幽霊とウサギ(ゴスフェ)
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そっと、仮面の人がわたしに覆いかぶさってくる。
…今は仮面なんて被ってないけど。
ぎしり、とベッドが音を立てる音が、なんだか生々しくて、わたしは勝手に顔が赤らんでくるのを感じていた。
心臓がドキドキと騒ぎ出して、落ち着かない。
「あっ…う…」
言葉にならない声が漏れた。
仮面の人の手がそっと、壊れ物に触るみたいにわたしの頬に触れた。
ひゃ、と声が漏れて、身体が勝手に震える。
「緊張してる?」
クスリ、と微笑んだ低くてとても穏やかな男性の声。
耳から入り込んで、体を蕩かせてくるような、甘い毒のような声。
ぞくり、得体の知れない予感にお腹の奥が震えた。
なんだか恥ずかしくて微かに頷いて俯いた。
そっと、顎に手を添えられる。
「あっ…」
くい、と顎を上げさせられた。
ドキドキしすぎて、どうにかなってしまいそう。
目を閉じてしまいたいけれど、真っ直ぐにこちらを射抜く彼の目があまりにも真剣で、熱い熱を秘めていたから、逸らせなかった。
ネムリが、微かな欲を孕んだ潤んだ瞳でこちらを見上げてくる。
愛される期待感を滲ませる瞳が、熱に浮かされて揺れている。
ぷっくらとした唇から誘うように赤い舌がちらりと覗く。
すぐにでも喰らい付きたい衝動を押さえて、ゴーストフェイスはネムリの顎を捉えた手とは反対の手を自身の口元へ近づける。
両目でネムリを見つめたまま、手袋の端を口に咥えて引っ張る。
普段日に当たることのない、蒼白い手が次第に現れてくる。
白いのにゴツゴツとした男の手が、ネムリの唇をゆっくりとなぞる。
「んんっ…」
くすぐったさに思わず身動ぐ。
目と鼻の先、吐息がかかる距離までゴーストフェイスが詰め寄ってくる。
「大丈夫。俺に全部任せて、ね…?」
そっと優しくゴーストフェイスの唇が、ネムリの唇に触れる。
柔らかく、温かい感触がネムリの唇を包む。
そのまま啄むようにちゅ、ちゅと音を立て口付けを繰り返す。
温もりに酔いしれ、うっとりと目を細めていると
「ひゃっ!?ぅうんっ!」
ぬるり、と舌がネムリの口内に忍び込んできた。
くすぐるように、ゴーストフェイスの舌がネムリの歯列をなぞる。
ぞくぞくとした感覚が背中を走る。
震えるネムリの身体を、ゴーストフェイスが舌を絡ませながら抱きしめる。
ぴちゃ、くちゅ、と唾液と舌の混ざり合う音に身体が熱くなっていく。
「んっむ…はぁ…あっんん」
トロンと溶けるような目で、口付けを受け止めるネムリの姿に、ゴーストフェイスはぞくぞくと昂っていくの感じていた。
「ネムリ…はぁ…かわい。ほら、もっと舌出して」
「んむっ…ひゃい…」
躊躇いがちにネムリがそっと舌を伸ばす。
その舌を唇で軽く食み、余すところなく舌を絡め、すする。
酸素を求めて口を開けるも、流れ込んでくるのは空気ではなく互いの唾液と快楽だった。
ゴーストフェイスの胸元を、ネムリが弱々しく握りしめる。
ぴちゃ、という音を立てて互いの唇が銀色の糸で繋がる。
ゴーストフェイスの舌がぷつりと糸を切り、再び触れるだけの口付けをネムリに施す。
「はぁっ…ん…はぁ」
「顔赤いよ?気持ちよかった?」
覗き込んでくるゴーストフェイスに、恥ずかしくてフイと顔を逸らした。
んんー?とゴーストフェイスがニヤニヤしながら覗き込んでくる。
恥ずかしくなってギュッと目を瞑ると、耳元でぺちゃり、と音がして甘く身体が痺れた。
「ひゃあんっ!!」
「はぁ…かわいい… ネムリ」
もっと気持ち良くしてあげるね…
と熱い吐息と、耳を舐めるぺちゃぺちゃとした水音がネムリの鼓膜ごと身体を犯してくる。
