ピボット!🏀(まとめ)


こちらはボス様がお描きになられた黒シャツ&ベストイーグル先生✨
職員室に戻ってきたイーグル先生はこんなイメージ💚(勝手にイメージを拝借)





「ピボット!2」








「生徒との交流も良いが、もう少し時間に余裕を持たれてはいかがか」
昼休み終了の一分前。

乾かない汗をタオルでぬぐい、慌ただしくデスクの前に腰かけたイーグルに向かってクレフが言った。
イーグルは、クレフの嫌味たらしい口調を意にも介さず「見ててくれたんですか?」と、のほほんと返した。
「生徒たちが騒ぐので少し覗いただけだ」
「適度な運動は脳の活性にもいいんですよ。食後血糖値もほどよく下がるから五限の居眠り率も大幅ダウンです」
「適度を超えているだろう、その汗は。それに普通の教師は五限だろうがなんだろうが授業中に居眠りはしない。先日D組の生徒からクレームが入ったぞ。小テスト中にビジョン先生が寝ていると」

イーグルはさすがに気まずそうな表情を見せ「あはは」と乾いた笑い声を零した後、取り繕うように尋ねた。

「クレフ先生も今度やりませんか? 楽しいですよ、バスケ」
ファーストネームで呼ぶなと言っているだろう。クレフは苦言を呈した後「日焼けしたくない」と不機嫌そうに返した。
「そんな女子みたいなこと言って」

「それに、生徒にきゃあきゃあ言ってもらえるのも悪くないですよ」
「教員の発言としては不適切だな。聞かなかったことにしておく」
「あ、そうか。わかった」とイーグルは含んだように言った。
「ぼくに負けるのが嫌なんでしょう」
「言っていろ」
ぞんざいに返すクレフにもめげず、イーグルは更に言葉を重ねた。

「あの子が見てる前で、ぼくに負けるわけにもいかないですもんね」
「は?」
テスト採点の手を止め、クレフがイーグルを見た。
イーグルの表情がニコニコからニヤニヤに変わる。イーグルは続けた。
「クレフ先生が来るとなったらそれはもう大はしゃぎしちゃうんじゃないですかね」
「別に。私が行こうが行くまいがあのミーハーはいつでもはしゃいでいるだろう」
「おや、僕は別に龍咲さんの話なんてしてませんけど」
「私もしていないが?」
そう言って、クレフは目の前の答案に大きなバツ印をつけた。
『詰めが甘い。見直しを怠らないこと』

出席番号順に並んだ答案の最後の生徒の採点を終えると、クレフは採点ペンを机上に置いた。イーグルは机上の答案を覗き込み「おや、また点数上がってるじゃないですか」と感心したように言った。

「答案に八つ当たりはよくないですよ、クレフ先生」こんなに出来てるのに。言いながら、今クレフが置いたばかりのペンを取り、キャップを外して手渡した。
クレフは不本意そうな表情を浮かべ、奪うようにイーグルからペンを受け取った。

『遺伝情報とタンパク合成についてはよく理解できている。難しい単元だがよく頑張った』

クレフは答案にそう書き足し、悔し紛れにイーグルを睨んだ。






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(「りゅうざき」ってほぼほぼ出席番号最後だよね)
(あ、席順…?まいっか)



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