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 比鷺が萬燈よりも早く起きるのは珍しい。キングサイズのベッドに寝転んだまま朝一のエゴサに励みつつ、隣で寝息を立てる男をちらと見る。当たり前だが眼鏡を外していて、髪もセットしていなくて、どこか少し幼くも見えて……なんだか、とても。一度そう思うともう駄目だった。このひと、ほんとずるい。
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