「ひゃあっ…ぅん…やっ」
ネムリは身体を震わせながら、身を捩る。
どんなに身体を動かそうとしても、耳元を犯す快楽と音は変わらない。
勝手に身体が跳ね、その度に甘い声をあげてしまう。
「んー?いや?ここはそうは言ってないよ?」
擽るように耳を舐めながら、ゴーストフェイスはネムリの胸の先端を服越しにキュッと摘む。
「あっああ!!!」
途端に鋭い快感がネムリの身体を走る。
ネムリは仰反るように胸を逸らし、反射的にゴーストフェイスの腕を掴んだ。
掴まれたゴーストフェイスからすると、抑止というよりも、縋り付かれているようで、かえって興奮してしまうだけだった。
「ネムリの弱いとこみーつけた。」
くりくりと何度もそこを転がされる。
たったそれだけの単純な動きなのに、さっきよりも鋭い快感がネムリの身体を苛む。
「んんっあっ…あっう…ひんっ!」
チカチカと頭の奥が白く明滅する。
自分の意思など全く関係ないように、勝手に腹部がきゅんきゅんと疼き、熱くなってくる。
「もっと良くしてあげるからね…」
ゴーストフェイスに抱き起こされ、ホルターネックのワンピースの紐がそっと解かれる。
あっ、と声を上げる間も無く、はらりとワンピースの前がはだけ、白い愛らしい下着が露わになる。
「あっ!やぁ」
咄嗟に手で前を隠そうとするも、ゴーストフェイスはいとも簡単に片手で両の手首を掴んでしまった。
「だぁめ。全部みせてね。ネムリ」
パチリ、と背中で金具が外れる音がした。
胸を押さえていた下着の拘束が緩む。
スローモーションのように、ゆっくりと、下着が胸から離されていく。
忙しない鼓動がドキドキと、とても煩かった。
外気に触れた胸がふるりと震えた。
ゴーストフェイスの眼前には、ピンク色の愛らしく尖った突起と、対照的に真っ白な美しい双丘が、触れられるのを待ちわびるかのように佇んでいた。
ゴーストフェイスはぺろり、と舌舐めずりをする。
まるで、肉食獣が獲物のウサギを喰らうときのような、野性味あふれる獰猛さが窺えた。
「んんっ!…あ、み、見ないで…」
ネムリは真っ赤な顔で、ゴーストフェイスの視線から逃れようと目を伏せた。
「どーして?凄く可愛くて素敵だよ?ほら、ここも」
くにっ、とゴーストフェイスの指がネムリの突起を突く。
「あうっ!んっ…」
「ほら、もっといっぱい俺を感じて?」
ゴーストフェイスの指が、柔らかい双丘の形を確かめるように揉みしだく。
どこまでも優しく、時に先端を指先が掠める。
その度にネムリの身体は快楽を甘受し甘い嬌声が口から溢れた。
「はぁ…ほんっと最高っ… ネムリ」
ちゅっ、と軽く唇に口付けられる。
「んっ…」
「なぁ…食べちゃっていい?」
震えるネムリの唇をぺろりと舐めた後、ゴーストフェイスはネムリの胸元へと唇を近づけていく。
「あっあ!やっ、ま、待ってっ!そこっ」
段々と先ほどから一番感じる突起へとゴーストフェイスの口元が近づいてることに、ネムリは甘い予感で身を震わせ、快楽から逃れようと身動ぐ。
はぁ、とゴーストフェイスの吐息が先端を熱く包み込む。
「ひゃっ!あうっ」
それだけでもビクビクと、身体が震える。
抗いようのない快楽に怯えるネムリとは反対に、ネムリの胸の先端は、ゴーストフェイスに食べられることを待ちわびるように、硬くピン!とその存在を主張していた。
「フゥ…息だけでこんなにして。」
ゴーストフェイスが、ニヤリと、笑って
いただきます
と囁いた。
ぬるり、と熱い舌がネムリの敏感な先端を舐めしゃぶる。
「やっ!あっあああっ!…あっ…ああ!!!」
ざらりと舌が這うたびに、下腹部が疼いてじゅん、とぬかるんでくるのが、嫌というほどわかった。
気持ち良すぎておかしくなりそうっ…!
