第二章
夢小説設定
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あれから荘助が男として振る舞おうとしているのは三郎の目から見て明らかだった。
そのきっかけが自分であることも確かで、三郎は荘助と話すことはおろか顔を合わせることすら気が引けるようになっていた。
ところがそうもいかない日がやってくる。明日、上級生のみで行われる武闘大会で、三郎の一回目の対戦相手が荘助になってしまったのだ。
「三郎、荘助と何かあっただろ」
頭を抱えていると雷蔵に肩をたたかれ、ぎくりとする。
「詳しくは聞かないけどさ、たぶん解決するから行っておいでよ」
「……行くってどこに…」
落ち込んでいる顔を隠さずに三郎は雷蔵を見た。雷蔵は笑いながら「ひどい顔」と言うと、
「荘助の部屋。最近三郎が捕まらないから呼んでくれって、荘助に言われたんだ」
と続けた。
*****
三郎は言われた通り荘助の部屋に行き、恐る恐る戸を開けた。
「三郎、やっと来てくれた」
荘助の感情を読み取りたくて、顔を見るがその淡々とした表情からはなにも分からない。
「会わせる顔がないと思ってた…」
「三郎」
気がつくと荘助は三郎の真正面に来ていた。
「明日の武闘大会、私とは戦場で会ったと思ってほしい。もちろん、私もそのつもりで行くから」
それは、殺すつもりで来いというのと同義だろう。実際はただの授業のひとつであるから殺しあいになどなりはしない。つまりは、
後ろめたさを感じるな
遠慮は許さない
そう荘助が言っていると三郎は感じた。
「わかった」
「うん。用事はそれだけ。わざわざ呼び出して悪かった。おやすみ」
そう言うと荘助は戸を閉めてしまった。
最後まで荘助に表情の変化はなかったが、三郎には彼女の言葉がずっしりと心にのし掛かっていた。
*****
「三郎、おかえり。仲直りできた?」
「仲直りというか、あれは果し状を渡されたんだよ」
「なにそれ、明日の武闘大会の?」
「うん。私次第では絶縁だと言われた」
「あはは、そうかあ。それにしては、三郎なんだか嬉しそうだ」
「そう?」
三郎は自分の顔をぺたぺたと触りながら言った。
そのきっかけが自分であることも確かで、三郎は荘助と話すことはおろか顔を合わせることすら気が引けるようになっていた。
ところがそうもいかない日がやってくる。明日、上級生のみで行われる武闘大会で、三郎の一回目の対戦相手が荘助になってしまったのだ。
「三郎、荘助と何かあっただろ」
頭を抱えていると雷蔵に肩をたたかれ、ぎくりとする。
「詳しくは聞かないけどさ、たぶん解決するから行っておいでよ」
「……行くってどこに…」
落ち込んでいる顔を隠さずに三郎は雷蔵を見た。雷蔵は笑いながら「ひどい顔」と言うと、
「荘助の部屋。最近三郎が捕まらないから呼んでくれって、荘助に言われたんだ」
と続けた。
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三郎は言われた通り荘助の部屋に行き、恐る恐る戸を開けた。
「三郎、やっと来てくれた」
荘助の感情を読み取りたくて、顔を見るがその淡々とした表情からはなにも分からない。
「会わせる顔がないと思ってた…」
「三郎」
気がつくと荘助は三郎の真正面に来ていた。
「明日の武闘大会、私とは戦場で会ったと思ってほしい。もちろん、私もそのつもりで行くから」
それは、殺すつもりで来いというのと同義だろう。実際はただの授業のひとつであるから殺しあいになどなりはしない。つまりは、
後ろめたさを感じるな
遠慮は許さない
そう荘助が言っていると三郎は感じた。
「わかった」
「うん。用事はそれだけ。わざわざ呼び出して悪かった。おやすみ」
そう言うと荘助は戸を閉めてしまった。
最後まで荘助に表情の変化はなかったが、三郎には彼女の言葉がずっしりと心にのし掛かっていた。
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「三郎、おかえり。仲直りできた?」
「仲直りというか、あれは果し状を渡されたんだよ」
「なにそれ、明日の武闘大会の?」
「うん。私次第では絶縁だと言われた」
「あはは、そうかあ。それにしては、三郎なんだか嬉しそうだ」
「そう?」
三郎は自分の顔をぺたぺたと触りながら言った。