第二章
夢小説設定
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「やぁ、曲者だよ」
そう言って天井から降りてきたのはタソガレドキ忍者の組頭だった。
「迂闊だったねぇ、荘助くん」
「貴方はたしか………こなもんさん?」
しばらくふたりの間に気まずい沈黙があって、荘助はハッとした。
「違うっ!雑渡昆奈門さんだ」
「…訂正ありがとう。覚えてくれていたとは光栄だよ」
昆奈門が真顔で言うので、荘助はますます申し訳ない気持ちになった。
「ところで雑渡さん、よく私だと分かりましたね」
たしか初見は男姿だったはずだ。この人はなんの迷いもなく自分の名を呼んだ。
「ふふ、何故だろうねぇ」
昆奈門は不敵に笑いながら、荘助を縛っている縄を解いていく。手足が自由になった荘助は手を握ったり開いたりしながら礼を言った。
「それと……祭の日私たちを監視していたのは何故ですか」
「おや、気がついたか。さすがに成長してる」
「わざと気配を出していませんでしたか?貴方のような人が私なんかに気付かれるはずないでしょう」
「意外と自己評価が低いな」
昆奈門はそう言ったが、荘助はこの感覚を知っていた。文次郎のときと同様、この人も自分を量っているのだ。
「先程、貴方に迂闊だと言われたばかりですが」
「そう言えば、そうだった。なんか君、いいねぇ。面白い。なぜ、監視していたかって……そうだねぇ」
昆奈門は腕を組み少し考える素振りを見せたあと、荘助を真っ直ぐに見た。
「君に興味があると言えば納得できる?」
初めて会った時とは違う、どこか優しげな眼差しに荘助はなぜかどきりとした。
「それは、どうして」
「君に興味がある人間は学園にもけっこういると思うけれど、気付いてない?」
「気にかけてくれる人と、試してくる人と、いますね」
「…私は両方。だから、また会いに来るよ」
そう言って昆奈門は天井裏へと戻っていく。
答えをはぐらかされた気がするが、荘助はそれ以上聞くことは出来なかった。
「あ、そうだ。これ君の荷物ね。その気にかけてくれる人たちがもうすぐ迎えに来るから、準備しておくといい」
荘助の荷物を上からぽとんと落とすと、昆奈門は姿を消した。しばらく荘助はその場所をじっと見つめていることしかできなかった。
間もなくして、兵助が昆奈門が去った同じ場所から現れた。それを見て、荘助は肩の力が抜けていくのを感じた。
そう言って天井から降りてきたのはタソガレドキ忍者の組頭だった。
「迂闊だったねぇ、荘助くん」
「貴方はたしか………こなもんさん?」
しばらくふたりの間に気まずい沈黙があって、荘助はハッとした。
「違うっ!雑渡昆奈門さんだ」
「…訂正ありがとう。覚えてくれていたとは光栄だよ」
昆奈門が真顔で言うので、荘助はますます申し訳ない気持ちになった。
「ところで雑渡さん、よく私だと分かりましたね」
たしか初見は男姿だったはずだ。この人はなんの迷いもなく自分の名を呼んだ。
「ふふ、何故だろうねぇ」
昆奈門は不敵に笑いながら、荘助を縛っている縄を解いていく。手足が自由になった荘助は手を握ったり開いたりしながら礼を言った。
「それと……祭の日私たちを監視していたのは何故ですか」
「おや、気がついたか。さすがに成長してる」
「わざと気配を出していませんでしたか?貴方のような人が私なんかに気付かれるはずないでしょう」
「意外と自己評価が低いな」
昆奈門はそう言ったが、荘助はこの感覚を知っていた。文次郎のときと同様、この人も自分を量っているのだ。
「先程、貴方に迂闊だと言われたばかりですが」
「そう言えば、そうだった。なんか君、いいねぇ。面白い。なぜ、監視していたかって……そうだねぇ」
昆奈門は腕を組み少し考える素振りを見せたあと、荘助を真っ直ぐに見た。
「君に興味があると言えば納得できる?」
初めて会った時とは違う、どこか優しげな眼差しに荘助はなぜかどきりとした。
「それは、どうして」
「君に興味がある人間は学園にもけっこういると思うけれど、気付いてない?」
「気にかけてくれる人と、試してくる人と、いますね」
「…私は両方。だから、また会いに来るよ」
そう言って昆奈門は天井裏へと戻っていく。
答えをはぐらかされた気がするが、荘助はそれ以上聞くことは出来なかった。
「あ、そうだ。これ君の荷物ね。その気にかけてくれる人たちがもうすぐ迎えに来るから、準備しておくといい」
荘助の荷物を上からぽとんと落とすと、昆奈門は姿を消した。しばらく荘助はその場所をじっと見つめていることしかできなかった。
間もなくして、兵助が昆奈門が去った同じ場所から現れた。それを見て、荘助は肩の力が抜けていくのを感じた。