○○しないと出られませんシリーズ
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三回目となる魔の密室ミッションの通知が届いたのはほんの数分前。
前回のミッションを思い出し、真っ赤な顔で絶対嫌だと暴れて逃げようとするネムリを易々と捕まえ、浮かれ足のゴーストフェイスは部屋の扉を潜った。
外へと伸ばした手のすぐ先で、無情にガチャリと扉が閉まる音がした。
「んー♪こぉら。暴れないでよネムリ」
「バカー!!ゴスフェのバカー!!入っちゃったじゃん!入っちゃったじゃんかー!!」
真っ赤な顔のネムリはフックに連れていかれる時のように必死に手足をばたつかせてもがく。
もがいてももがいても、ゴスフェは楽しそうに鼻歌を歌いながら、その場でくるりと回って見せた。
「さぁて何がくるかなぁ。俺的には媚薬とかのミッションきて欲しいけどなぁ」
「び!?ゴスフェってばほんっっとに!!バカぁ!!」
ゴーストフェイスの背中をポカポカとネムリが叩く。
細身とはいえ筋肉のついたゴーストフェイスからすれば、肩叩き以下のお遊びのような拳だった。
「はーいはい。諦めて今回も俺に抱かれなよ。…ね?」
ハァと耳に吹きかけられた熱い吐息に、ネムリはぶるりと身を震わせる。
ぬめる舌先が耳を擽り、たまらずネムリは、悲鳴をこぼす。
「ひゃうっ…んっ…」
「んー?ネムリってばこれだけで感じちゃった?嫌っていいながら期待してくれてたんじゃん。かーわい」
さらに赤く染まったネムリの頬に、ゴーストフェイスは音を立てて口付ける。
潤んだ目でネムリはジロリとゴーストフェイスを睨む。
「っ…っバカゴスフェ!そんなミッションって決まってないでしょ!?バカバカバカァ!!!」
「んー?ちょおっと間が空いたけど、本当に期待してないの?ざーんねん。」
俺かなしー、と言いながら、ゴーストフェイスは愉快そうにククッと笑う。
もがくのを諦めたネムリはため息か吐息かわからない息を溢し、両手で熱くなった頬を冷まそうと抑えた。
頬に触れている指先も熱を帯びてきて熱い。
憮然として見上げた扉に、じわじわと文字が浮かんでくる。
「ミッション…えと、はめどり?を、しろ…?」
「っはぁ!?え?マジ?」
あまりにもお誂え向き過ぎて、珍しくゴーストフェイスの声は裏返っていた。
動揺しているゴーストフェイスとは反対に、ネムリはきょとんとした様子で慌てるゴーストフェイスを眺めていた。
「何驚いてんのゴスフェ?早く終わらせて出ようよ」
「いや待ってよネムリなんで!?なんで未だにチューで真っ赤になるのにハメ撮りで動揺しないわけ!?」
「え?なに?はめどり、ってそんなゴスフェが動揺するようなことなの?」
ネムリがたじろぐ。
未だに少しだけ顔を赤らめたまま、不安そうにしている。
ネムリの様子に、ゴーストフェイスはゴクリと喉を鳴らす。
「えっとさ、ネムリチャン?ハメ撮りって、エロいことっていうのは分かる?」
「へっ!?…は、はぁ!?なにそれ!?知らないわよそんなの!!」
若干戸惑いがちに言うゴーストフェイスと、きょとんとした表情から一転、みるみると真っ赤になっていくネムリは、癇癪でも起こしたかのように悲鳴に近い叫び声を上げる。
「あー・・・そっかそっか。うん。ネムリチャンほんっと好きだわー。大丈夫。優しくするし最高の瞬間で撮ってあげるからね。俺様の腕前信じててよ。色んな意味で、ね」
「取る!?何をよ!?ど、どういうことなのかちゃんと説明してよバカゴスフェ!!は、放せってばぁ!!!」
再びじたばたともがきだすネムリの背をなだめるように撫でながらも、ゴーストフェイスは迷いなくネムリベッドへと足を運ぶ。
棚ぼたもいいところ、御褒美以外の何物でもないミッションに、ゴーストフェイスは心の中でエンティティマジサンキュー!!と叫んでいた。
(いつかは撮ろうとは思ってたけど、こうも早く撮れるなんて…最高じゃね?)
