『Beautiful Lady』の「Kingsmanの副業」でエグジーが映画の題名を出す場面がございます。

　あれにはものすごく頭を悩ませました。ハリーと同じ映画の題名にしようかと一度は固まっていたのですが、「それじゃあ味気ない」と思い直し階級社会を写した映画や小説をGoogleで探しました。

　日本の検索結果だからか、中々見つからない。映画自体は出てくるんです。でも階級社会とは別ジャンルを扱った映画が出てくるんです。なるべくイギリス製作映画が良いかなと思ってスクロールしても「これでもない、ああでもない、これも違うんだなあ」と思うばかりで、せいぜい感じたのは目の疲労感と言ったところでしょうか。

　それで、『マイ・フェア・レディ』はミュージカルであることを知ってミュージカルを限定に探りを入れました。そしたら非常に気になるミュージカルが見つかりまして、そこに『ミー・アンド・マイガール』が見つかりました。

　『ミー・アンド・マイガール』は『マイ・フェア・レディ』の男性版と言われたミュージカルで、映画には進みませんでしたが宝塚なども披露されました物語です。
　ただ、余りにも古すぎるうえに映画のように当時の映像はないので主人公の生年月日からしたら知らないに違いないと思いまして、どうやって主人公がその映画を知ることになったのか悩みました。
　そこで主人公の母が聞かされていたことにしました。ミー・アンド・マイガールは90年代にアメリカでも公演され母が見に行き、娘に聞かせたという裏設定を構えようと思いつきました。

　それに、ミー・アンド・マイガールもマイ・フェア・レディも紳士と淑女に仕立て上げる点と労働階級的な立場にいた点をみれば、まったくもって相応しいと思ったんです。

　さて、ここからは作中の映画の題名に触れることにしましょう。

　『レ・ミゼラブル』は小説で読んでいましたので大まかな話はすでに知っていました。

　『キンキーブーツ』などは見たことも聴いたこともなかったのですが、あらすじを見て、とても面白いと思って使うことにしました。

　『ウエスト・サイド物語』はアメリカミュージカルですが、時代背景と貧しさという点を取ってイギリスとそう違わないと個人的に決め、起用しました。

　キングスマン劇中に『大逆転』と『ニキータ』『プリティウーマン』に関しては個人的にプリティウーマンが面白そうだなと思えました。設定がそそります。

　私の好きな映画は『レオン』『天使にラブソングを』『ホーム・アローン』です。とくに好きなのはホームアローンですね。主人公が可愛いしストーリーが笑いと涙を良い案配でいます。

　では、以上で映画の話でした。