DbD短編
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僕には待ち望んでやっと出会えた、最愛の眠り姫がいる。
なぜか目覚めてからしばらく、僕からわざと逃げ回ったり、気を引くようなことを続けていたけど、何をされてもとにかく愛しくて、可愛くて仕方なかった。
きっと、長い眠りから覚めて、気が動転して不安になっていたんだろう。
わざわざ試すような事をしなくても、僕は君しか見てないし要らないのに。
「来ないで!」なんて言って僕がついてきているか後ろをずっと確認してきたり、
僕が万が一にも嫌ったり君から離れることなんて絶対にないのに、別れに怯えて不安げな目で見つめてきたり、
抱きしめたり、キスをしようとしたら照れて嫌がるフリをしたり。
とにかくもう、いじらしくて、愛しくて、一層ネムリを手放せなくなってしまった。
ここまで考えてそんな天邪鬼な振る舞いをしていたのなら、なんて計算高いお姫さまなんだろうか。
そんなところも愛してしまった僕は、もう完全に彼女に骨抜きにされてしまっているのだろう。
そんな愛しい愛しい僕の眠り姫は今、僕のベッドの上ですやすやと寝息を立てて眠っている。
もっとも、僕を待ってた時のような長い長い眠りなんかじゃない。
多分、儀式に参加した僕を待ち疲れてしまったんだろう。
今日のサバイバー達にはローリーもいたので、つい夢中で追いかけて時間を掛けてしまった。
僕はベッドにこしかけて、愛しいお姫様の寝顔を、出会った最初の日のように覗き込んだ。
ネムリは幸せそうな笑みを浮かべていた。
一体どんな夢を見ているのだろう。
そっと薔薇色の頬を手で撫でる。
「んっ…」
僕の掌に擦り寄るように、ネムリが頭を預けてくる。
出会った時と何も変わらない。眠っていても僕を求めてくる仕草。
あぁ。本当に愛しくて仕方がない。
僕はマスクをずらしてネムリの唇にキスをする。
柔らかい唇が僕の唇と重なる。
「んぁ…」
甘い声がネムリの少し開いた唇の隙間から溢れる。
どくん、と胸が高鳴るのを感じた。
じっとネムリを見つめる。
薄らと開いた柔らかそうな唇から覗く赤い舌。
部屋の薄明かりに照らされて仄白く輝く細く白い首筋。
寝ている間にはだけてしまったであろう愛用のパジャマの間から、柔らかそうな二つの膨らみが、呼吸に合わせて上下している。
パジャマに沿って細い腰と丸みを帯びたラインがなだらかに続いている。
マイケルはゴクリ、と唾を飲み込み、そっとパジャマのボタンを外していった。
大きな手が、器用にボタンを一つ一つ外していく。
パジャマに隠されていた豊かな二つの膨らみと、日に晒されることのない白く滑らかな素肌が徐々に露わになっていく。
全てボタンを外し終え、ネムリの肢体を目に焼き付けていると、ネムリの唇が動いた。
「んんっ…て…まいける……し…た…い」
マイケルは息を飲んだ。
背中に雷が落ちたような衝撃が身体を貫く。
愛しい人に求められる喜びに身を震わせながら、マイケルはうっとりとネムリを見つめ、そして再び彼女の唇を塞いだ。
ネムリは夢を見た。
いつもの白いマスクの殺人鬼に追いかけ回される夢。
最も、彼に私を殺すつもりはないらしい。
他の人に向けているらしい包丁を、私は一度も向けられたことなんてない。
ただ、いつもやたら抱きしめようとしたり、キスをしようとしてきたり、恋人同士のスキンシップのようなことをしてくる。
どうやら、彼は私のことを運命の相手と思っているらしい。
最初は殺人鬼に怯えて逃げ回っていたものの、いつの間にか求められることを受け入れてしまっている自分がいた。
彼からのアプローチにイエスと答えたのは、ほんのつい最近のこと。
彼のことを少なからず異性として好いてしまっているのも事実。
でもだからと言って、追いかけ回されるのが好きというわけではない!!
「いぃいいやぁあああああ!!!来ないでぇええええ」
いつぞやあった出来事のフラッシュバックを、ネムリは夢で追体験していたのだった。
ウキウキと嬉しそうな様子でマイケルが、やたらフリフリのピンクのドレスを持って追いかけてくる。
やめろ!!やめてくれっ!!!