ゴーストフェイスは舌なめずりをしながら、ネムリを抱え上げた手をするりとスカートから覗く太ももに滑らせた。
手袋越しにも感じる柔らかい弾力と温かさ。
びくり、とネムリの体が跳ねる。
「っちょ・・・ゴスフェ。どこ触って…」
「んー???かぁわいいネムリチャンの足。柔らかいしすべすべだしほんと最高だよねぇ」
「っ…!!!っこの!!この変態!!!」
顔を真っ赤にしたネムリがこぶしを振り上げ、ゴーストフェイスの背中に振り下ろそうとした直後に、くくっ、と愉快そうな声がした。
「っと!はい!とーっちゃくっと!」
「・・っえ?」
ゴーストフェイスの声とともに、ネムリの体がふわり宙に浮く。
フックにかけられる直前の、あの一瞬の浮遊感に、ネムリは目を見開く。
「っきゃっ!!」
ぼふっ、と柔らかい布団が、ネムリの体を受け止める。
ふんわりとした感触とともに、ギシリとベッドのスプリングが重たい音を立てて軋む。
ハッと気付いた時には、マスクを外したゴーストフェイスが上から見下ろしていた。
いつもはマスクにさえぎられて見えない彼の眼が、熱の籠った鋭い目つきでこちらを射抜くように見つめている。
ドクン、と心臓が大きく弾む。
自然と上がる呼吸と、こみ上げる気恥ずかしさに、ネムリは伏せるように目をそらす。
「ネムリ…」
「うっ…うぅ…」
熱の籠った声に、ネムリはただうなって目をぎゅっと瞑る。
また、ククッと押し殺すような笑いが耳をくすぐった。
「そんなに震えちゃってさぁ…どーしたの?」
つっ、とゴーストフェイスの指先が首筋をかすかに触れるようにたどる。
ゾクゾクとした感覚に、ネムリはくぐもった悲鳴を漏らす。
「んんっ・・・」
熱いゴーストフェイスの手が、指が、優しく優しくネムリの体をなぞる様に撫でてくる。
首、肩、腕、太もも、腰と触れられるたびに、甘く熱い痺れがネムリの体に広がっていく。
震える喉に噛みつくように、ゴーストフェイスの唇が触れる。
熱く柔らかい唇の感触の後に、微かな痛みが走る。
「っや!…っ」
「んー?本当にぃ?」
震えるネムリの体に這わせた手がなぞる様に腹から胸元へと上がってくる。
こみ上げるゾクゾクとした感覚に、ネムリは吐息をこぼす。
震えるネムリの体から、するり、と衣服がほどけるように離れていく。
「な、やぁ・・・いつの間にっ…」
慌てて止めようとする間もなく、ネムリはあっという間に裸になってしまった。
隠そうとするネムリの手をとり、べろりとゴーストフェイスの舌が指先を絡めとる。
「んぁっ…」
指先からぞくりと這いあがる痺れに、ネムリはただ体を震わせ、せつなげな眼でゴーストフェイスを見つめる。
いやいや言いながらも、ねだるように潤んだ目をこちらに向けるネムリに、ゴーストフェイスも自身の高ぶりと、熱さを抑えきれず、地震の衣服をはぎ取る様に脱ぎ捨て、素肌で強くネムリを掻き抱いた。
汗ばんだ二人の肌が互いに吸い付くように密着する。
どちらともなく目を閉じ、熱い吐息をこぼす唇が重なる。
くちゅり、と音を立てて唇を割り開いてきたゴーストフェイスの舌に、ぎこちなくネムリも舌を伸ばす。
「ん・・・んんっ・・・んぁ・・・ぁ」
「…んっ・・・いい子。ほら、もっと舌伸ばして?」
つつくように触れていた舌先が、恐る恐るよいったように伸ばされたネムリの舌を絡めとり、柔らかく、しかし息つく暇もなく溺れるほどに蹂躙する。
ぴちゃり、くちゅりと卑猥な音の隙間から、甘くとろける悲鳴がネムリの唇の隙間からこぼれる。
「んむ…っん…はぁ…ぁっ…んやぁ…」
「ネムリチャン・・・ほんとに嫌?ここ、触って欲しそうにしてるけど?」
震えながらゴーストフェイスの胸元に力なくもたれかかるネムリの頬に軽く口づけ、ゴーストフェイスは愉快そうに笑う。
ゴーストフェイスは下から胸を掬い上げるように持ち上る。
震えながら視線を向けるネムリの眼下に、期待するようにピン、と立ち上がった自身の胸の蕾が見えた。
「やぁ…は、ずかしぃ…」
「何が恥ずかしいの?触られてもないのに、期待して乳首固くしちゃったこと?」
「っゴスフェのバカぁ…ちがうもんっ…」
涙目で顔を逸らすネムリに、わざとらしく、えぇー!なんて驚いたような声を出して、ゴスフェは笑う。
「そっかぁ違うのかぁ…。俺様にはすっごい期待してくれてるように見えるんだけどなぁ…」
ゴーストフェイスの手がネムリの胸を優しく揉み、くすぐる様に触れる指先が、胸の間や、頂の周りをくるくるとなぞる。
決して頂には触れないように、どこまでも優しく、ぞわぞわとした甘い痺れがネムリの身体を支配していく。
