スパイクタウンミステリー!?
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あくタイプである、フォクスライとクスネだった。このグループがゲンガーを使って悪さをしていたらしい。
『クスネとフォクスライ…』
昨晩、ユウリの部屋に入り込んでいたのはゲンガーだったということか。と、 ユウリ自身が理解する。それにしてもどうして、フォクスライとクスネが今になってスパイクタウンで悪さをし始めるのか。なんて、考えるとネズが言葉を紡いだ
『……工事のせい、ですかね』
工事……そう、スパイクタウンは今や発展途上中の街である。どちらかといえば荒れて自然体に近かった場所だったからこそポケモンも沢山居た。が、ここ最近は街を良くするために使われる木材や鉄関係が伐採され、収集されているからなのか、ここら一体のポケモン達にとっては住みにくい場所となってきたということでもあるのだろう。
『クス、クスクス!』
一生懸命訴えかけてくるのは、フォクスライを取り囲んでるクスネの一匹である。木が伐採され、きのみも採れなくなった。人間が自分たちの住処を奪ったのだと訴えてるようだった。この環境問題はポケモンと人の共存をする中でどうしても付きまとうものだ。ユウリはダンデと共に、その共存をより良い方向へと変えていく為に、色々考え、試行錯誤している途中なのだ。
『そうか、クスネ、フォクスライ…すまなかった。これはスパイクタウンだけでなく、ガラル全体の問題でもあるからな。キミたちが住みやすい場所としても、配慮しなくてはならない。それはオレたちの課題でもあるな。』
『クス、フォクス……クス』
ユウリもダンデの側に近寄り、クスネとフォクスライに歩み寄る。最初こそ警戒されていたが、こちらから歩み寄るならそれに応えてくれるのがポケモンだ。例え野性のポケモンであっても。
『あなたたちが、きっと幸せになれる方法を私も考える!……そうだ!』
それを言葉にしたのはユウリだ。クスネとフォクスライがユウリの方を見つめ、次ぐ言葉を待っている。ユウリに続き、口元に手を当てて考え込んでいたオニオンとコトハが言葉を紡いだ
『そうだ、うん……スパイクタウンにも、ポケモンが住みやすい広場を作ればいいんだ…』
『オニオン、それってワイルドエリアみたいな大きい場所は流石に作れないかもだけど、ポケモンたちの公園?みたいな?』
『そうだよ、コトハ……そして、きのみが成る木も植えればいいんだよ。スパイクタウンの人たちが、フォクスライたちにプレゼントするのも、いいんじゃないかな……』
スパイクタウン全てを発展させる必要はなく、むしろポケモンが居心地の良い場所も作ればいいという、そうすればフォクスライたちは悪さをしないだろうというのが、ここにいるメンバー全員の同一意見だった。スパイクタウンはもとより、ガラル粒子がない場所。ポケモンが住みやすい場所に近い場所でもあるだろう。だからこそ、作れる自然なものもあると解決策を得た。
『それだよ!オニオンくん、コトハちゃん、さすが!それなら早速、ここら辺一帯をポケモンが集える公園みたいな場所にしちゃおう!これからのスパイクタウンの発展に必要意見に組み込んでおくし、それまでこの子たちはワイルドエリアの一角に住ませてあげることにするから』
スパイクタウン周辺で住み慣れたフォクスライやクスネは、ワイルドエリアに行くのも大変だと思う。だからこそ最大限の配慮を示して、楽しませてあげたらいい。と、ユウリが呟いた。その意見に皆が賛同してくれたのが未来に繋がると信じて……
『よかばい、よかばい。ユウリの事は、わたしも手伝うから。』
『うん!ありがと!マリィ』
『それなら……オープニングセレモニーは、オレの歌を披露しましょう……』
『クスクス!』
ネズがそう呟いた。勿論ユウリは大歓喜。クスネやフォクスライは、もともとこの近辺に住んでいたポケモン。ネズの歌を聴いて育った。なんとなくニュアンスから、喜んでいる様子にもとらえられるクスネたちの空気感に、ユウリは癒されたという。これがちょっと不思議なスパイクタウンのお話。この先、どんなことが起こるのか。どんなふうに街が変わっていくのか、楽しみなユウリだったのであった。
end
〜おまけ〜
『クスネ〜フォクスライ!こっちー!』
『クスクス』
『フォクス……』
ワイルドエリアにクスネとフォクスライを連れて来たユウリは、とある場所の一角に皆が一緒に住める場所を見つけた。そこは預かり屋さんの一角で、ちょうどいい場所。そこに洞穴 を掘るという。
『みんな!出ておいで!』
ユウリが一緒に旅を共にしたポケモンたちをボールから出して、一緒にクスネたちと寝床作りを始める。そう経たないうちに、ユウリだけでなくダンデもキバナもネズも現れた。
『是非とも、住処作りを手伝わせて欲しい』
『ダンデがやるなら、オレさまも手伝わないわけにはいかねえよな?』
『そもそもスパイクタウンの緒事情でもありますんでね……手伝います。』
そして……話を聞きつけたジムリーダーのメンバーも、ホップもマサルもマリィもビートまで。それにやっぱりオニオンに着いて歩くコトハも一緒に手伝ってくれるようだった。
『ありがとっ!みんな!!』
キラキラ木漏れ日の光るワイルドエリア、ユウリは、こう思う。