そういう趣味はないんだ!!
私はお姫様なんて柄じゃないのに、なんでそんなに執拗に私を姫に仕立て上げたがるんだ!!
「や、やめてマイケル!!そんな恥ずかしい格好したくないからっ!!」
マイケルの右手がこちらを掴もうと伸びてきた直後、急に場面が変わってふわっと宙に浮くような感覚がした。
不思議な感覚だ。
まるで暖かい湯船に浸かってるような感覚。
暖かさと心地よさに、ネムリはうっとりと目を細めた。
「はぁ…んん。きもちいい…」
思わず声が溢れた。
何か暖かいものに包まれているような、ゆっくりと揺らされているような、心地よさ。
ふわふわと宙に浮くような感覚は、とても気持ちがよかった。
揺蕩うようにぼんやりゆったりと、微睡んでいると、急に甘い痺れが体に走った。
「んんっ…んぁ…ん…」
なんだか、いかがわしい声が聞こえるなぁ…
女の人の喘ぎみたいな…
「んっん…はぁ…あっ…」
なんか、AVでも聞かされてるみたい…
「はぁっ…はぁ…んぁ!」
なんか、やたら近いなぁというか、この声…
「んん…ん?んやぁああ!?」
強い刺激に思わず目が開いた。
覚醒した身体は、まるで情事の最中のように熱かった。
快感が残る身体に、半ば呆然としていると、
「あっぁあっ!!!やっ…んんん!」
激しく身体を突き上げられ、のけぞった。
見上げた先に見えるのは、見慣れた白いマスクをずらしているマイケル。
はぁはぁと荒い息を吐きながらマイケルが一心不乱に腰を打ち付けてきていた。
「はっあっあぁ!!ま、いけるぅ!!だめぇっ!!」
意識がはっきりとするにつれて、身体に走る快感は増していく。
勝手に息は荒くなっていき、止めようと伸ばした手はマイケルにベッドへと縫い止められてしまう。
「あっあっ!!あぁあ!!やっああ!」
身体を貫く快楽の波に抗うこともできず、ネムリはただ左右に首を振り、よがるしかできない。
「やっんんんっ!!んむっ…んっぁあ」
それすらも、マイケルに唇を塞がれ、できなくなった。
ぬるりと滑り込んできた舌がネムリの呼吸までも奪っていく。
激しい律動の合間に、ぬちゅぬちゅといやらしい水温が響く。
肌と肌がぶつかる音に、身体が勝手に震えていく。
マイケルはネムリの腰をグイッと持ち上げた。
「.なぁ!?やっぁあああ!!」
ずぷりとさらに奥が肉の杭に穿たれる。
持ち上げられてしまったことで、敏感な中のさらに弱い所が強く押し上げられる。
抗いようもなく、ネムリはマイケルにしがみつく。
「はぁっあぅ!んんっ!」
パンパンと音を立てて腰がぶつかるたびに、間に挟まれた敏感な肉芽も潰される。
もう何度目かもわからない、快感の頂きがすぐそこまで見えていた。
「あっあぁっ!!ま、いける!マイケルぅ!!」
「……ッハッ……」
マイケルへと縋るように両腕を伸ばす。
マイケルは最奥を貫いたまま、ネムリの両腕を掴み、自身の方へと引き寄せる。
「きゃっ!あっああっ!!!」
一瞬身体が浮かんだと同時に、重力に従う身体が、中を貫くマイケルの肉棒に沈んでいく。
届くはずのない奥深くを刺し貫かれ、ネムリは一瞬にして意識が真っ白に染まった。
「……っ!!!グッ!…ハッ…ハッ」
全てを搾り取るように、ネムリの中が何度も激しい収縮を繰り返す。
マイケルは低い唸り声を上げ、ネムリの中へと腰を叩きつけ、彼女の中へと全てを注ぎ込んだ。
「……っっ!!ハアッ…ハッ…」
また眠りについてしまったネムリをしっかりと抱きとめ、マイケルは快感の余韻に酔いしれていた。
熱く汗ばんだ身体は、吸い付くようにピタリと密着している。
「……おやすみネムリ。僕だけの眠り姫…」
マイケルはもう一度自身の唇とネムリの唇を重ね合わせてから、目を閉じた。