イヤイヤと左右に首を振るも、快楽から逃れることなど出来なかった。
「あうっ!?」
唇で先端を挟まれ、じゅっ!と音を立てて吸われた瞬間、頭の奥が真っ白に弾けた。
ゴーストフェイスに胸を押し付けるように背中を逸らせたあと、ネムリはくたりと力なくベッドに沈んだ。
「ネムリ可愛い…コレでイッちゃったの?」
再び先端を吸われる。今度は反対側の突起も指で転がされる。
強い快感に、堪らずネムリは甘い悲鳴をあげる。
「やぁああ!?やっ!そ…れぇ!やらぁっ!ぅあん!」
無意識に両足でゴーストフェイスの腰を挟み込み、熱く濡れる秘所を押し付けるようにネムリの腰が跳ねた。
ネムリの敏感な部分が、一瞬硬い何かと触れ合う。
ゴーストフェイスの身体が一瞬だけ大きく震えた。
「っうわ!…ハァ… ネムリってばやーらしい。
…そんなにこれ、欲しい?」
そう言ってゴーストフェイスが硬く立ち上がっているそれを服越しにネムリの秘部に擦り付ける。
「あっ!?やぁあ…」
熱いそこが下着越しに触れ合う。
身動ぎをした拍子に、ネムリの下着がくちゅり、と卑猥な音を奏でた。
カッと顔が、燃えそうなくらい熱くなった。
出来ることならネムリは、その場から消えたいとすら思った。
思わず両手で顔を隠す。
指の隙間から見えたゴーストフェイスが、獰猛な肉食獣のような目で妖しく笑った。
「ネムリ…この音なぁに?」
ゴーストフェイスの指が下着越しに割れ目をなぞる。
指が動くたびにくちゅくちゅと、水音が鳴る。
恥ずかしくて熱すぎて、消えてしまいたい。
「やっ…やぁあ…ちがうぅ…」
「何が違うの?こーんな音、させて」
下着ごと、ゴーストフェイスの指が割れ目の中に押し入ろうとしてくる。
ぐしゅ、ぐちゅと下着とゴーストフェイスの指がネムリを責め立てる。
淫靡な音を奏でながら、中を何度も弄られて、ネムリの呼吸は次第に荒く、短くなっていく。
濡れた下着が中と同時に、敏感な芽も擦り上げ、ネムリの足が大きく震えた。
「やぁああっ!!だめぇっ…んっ、だめぇ…っ!!」
ビクンっ!と一度大きくネムリの腰が跳ね上がった。
ネムリはハッハッと荒い呼吸を繰り返し、生理的な涙がぽろぽろと目から溢れでた。
快楽の余韻に打ちひしがれるなか、ぼんやりと目を向けた先で、ゴーストフェイスがネムリの愛液のついた指をベロリと舐め上げていた。
「やっ…はずかしい…や、めて」
「可愛い…こんなにドロドロに感じて。ほんっとネムリ最高だよ」
つつ、とゴーストフェイスの指がネムリの太腿を撫でる。
「ひゃうっ!」
「俺を感じてるところみせて?」
太腿を撫でていた手が、ゆっくりと下着を下ろしていく。
あっ、と声が漏れた。
ドキドキと心臓が壊れるほど騒ぐ。
一瞬見えた足の隙間から、離れていく下着に透明な糸が繋がっているのが見えて、ネムリはその場から消えたくなった。
真っ赤な顔で恥ずかしそうに縮こまるネムリの姿に、ゴーストフェイスは、
あぁ…もう我慢できない
と、心の中で呟いた。
もどかしげにローブを脱ぎ捨て、自身を軽く抜きながらネムリの蜜で濡れる入り口にあてがう。
「はぁ… ネムリ…入れるよ?」
ゆっくり、ゆっくりと、ネムリの中を押し開くように息が詰まるほどの質量のモノが入ってくる。
「あっ!やっ…あぅっ…」
緊張で中がギュッと締まり、余計に押し入る感覚が強くなってしまい、ズキッとした痛みを感じた。
「んっ!…痛ッ」
眉を寄せるネムリに、ゴーストフェイスは優しく額に口付けた。
「大丈夫ネムリ…ゆっくり息して?力抜いて…」
吸って…吐いて…と、呪文のようにゴーストフェイスが繰り返す。
抱きしめられ、ゴーストフェイスの呟くままに呼吸を繰り返す。
感じるのは燃えるような身体の熱と、ゴーストフェイスから香り立つ妖しい色香。
啄むように頬や唇、首筋に柔らかく唇が触れる。