今日もガラルは人の心が優しい場所です。と……
『クスネとフォクスライ…』
昨晩、ユウリの部屋に入り込んでいたのはゲンガーだったということか。と、 ユウリ自身が理解する。それにしてもどうして、フォクスライとクスネが今になってスパイクタウンで悪さをし始めるのか。なんて、考えるとネズが言葉を紡いだ
『……工事のせい、ですかね』
工事……そう、スパイクタウンは今や発展途上中の街である。どちらかといえば荒れて自然体に近かった場所だったからこそポケモンも沢山居た。が、ここ最近は街を良くするために使われる木材や鉄関係が伐採され、収集されているからなのか、ここら一体のポケモン達にとっては住みにくい場所となってきたということでもあるのだろう。
『クス、クスクス!』
一生懸命訴えかけてくるのは、フォクスライを取り囲んでるクスネの一匹である。木が伐採され、きのみも採れなくなった。人間が自分たちの住処を奪ったのだと訴えてるようだった。この環境問題はポケモンと人の共存をする中でどうしても付きまとうものだ。ユウリはダンデと共に、その共存をより良い方向へと変えていく為に、色々考え、試行錯誤している途中なのだ。
『そうか、クスネ、フォクスライ…すまなかった。これはスパイクタウンだけでなく、ガラル全体の問題でもあるからな。キミたちが住みやすい場所としても、配慮しなくてはならない。それはオレたちの課題でもあるな。』
『クス、フォクス……クス』
ユウリもダンデの側に近寄り、クスネとフォクスライに歩み寄る。最初こそ警戒されていたが、こちらから歩み寄るならそれに応えてくれるのがポケモンだ。例え野性のポケモンであっても。
『あなたたちが、きっと幸せになれる方法を私も考える!……そうだ!』
それを言葉にしたのはユウリだ。クスネとフォクスライがユウリの方を見つめ、次ぐ言葉を待っている。ユウリに続き、口元に手を当てて考え込んでいたオニオンとコトハが言葉を紡いだ
『そうだ、うん……スパイクタウンにも、ポケモンが住みやすい広場を作ればいいんだ…』
『オニオン、それってワイルドエリアみたいな大きい場所は流石に作れないかもだけど、ポケモンたちの公園?みたいな?』
『そうだよ、コトハ……そして、きのみが成る木も植えればいいんだよ。スパイクタウンの人たちが、フォクスライたちにプレゼントするのも、いいんじゃないかな……』
スパイクタウン全てを発展させる必要はなく、むしろポケモンが居心地の良い場所も作ればいいという、そうすればフォクスライたちは悪さをしないだろうというのが、ここにいるメンバー全員の同一意見だった。スパイクタウンはもとより、ガラル粒子がない場所。ポケモンが住みやすい場所に近い場所でもあるだろう。だからこそ、作れる自然なものもあると解決策を得た。
『それだよ!オニオンくん、コトハちゃん、さすが!それなら早速、ここら辺一帯をポケモンが集える公園みたいな場所にしちゃおう!これからのスパイクタウンの発展に必要意見に組み込んでおくし、それまでこの子たちはワイルドエリアの一角に住ませてあげることにするから』
スパイクタウン周辺で住み慣れたフォクスライやクスネは、ワイルドエリアに行くのも大変だと思う。だからこそ最大限の配慮を示して、楽しませてあげたらいい。と、ユウリが呟いた。その意見に皆が賛同してくれたのが未来に繋がると信じて……
『よかばい、よかばい。ユウリの事は、わたしも手伝うから。』
『うん!ありがと!マリィ』
『それなら……オープニングセレモニーは、オレの歌を披露しましょう……』
『クスクス!』
ネズがそう呟いた。勿論ユウリは大歓喜。クスネやフォクスライは、もともとこの近辺に住んでいたポケモン。ネズの歌を聴いて育った。なんとなくニュアンスから、喜んでいる様子にもとらえられるクスネたちの空気感に、ユウリは癒されたという。これがちょっと不思議なスパイクタウンのお話。この先、どんなことが起こるのか。どんなふうに街が変わっていくのか、楽しみなユウリだったのであった。
end
〜おまけ〜
『クスネ〜フォクスライ!こっちー!』
『クスクス』
『フォクス……』
ワイルドエリアにクスネとフォクスライを連れて来たユウリは、とある場所の一角に皆が一緒に住める場所を見つけた。そこは預かり屋さんの一角で、ちょうどいい場所。そこに
『みんな!出ておいで!』
ユウリが一緒に旅を共にしたポケモンたちをボールから出して、一緒にクスネたちと寝床作りを始める。そう経たないうちに、ユウリだけでなくダンデもキバナもネズも現れた。
『是非とも、住処作りを手伝わせて欲しい』
『ダンデがやるなら、オレさまも手伝わないわけにはいかねえよな?』
『そもそもスパイクタウンの緒事情でもありますんでね……手伝います。』
そして……話を聞きつけたジムリーダーのメンバーも、ホップもマサルもマリィもビートまで。それにやっぱりオニオンに着いて歩くコトハも一緒に手伝ってくれるようだった。
『ありがとっ!みんな!!』
キラキラ木漏れ日の光るワイルドエリア、ユウリは、こう思う。
今日もガラルは人の心が優しい場所です。と……
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