずらな顔で雷蔵を見た。
「えっ、あーどうしよう!迷うなぁ…」
「そしたら私煮魚頼むから鶏頼みなよ。半分分けるから」
荘助が雷蔵にそう声をかけると、雷蔵は嬉しそうに荘助の手を取った。
「いいの?ありがとー!」
「だってきっとどちらも美味しいんでしょ?私も両方食べてみたい」
ふたりのやり取りを見ていた三郎がふるふると震えた。
「おいっ荘助!それいつも私の役目だから!!雷蔵の迷い癖はお約束なの!新入りのくせに生意気なー!!」
三郎が少しわざとらしく怒ってみせると、どっと笑いか起きる。
明るく迎えられたことに、荘助は嬉しく思い安堵した。
しかし、この後もひとり兵助だけはずっと黙っていたことが気になった。
「いきなり部屋入ってごめんな。三郎の言う通り、ほんと俺考えなしというか…」
「いいよ、そんなの。別に何してたわけでもなかったから。それより気になったんだけど、君らは双子なの?」
荘助は全然気にしてないという風に軽く笑うと顔が同じふたりに目を向けた。
「違うよー。三郎は僕の変装してるだけ。えっと、僕は不破雷蔵。八左ヱ門と三郎と同じく五年ろ組。隣の組だけど、合同の授業も多いからよろしくね」
雷蔵は荘助が女だということを全く気にする素振りを見せずにこやかに言う。おそらく三郎から事前に聞いて知っていたのだろうが、荘助にとって彼の態度はありがたいものだった。
変装についてもいつものことなのか、これも全く気にしていないところを見るとすごくおおらかか大雑把な人柄なのだろう。
「さて、次は俺だね」
うどんのような髪の人が話し始める。
「君と同じ五年い組、尾浜勘右衛門。一応、学級委員長だから困ったことがあったら相談して。こっちは同じくい組の…」
「…久々知兵助」
明るい勘右衛門に対し、兵助はぶっきらぼうに名乗った。
「兵助堅いってー!緊張してんのか?」
「そんなんじゃない」
勘右衛門が、兵助の背中をバシバシと叩くと兵助はさらに不機嫌になった。
「よしよし!自己紹介も終わったし、みんなで食堂に夕飯食べに行くぞー!」
やや不穏な空気を八左ヱ門が打ち消すように言い、それに三郎、雷蔵が続く。
「そうだな、腹へった」
「食堂のご飯、おいしいんだよー!今日は何が出るかなぁ」
「さっき見てきたら、今日は鶏肉か煮魚」
三郎がややいたずらな顔で雷蔵を見た。
「えっ、あーどうしよう!迷うなぁ…」
「そしたら私煮魚頼むから鶏頼みなよ。半分分けるから」
荘助が雷蔵にそう声をかけると、雷蔵は嬉しそうに荘助の手を取った。
「いいの?ありがとー!」
「だってきっとどちらも美味しいんでしょ?私も両方食べてみたい」
ふたりのやり取りを見ていた三郎がふるふると震えた。
「おいっ荘助!それいつも私の役目だから!!雷蔵の迷い癖はお約束なの!新入りのくせに生意気なー!!」
三郎が少しわざとらしく怒ってみせると、どっと笑いか起きる。
明るく迎えられたことに、荘助は嬉しく思い安堵した。
しかし、この後もひとり兵助だけはずっと黙っていたことが気になった。