身体の力が抜けた一瞬をついて、ゴーストフェイスはネムリの奥深くまで身体を繋いだ。
「きゃ…ぁあ!あうっ!!」
息をするだけで、中がきゅんきゅんと感じてしまう。
熱いゴーストフェイスの肉棒が生き物のようにビクビクと跳ねている。
それだけでもネムリの身体をぞくぞくとした快感が駆けていく。
「ハァッ!…全部入った…ハァ… ネムリの中、気持ちいぃ…」
ゴーストフェイスの快楽を滲ませた声が耳朶を打つ。
はぁ、と荒い吐息が耳を震わせ、ネムリは恥ずかしさの中に彼を感じさせているという、ちょっとした優越感のようなものを感じていた。
身体の奥が、もっと欲しいと囁いている。
熱く疼く奥を、もっと満たして欲しいと、思ってしまった。
はしたない、なんて思いつつも、ネムリにはもう我慢など出来なかった。
「んっん…あ、の…」
ネムリが真っ赤な恥ずかしそうな顔で、おずおずとこちらを見上げてくる。
「んー?…なぁに?ネムリ」
ちゅ、と音を立てて涙で濡れた頬に口づけ、ぺろりと舐める。
塩辛いのに、なぜか甘い涙の味と、んっ、と可愛い声がした。
躊躇いがちに、でも確かに情欲に揺れる瞳が、俺を映す。
あくまで優しく、気遣うそぶりを続けるも、ネムリの目に映る俺は、貪り喰らおうとしている欲が消し切れていない、獣の目をしていた。
あぁ…早くぐちゃぐちゃに食べてしまいたい…
心のうちをひた隠し、俺はあくまで優しく、ネムリに触れる。
時折微かに胸の先に触れ、軽く腰を揺すり、ネムリの身体と理性を追い詰めていく。
獲物が自ら喰われることを乞うように。
はぁ、と抑えきれない興奮が吐息と共に溢れでた。
さぁ、早く堕ちておいで…
ウサギ自らこの手の内に…
逃げられないように、ぐちゃぐちゃにしてやるから…
「あっの…」
「んー?どうしたの?」
ゴーストフェイスは荒い息を吐きながら、そっとネムリの頭を撫でる。
よしよしとあやすように触れる手にすら、淡い快感が走る。
「あ…あっ!…う、動いて…もらって、大丈夫…ッ…です…」
顔が熱すぎて、溶けて消えてしまいそうだった。
ネムリはゴーストフェイスから目を逸らし、彼の手をそっと握りしめる。
その手は震えていた。
ネムリには見えていないゴーストフェイスの顔は、喜びを隠せない、歪んだ笑みが浮かんでいた。
「んー?ネムリ辛そうだし、無理はさせたくないなぁ…俺はこうしているだけでも十分だよ」
そういいつつも、そっと腰を押し進め、軽く奥を小突いてやる。
「あっ!やぁ…ううっ…お、ねがい…」
ぽろり、とネムリの目から涙が溢れる。
真っ赤に染まった顔と、愛欲に蕩けた瞳が、ゴーストフェイスだけを映す。
「う、動いて…おねがいッ…」
我慢が効かなくなったのは、ゴーストフェイスの方だった。
きつく彼女を抱きしめ、激しく腰を打ち付ける。
肌と肌がぶつかる音と共に、ぐちゅぐちゅと激しい水音が響き、ゴーストフェイスの肉棒が何度も何度もネムリの中を出入りする。
その度にネムリは腰を大きく痙攣させて嬌声をあげる。
「あっあっあぁあ!!!やぁっ!」
「ハァッ!っんっ!!ネムリっ!や、じゃないだろっ!」
ぐりっと、奥を押し込むとネムリはまた身体を震わせて悲鳴を上げた。
「あんっ!!い、い…」
「ハッ…いい子…もっと大きい声で言って?」
「やっ!あっあぁ!…き、もち、いい…で、す…んんぅ!」
「ハァッ!ッ!!堪んないよネムリ…っ!」
涙で顔を濡らしながら、気持ちいいと悲鳴を上げるネムリに、ゴーストフェイスも限界を感じ、さらに激しくぐちゅぐちゅと中を掻き回す。
「やっ!あっ…んあっあ!も、だめぇっんんん!!!」
「…ッ!いいよッ!ネムリ…一緒に、イこうか
ッ!」
びくびくとネムリの中と身体が跳ね、ベッドが軋む。
きつくゴーストフェイスを締め付け、絞り上げるような動きに、ゴーストフェイスも一番奥に自身を叩きつけ、滾る欲望を全て中にぶちまけた。