「んゃあ!…ゴスフェ…や…やだぁっ…んんッ!」
気持ちイイのに、じれったくて、じりじりと炙られるような疼きが抑えられない。
たまらずネムリは悲鳴を上げて、涙目でゴーストフェイスを見つめる。
「えーなんでぇ?俺様ネムリが嫌っていうから、ここには触らないようにしてるのに…」
ニヤニヤとした笑いを隠そうともせず、ゴーストフェイスは軽く、本当に軽く、指先でネムリの頂にちょん、と指を置いた。
瞬間鋭く甘い快感がネムリの胸から弾けた。
「っひゃあああっ!!!」
「っとぉごめんごめん!嫌って言ってたのに触っちゃったねぇ…大丈夫。もう、絶対、触らないようにするからね」
頂に触れた指が離れ、またその周りをくすぐる様に触れる。
快感でとろけたネムリは、たまらず、ゴーストフェイスの手を掴む。
力なく掴まれている手をあえて振りほどかず、ゴーストフェイスは優しく、問いかける。
「んー?どうしたの?ネムリチャン?」
「うっ…やだぁ…」
今にも泣きそうな真っ赤な顔で、ネムリはゴーストフェイスの下で震える。
「どうしてぇ?何が嫌?」
「もッ…嫌なの……んと…わって…」
「えー?なぁに?聞こえねぇ」
ゴーストフェイスは愉悦を隠そうともせず、笑い声とともにネムリの耳元をなめ上げる。
快感にぐずぐずにとろけたネムリは、たまりかねた悲鳴を上げる。
「嫌ぁ!ちゃんと触ってぇ…!もう、我慢できないのぉ!!」
「っ…ハァ…いい子。よーくいえましたッ!」
ぞくりと背筋を這う快感に酔いながら、ゴーストフェイスは待てを解かれた犬のように、ネムリの胸の頂に喰らいついた。
弾ける強すぎる快楽にネムリは嬌声を上げる。
「んいゃあああ!!っあ…ぁぁ!!!いっい…っふやぁああ!!」
先端をくすぐられるように舌が舐め、頂全体が絡め取られ、時に軽く歯が触れるたびに、脳裏を弾ける快楽の火花に、ネムリは甘い声を零しながら咽び泣く。
「はぁっ…ネムリってばほんとに俺様を煽るの上手だよねぇ。かわいい」
「んんッ…やぁ…ごすふぇ…」
「どーしたの?胸だけでイッちゃった?」
ゴーストフェイスがネムリの眼からぽろりと零れる涙を舐め上げる。
甘じょっぱい味が舌から脳髄を痺れさせてくる。
ゴーストフェイスの胸元にネムリの手が力なく置かれる。
たったそれだけの行動に、ゴーストフェイスは息をのみ、一瞬手を止める。
眼下のネムリが、快楽に染まった頬と潤んだ瞳でゴーストフェイスに微笑みかける。
「ごすふぇ…大、好き…愛してる…」
ちゅ、とかわいらしい音を立てて、ゴーストフェイスの胸元に熱い唇が触れた。
ぶつり、何かが切れる音が、確かにゴーストフェイスの脳裏で響いた。
気付いた時には、ゴーストフェイスの右手は、ネムリの熱くとろける下半身のぬかるみに沈み込んでいた。
柔らかく包み込もうとする温かい肉壺を割り開くように指を暴れさせる。
抱きしめたネムリの身体は痙攣しながら何度も跳ね上がる。
そのたびにきゅうきゅうと中がゴーストフェイスの指を締め付け、さらにその締め付けに抗うように、激しく指を暴れさせる。
下半身からすさまじい勢いで襲い来る快楽の渦の中に引きずりこまれながら、ネムリはかぶりを振って叫び続ける。
「きゃうっ!んゃあああ!だめぇえごすふぇぇ!つよいのだめぇえ!!」
「あーっもう!ほんっっと、ネムリってば煽るの上手すぎ…ッこんなの我慢できるわけないじゃんっ」
儀式中の高揚感以上の熱に身体を焼かれながら、ゴーストフェイスは苦し気に息を吐き、痛いぐらいに起ちあがった自身を掴む。
ネムリの零す熱い蜜で濡れた手で自身を軽く抜いただけで、すぐにでも迸りそうな熱に、唇を噛んでこらえた。
誘うように震えるネムリの入り口に自身を軽く沈み込ませると、んっと吐息を零してネムリはゴーストフェイスを見つめた。
「ん…ごすふぇ…」
潤んだ目がねだる様にゴーストフェイスを見つめる。
余裕なさげにゴーストフェイスは笑って、汗ばんだネムリの額に口づける。
「はぁ…イくよ?ネムリ……愛してる」
「っぁああああああ!!!!」
ゴーストフェイスの囁きと共にずん、とお腹の奥深くまで貫く快楽の塊に、ネムリは体を震わせてあっけなく達した。
真っ白に染まる意識の中、パシャッ。と軽快な音が、ネムリの意識を呼び起こす。
「っんん…な、ぁに…?音…?」
「っ…ハハッ…!ネムリのかぁわいい顔、もーらい」
片手に愛用のカメラを構えたゴーストフェイスが、舌なめずりしながら笑う。
カメラ…顔…?さっきの音…っっまさか!!!!!!