身体を繋げたままネムリを抱きしめる。
未だにびくびくと身体を震わせたまま、ネムリはぐったりと身体を横たえている。
ゆっくりと自身を抜くとゴポリという音とともに、精液がとろりとネムリの中から溢れてくる。
「んっ…」
未だ顔を赤く染めて、ネムリはなおも気持ちよさそうにぴくりと身体を震わせる。
「はぁ…本当に、最高だよネムリ。もっともっと、可愛がってあげるね。俺のウサギちゃん…」
浅い呼吸を繰り返すネムリの唇をゴーストフェイスの唇が塞いだ。
…今は仮面なんて被ってないけど。
ぎしり、とベッドが音を立てる音が、なんだか生々しくて、わたしは勝手に顔が赤らんでくるのを感じていた。
心臓がドキドキと騒ぎ出して、落ち着かない。
「あっ…う…」
言葉にならない声が漏れた。
仮面の人の手がそっと、壊れ物に触るみたいにわたしの頬に触れた。
ひゃ、と声が漏れて、身体が勝手に震える。
「緊張してる?」
クスリ、と微笑んだ低くてとても穏やかな男性の声。
耳から入り込んで、体を蕩かせてくるような、甘い毒のような声。
ぞくり、得体の知れない予感にお腹の奥が震えた。
なんだか恥ずかしくて微かに頷いて俯いた。
そっと、顎に手を添えられる。
「あっ…」
くい、と顎を上げさせられた。
ドキドキしすぎて、どうにかなってしまいそう。
目を閉じてしまいたいけれど、真っ直ぐにこちらを射抜く彼の目があまりにも真剣で、熱い熱を秘めていたから、逸らせなかった。
ネムリが、微かな欲を孕んだ潤んだ瞳でこちらを見上げてくる。
愛される期待感を滲ませる瞳が、熱に浮かされて揺れている。
ぷっくらとした唇から誘うように赤い舌がちらりと覗く。
すぐにでも喰らい付きたい衝動を押さえて、ゴーストフェイスはネムリの顎を捉えた手とは反対の手を自身の口元へ近づける。
両目でネムリを見つめたまま、手袋の端を口に咥えて引っ張る。
普段日に当たることのない、蒼白い手が次第に現れてくる。
白いのにゴツゴツとした男の手が、ネムリの唇をゆっくりとなぞる。
「んんっ…」
くすぐったさに思わず身動ぐ。
目と鼻の先、吐息がかかる距離までゴーストフェイスが詰め寄ってくる。
「大丈夫。俺に全部任せて、ね…?」
そっと優しくゴーストフェイスの唇が、ネムリの唇に触れる。
柔らかく、温かい感触がネムリの唇を包む。
そのまま啄むようにちゅ、ちゅと音を立て口付けを繰り返す。
温もりに酔いしれ、うっとりと目を細めていると
「ひゃっ!?ぅうんっ!」
ぬるり、と舌がネムリの口内に忍び込んできた。
くすぐるように、ゴーストフェイスの舌がネムリの歯列をなぞる。
ぞくぞくとした感覚が背中を走る。
震えるネムリの身体を、ゴーストフェイスが舌を絡ませながら抱きしめる。
ぴちゃ、くちゅ、と唾液と舌の混ざり合う音に身体が熱くなっていく。
「んっむ…はぁ…あっんん」
トロンと溶けるような目で、口付けを受け止めるネムリの姿に、ゴーストフェイスはぞくぞくと昂っていくの感じていた。
「ネムリ…はぁ…かわい。ほら、もっと舌出して」
「んむっ…ひゃい…」
躊躇いがちにネムリがそっと舌を伸ばす。
その舌を唇で軽く食み、余すところなく舌を絡め、すする。
酸素を求めて口を開けるも、流れ込んでくるのは空気ではなく互いの唾液と快楽だった。
ゴーストフェイスの胸元を、ネムリが弱々しく握りしめる。
ぴちゃ、という音を立てて互いの唇が銀色の糸で繋がる。
ゴーストフェイスの舌がぷつりと糸を切り、再び触れるだけの口付けをネムリに施す。
「はぁっ…ん…はぁ」
「顔赤いよ?気持ちよかった?」
覗き込んでくるゴーストフェイスに、恥ずかしくてフイと顔を逸らした。
んんー?とゴーストフェイスがニヤニヤしながら覗き込んでくる。
恥ずかしくなってギュッと目を瞑ると、耳元でぺちゃり、と音がして甘く身体が痺れた。
「ひゃあんっ!!」
「はぁ…かわいい… ネムリ」
もっと気持ち良くしてあげるね…
と熱い吐息と、耳を舐めるぺちゃぺちゃとした水音がネムリの鼓膜ごと身体を犯してくる。
「ひゃあっ…ぅん…やっ」
ネムリは身体を震わせながら、身を捩る。
どんなに身体を動かそうとしても、耳元を犯す快楽と音は変わらない。
勝手に身体が跳ね、その度に甘い声をあげてしまう。
「んー?いや?ここはそうは言ってないよ?」
擽るように耳を舐めながら、ゴーストフェイスはネムリの胸の先端を服越しにキュッと摘む。
「あっああ!!!」
途端に鋭い快感がネムリの身体を走る。
ネムリは仰反るように胸を逸らし、反射的にゴーストフェイスの腕を掴んだ。
掴まれたゴーストフェイスからすると、抑止というよりも、縋り付かれているようで、かえって興奮してしまうだけだった。
「ネムリの弱いとこみーつけた。」
くりくりと何度もそこを転がされる。
たったそれだけの単純な動きなのに、さっきよりも鋭い快感がネムリの身体を苛む。
「んんっあっ…あっう…ひんっ!」
チカチカと頭の奥が白く明滅する。
自分の意思など全く関係ないように、勝手に腹部がきゅんきゅんと疼き、熱くなってくる。
「もっと良くしてあげるからね…」
ゴーストフェイスに抱き起こされ、ホルターネックのワンピースの紐がそっと解かれる。
あっ、と声を上げる間も無く、はらりとワンピースの前がはだけ、白い愛らしい下着が露わになる。
「あっ!やぁ」
咄嗟に手で前を隠そうとするも、ゴーストフェイスはいとも簡単に片手で両の手首を掴んでしまった。
「だぁめ。全部みせてね。ネムリ」
パチリ、と背中で金具が外れる音がした。
胸を押さえていた下着の拘束が緩む。
スローモーションのように、ゆっくりと、下着が胸から離されていく。
忙しない鼓動がドキドキと、とても煩かった。
外気に触れた胸がふるりと震えた。
ゴーストフェイスの眼前には、ピンク色の愛らしく尖った突起と、対照的に真っ白な美しい双丘が、触れられるのを待ちわびるかのように佇んでいた。
ゴーストフェイスはぺろり、と舌舐めずりをする。
まるで、肉食獣が獲物のウサギを喰らうときのような、野性味あふれる獰猛さが窺えた。
「んんっ!…あ、み、見ないで…」
ネムリは真っ赤な顔で、ゴーストフェイスの視線から逃れようと目を伏せた。
「どーして?凄く可愛くて素敵だよ?ほら、ここも」
くにっ、とゴーストフェイスの指がネムリの突起を突く。
「あうっ!んっ…」
「ほら、もっといっぱい俺を感じて?」
ゴーストフェイスの指が、柔らかい双丘の形を確かめるように揉みしだく。
どこまでも優しく、時に先端を指先が掠める。
その度にネムリの身体は快楽を甘受し甘い嬌声が口から溢れた。
「はぁ…ほんっと最高っ… ネムリ」
ちゅっ、と軽く唇に口付けられる。
「んっ…」
「なぁ…食べちゃっていい?」
震えるネムリの唇をぺろりと舐めた後、ゴーストフェイスはネムリの胸元へと唇を近づけていく。
「あっあ!やっ、ま、待ってっ!そこっ」
段々と先ほどから一番感じる突起へとゴーストフェイスの口元が近づいてることに、ネムリは甘い予感で身を震わせ、快楽から逃れようと身動ぐ。
はぁ、とゴーストフェイスの吐息が先端を熱く包み込む。
「ひゃっ!あうっ」
それだけでもビクビクと、身体が震える。
抗いようのない快楽に怯えるネムリとは反対に、ネムリの胸の先端は、ゴーストフェイスに食べられることを待ちわびるように、硬くピン!とその存在を主張していた。
「フゥ…息だけでこんなにして。」
ゴーストフェイスが、ニヤリと、笑って
いただきます
と囁いた。
ぬるり、と熱い舌がネムリの敏感な先端を舐めしゃぶる。
「やっ!あっあああっ!…あっ…ああ!!!」
ざらりと舌が這うたびに、下腹部が疼いてじゅん、とぬかるんでくるのが、嫌というほどわかった。
気持ち良すぎておかしくなりそうっ…!