快楽でぼんやりとした頭が、急速に覚めていく。
羞恥に染まり切った顔で、ネムリは震える手をゴーストフェイスへと伸ばす。
「まっさか…ゴスフェ…撮った…?と…ったの…?撮ったの!?!?」
「んー!!かわいい顔がばっちり!最高にイイ一枚が撮れたよネムリ」
「っばぁかぁ!!!消して!!すぐ消してっ!!!!」
真っ赤な顔で躍起になってカメラを奪おうとするネムリをにやり見下し、ゴーストフェイスは繋がったままのネムリの胎内を突き上げる。
途端走る抗えない甘い痺れに、あぁん!と声を上げ、ネムリの手はカメラに届くことなく、空しく空を切る
「だぁってそういうミッションだから♪仕方ないじゃん?っねっ!」
羞恥に焦がれるネムリに追い打ちをかけるように、ゴーストフェイスはさらに腰を進める。
「ひゃうっ!アッ!やぁあっ!や、やめっ消してぇっ!」
「ハッ…ッどう!しよっかなぁッ…ッフッ!…」
器用に空いた手でネムリの胸を弄びながら、ゴーストフェイスはさらに激しく腰を打ち付ける。
合間に何度もパシャリ。パシャリ。と音が響き、その音すらも、ネムリの身体の中をゾクゾクと痺れさせる。
羞恥と快楽に染め上げられたネムリの姿が、一枚、また一枚とカメラのフィルムとゴーストフェイスの脳裏に焼き付けられていく。
堪らない興奮と抑えきれるはずもない激しい快楽と焦燥感に身を焦がしながら、ゴーストフェイスは呼吸をさらに荒げ、ネムリを責め立てていく。
「あっあっ!!!やぁあごすふぇぇ!もうダメッ!!ほんとにダメぇぇ!!」
「っはぁっ!俺も、限界っっ!!!イッてネムリッ!!!イけッ!!」
「やぁああっ!!ごすふぇぇ!!!イッ・・・イッちゃうぅ!!!」
「っぐッ…!!!っ…はぁ…」
びくびくと今までで一番激しく痙攣するネムリを強く抱きしめ、ゴーストフェイスもネムリの中に欲望のすべてを吐き出した。
抱きしめ合いながら、荒く乱れた呼吸を整える。
汗ばんで互いに隙間なくくっついている感覚が心地いい。
ネムリは、うっすらと目を開ける。
視界に映るのは、先ほどまで自身を喰らい尽そうとぎらついた眼でこちらを見ていた男が、この世の何よりも大切なものを見るような、愛おしげな眼でネムリを見つめる姿だった。
「…ッ?っどうしたの…ネムリ?俺様に見とれちゃってる…?」
ぼんやりとこちらを見上げるネムリに、からかうように声をかける。
いつもならここでバカっ!と甘えるようなかわいい声を上げるはずだ。
しかし、ネムリは何も言わず、ただ微笑んだ。
「っごすふぇ…あいしてる…ずっと、そばにいてね…」
力なくへらっと笑った後、目を見開いて固まるゴーストフェイスの下から、すーっすーっ、と可愛らしい寝息が聞こえてきた。
「…不意打ちにもほどがあるっしょ…まったくもう…」
どうやら俺は彼女に翻弄されっぱなしのようだ。
悔しいような、うれしいようなむず痒い気持ちにさいなまれ、苦笑を浮かべる。
眠りに落ちたネムリを抱きかかえるようにベッドに身を沈める。
無防備なその桃色の愛おしい頬に口づけながら、構えたカメラのシャッターを切る。
画面だけ確認して、俺もまた腕の中の愛しい女と共に目を閉じた。
きっと、起きてこの写真を見せたら、またいつものようにかわいく照れ隠しで騒ぐ彼女に会えることだろう。
穏やかな2人の寝息が響く、その枕元のカメラには、幸せそうに微笑みを浮かべて眠るネムリと、その頬に口づけるゴーストフェイスのワンシーンが映っていた。
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