イヤイヤと左右に首を振るも、快楽から逃れることなど出来なかった。
「あうっ!?」
唇で先端を挟まれ、じゅっ!と音を立てて吸われた瞬間、頭の奥が真っ白に弾けた。
ゴーストフェイスに胸を押し付けるように背中を逸らせたあと、ネムリはくたりと力なくベッドに沈んだ。
「ネムリ可愛い…コレでイッちゃったの?」
再び先端を吸われる。今度は反対側の突起も指で転がされる。
強い快感に、堪らずネムリは甘い悲鳴をあげる。
「やぁああ!?やっ!そ…れぇ!やらぁっ!ぅあん!」
無意識に両足でゴーストフェイスの腰を挟み込み、熱く濡れる秘所を押し付けるようにネムリの腰が跳ねた。
ネムリの敏感な部分が、一瞬硬い何かと触れ合う。
ゴーストフェイスの身体が一瞬だけ大きく震えた。
「っうわ!…ハァ… ネムリってばやーらしい。
…そんなにこれ、欲しい?」
そう言ってゴーストフェイスが硬く立ち上がっているそれを服越しにネムリの秘部に擦り付ける。
「あっ!?やぁあ…」
熱いそこが下着越しに触れ合う。
身動ぎをした拍子に、ネムリの下着がくちゅり、と卑猥な音を奏でた。
カッと顔が、燃えそうなくらい熱くなった。
出来ることならネムリは、その場から消えたいとすら思った。
思わず両手で顔を隠す。
指の隙間から見えたゴーストフェイスが、獰猛な肉食獣のような目で妖しく笑った。
「ネムリ…この音なぁに?」
ゴーストフェイスの指が下着越しに割れ目をなぞる。
指が動くたびにくちゅくちゅと、水音が鳴る。
恥ずかしくて熱すぎて、消えてしまいたい。
「やっ…やぁあ…ちがうぅ…」
「何が違うの?こーんな音、させて」
下着ごと、ゴーストフェイスの指が割れ目の中に押し入ろうとしてくる。
ぐしゅ、ぐちゅと下着とゴーストフェイスの指がネムリを責め立てる。
淫靡な音を奏でながら、中を何度も弄られて、ネムリの呼吸は次第に荒く、短くなっていく。
濡れた下着が中と同時に、敏感な芽も擦り上げ、ネムリの足が大きく震えた。
「やぁああっ!!だめぇっ…んっ、だめぇ…っ!!」
ビクンっ!と一度大きくネムリの腰が跳ね上がった。
ネムリはハッハッと荒い呼吸を繰り返し、生理的な涙がぽろぽろと目から溢れでた。
快楽の余韻に打ちひしがれるなか、ぼんやりと目を向けた先で、ゴーストフェイスがネムリの愛液のついた指をベロリと舐め上げていた。
「やっ…はずかしい…や、めて」
「可愛い…こんなにドロドロに感じて。ほんっとネムリ最高だよ」
つつ、とゴーストフェイスの指がネムリの太腿を撫でる。
「ひゃうっ!」
「俺を感じてるところみせて?」
太腿を撫でていた手が、ゆっくりと下着を下ろしていく。
あっ、と声が漏れた。
ドキドキと心臓が壊れるほど騒ぐ。
一瞬見えた足の隙間から、離れていく下着に透明な糸が繋がっているのが見えて、ネムリはその場から消えたくなった。
真っ赤な顔で恥ずかしそうに縮こまるネムリの姿に、ゴーストフェイスは、
あぁ…もう我慢できない
と、心の中で呟いた。
もどかしげにローブを脱ぎ捨て、自身を軽く抜きながらネムリの蜜で濡れる入り口にあてがう。
「はぁ… ネムリ…入れるよ?」
ゆっくり、ゆっくりと、ネムリの中を押し開くように息が詰まるほどの質量のモノが入ってくる。
「あっ!やっ…あぅっ…」
緊張で中がギュッと締まり、余計に押し入る感覚が強くなってしまい、ズキッとした痛みを感じた。
「んっ!…痛ッ」
眉を寄せるネムリに、ゴーストフェイスは優しく額に口付けた。
「大丈夫ネムリ…ゆっくり息して?力抜いて…」
吸って…吐いて…と、呪文のようにゴーストフェイスが繰り返す。
抱きしめられ、ゴーストフェイスの呟くままに呼吸を繰り返す。
感じるのは燃えるような身体の熱と、ゴーストフェイスから香り立つ妖しい色香。
啄むように頬や唇、首筋に柔らかく唇が触れる。
身体の力が抜けた一瞬をついて、ゴーストフェイスはネムリの奥深くまで身体を繋いだ。
「きゃ…ぁあ!あうっ!!」
息をするだけで、中がきゅんきゅんと感じてしまう。
熱いゴーストフェイスの肉棒が生き物のようにビクビクと跳ねている。
それだけでもネムリの身体をぞくぞくとした快感が駆けていく。
「ハァッ!…全部入った…ハァ… ネムリの中、気持ちいぃ…」
ゴーストフェイスの快楽を滲ませた声が耳朶を打つ。
はぁ、と荒い吐息が耳を震わせ、ネムリは恥ずかしさの中に彼を感じさせているという、ちょっとした優越感のようなものを感じていた。
身体の奥が、もっと欲しいと囁いている。
熱く疼く奥を、もっと満たして欲しいと、思ってしまった。
はしたない、なんて思いつつも、ネムリにはもう我慢など出来なかった。
「んっん…あ、の…」
ネムリが真っ赤な恥ずかしそうな顔で、おずおずとこちらを見上げてくる。
「んー?…なぁに?ネムリ」
ちゅ、と音を立てて涙で濡れた頬に口づけ、ぺろりと舐める。
塩辛いのに、なぜか甘い涙の味と、んっ、と可愛い声がした。
躊躇いがちに、でも確かに情欲に揺れる瞳が、俺を映す。
あくまで優しく、気遣うそぶりを続けるも、ネムリの目に映る俺は、貪り喰らおうとしている欲が消し切れていない、獣の目をしていた。
あぁ…早くぐちゃぐちゃに食べてしまいたい…
心のうちをひた隠し、俺はあくまで優しく、ネムリに触れる。
時折微かに胸の先に触れ、軽く腰を揺すり、ネムリの身体と理性を追い詰めていく。
獲物が自ら喰われることを乞うように。
はぁ、と抑えきれない興奮が吐息と共に溢れでた。
さぁ、早く堕ちておいで…
ウサギ自らこの手の内に…
逃げられないように、ぐちゃぐちゃにしてやるから…
「あっの…」
「んー?どうしたの?」
ゴーストフェイスは荒い息を吐きながら、そっとネムリの頭を撫でる。
よしよしとあやすように触れる手にすら、淡い快感が走る。
「あ…あっ!…う、動いて…もらって、大丈夫…ッ…です…」
顔が熱すぎて、溶けて消えてしまいそうだった。
ネムリはゴーストフェイスから目を逸らし、彼の手をそっと握りしめる。
その手は震えていた。
ネムリには見えていないゴーストフェイスの顔は、喜びを隠せない、歪んだ笑みが浮かんでいた。
「んー?ネムリ辛そうだし、無理はさせたくないなぁ…俺はこうしているだけでも十分だよ」
そういいつつも、そっと腰を押し進め、軽く奥を小突いてやる。
「あっ!やぁ…ううっ…お、ねがい…」
ぽろり、とネムリの目から涙が溢れる。
真っ赤に染まった顔と、愛欲に蕩けた瞳が、ゴーストフェイスだけを映す。
「う、動いて…おねがいッ…」
我慢が効かなくなったのは、ゴーストフェイスの方だった。
きつく彼女を抱きしめ、激しく腰を打ち付ける。
肌と肌がぶつかる音と共に、ぐちゅぐちゅと激しい水音が響き、ゴーストフェイスの肉棒が何度も何度もネムリの中を出入りする。
その度にネムリは腰を大きく痙攣させて嬌声をあげる。
「あっあっあぁあ!!!やぁっ!」
「ハァッ!っんっ!!ネムリっ!や、じゃないだろっ!」
ぐりっと、奥を押し込むとネムリはまた身体を震わせて悲鳴を上げた。
「あんっ!!い、い…」
「ハッ…いい子…もっと大きい声で言って?」
「やっ!あっあぁ!…き、もち、いい…で、す…んんぅ!」
「ハァッ!ッ!!堪んないよネムリ…っ!」
涙で顔を濡らしながら、気持ちいいと悲鳴を上げるネムリに、ゴーストフェイスも限界を感じ、さらに激しくぐちゅぐちゅと中を掻き回す。
「やっ!あっ…んあっあ!も、だめぇっんんん!!!」
「…ッ!いいよッ!ネムリ…一緒に、イこうか
ッ!」
びくびくとネムリの中と身体が跳ね、ベッドが軋む。
きつくゴーストフェイスを締め付け、絞り上げるような動きに、ゴーストフェイスも一番奥に自身を叩きつけ、滾る欲望を全て中にぶちまけた。
身体を繋げたままネムリを抱きしめる。
未だにびくびくと身体を震わせたまま、ネムリはぐったりと身体を横たえている。
ゆっくりと自身を抜くとゴポリという音とともに、精液がとろりとネムリの中から溢れてくる。
「んっ…」
未だ顔を赤く染めて、ネムリはなおも気持ちよさそうにぴくりと身体を震わせる。
「はぁ…本当に、最高だよネムリ。もっともっと、可愛がってあげるね。俺のウサギちゃん…」
浅い呼吸を繰り返すネムリの唇をゴーストフェイスの唇が塞いだ。