○○しないと出られませんシリーズ
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邪神の気まぐれで閉じ込められる、いつもの出られない部屋ミッション。
流石に三度目ともなると、なんでもこい!と開き直るような気持ちにもなる。
前回のめちゃくちゃ恥ずかしいミッションを思うと、少し怖気付いてしまう部分もあるけれど…
思い出して赤面していると、マイケルがこちらの顔を覗き込んできた。
「きゃっ!び、びっくりした。何?マイケル」
マイケルは首を傾げたままじっとネムリの顔を見つめてくる。
赤くなっているネムリのほっぺたをつんつんと突く。
「きゃっ!も、もう何?」
むにむにと好き勝手に頬を触ってくる。
何が楽しいのかわからないが、何やらマイケルはご満悦のようだった。
「むぅうう!もうっ!」
仕返しにとネムリもマイケルのほっぺたを引っ張る。
ほっぺたというかマスクだが、横に引っ張ったら思ったよりマスクが伸びて驚いて手を離してしまった。
「ぐぉ!?」
バチン!!と痛そうな音がしてマイケルが顔を押さえて蹲ってしまった。
「あっ!ごめん!マイケル!!…だ、大丈夫?」
恐る恐るマイケルの肩を叩く。
微かに呻き声を上げながら、マイケルがこちらに顔を向ける。
なんだか、いつもより静かでちょっと怖い…。
「あ、痛かったよね?ごめんね?」
「……」
「お、怒って…る?」
なおもマイケルは何も言わないでジッとこちらを見つめてくる。
せめて、せめて何か言ってほしい。
沈黙が気まずくて、ついつい視線を泳がせてしまった。
その間も、無言の圧力のようなものをひしひしと感じている。
き、気まずいっ!!
「そ、そういえば!今日のミッションなにかなぁ?」
冷や汗を流しつつ、話を逸らすようにマイケルに背を向けて扉を見つめる。
大抵扉の上部に文字が浮かび上がってくる。
今回も、どうやら同じようだ。
背後に強い視線を感じながら、文字を読む。
「ええっと…立ちメメントで…逝かせろ…?」
背中をつぅ、と冷たい汗が伝っていき、体がぞくりと震えた。
今まで、生死に関わることなどこの部屋のミッションで言い渡されたことはない。でもこれは…
これって、実質マイケルに殺されろってこと…?
いくら恋人になったとはいえ、流石に、流石に殺されるのは怖い…
蒼ざめて俯くネムリの顔の両隣りを、ダンッ!と音を立てて、マイケルの腕が塞ぐ。
ひっ!と声が漏れ、その後に唸る獣のように荒い呼吸が背後から聞こえてくる。
背後にマイケル、正面は開かない扉、左右に避けようにもマイケルの腕に阻まれ、完全にネムリは囲まれてしまった。
背後からマスクで籠った荒い息遣いが徐々に近づいてくるのが伝わってくる。
いつもと違い、なんだか雰囲気が怖くてネムリはびくびくと怯えながら背後のマイケルを窺う。
「ま、マイケル…」
怯える小動物のように身体を震わせて、ネムリは背後をゆっくり振り返る。
マイケルの顔が唇が触れるくらい近くにあって、めちゃくちゃ驚いた。
振り向いたマイケルの顔は、いつも通りのマスクだったけど、目の奥が爛々と輝き、息も荒く、興奮しているのがはっきりと伝わってきた。
なんだか、以前の…あの恥ずかしすぎるミッションの時のマイケルとよく似ている。
「ま、マイケル…ほんとに、するの…?」
声が勝手に震えてしまった。
彼をよく知ってるはずなのに、好きなのに、私を殺すことに興奮しているような様子のマイケルに恐怖を感じてしまった。
マイケルは何も言わず、ただただマスク越しに興奮を隠しきれない荒い呼吸が響いている。
「きゃあっ!?」
突然マイケルに肩を掴まれて振り向かされる。
そのままマスク越しに強く唇を押しつけられた。
「んむっ!?んんっ!」
冷たい独特の感触越しに唇が食まれているのが伝わってくる。
なんだかくすぐったくて、強張ってた身体の緊張も少し逸れた。
耳元に寄せたマイケルの口元がぼそぼそと囁いてくる。
ー……優しくする…ー
耳たぶにふに、っとまた冷たくて柔らかい感触。
殺すはずなのに優しくするって…
クスリと笑ってしまった。
私の動きに釣られてか、一瞬マイケルが止まる。
さらりと首筋に、マスクについてる髪の毛がかかったから、多分いつもみたいに首を傾げているんだろう。
本当は怖いし痛いのも嫌だけど…
ミッションをクリアしない限り、絶対にこの部屋からは出られない。
それに、マイケルが相手なら、まだ、いいか…
ほんの少し残る恐怖を飲み込んで、ネムリもマイケルを真似て、彼の耳元に唇を寄せて囁く。
「…あんまり痛くしないでね?」
マスク越しにはっと息を飲む声がして、そのあと苦しいくらいにぎゅうぎゅうと抱きしめられた。
「やぁっ!く、くるしいよぉ」
もがこうとすると、余計にマイケルは強く抱きしめてきた。
おもむろにマスクをずらして、マイケルの素の唇がネムリの唇を塞ぐ。
「っん…」
ネムリも口を開けて答えると、すぐにマイケルの舌がネムリの舌ににゅるりと絡みつく。
「はっ…やっあっ……んっ」
次第に荒くなる呼吸とともに、ネムリの目は潤み、頬が赤く染まっていく。
マイケルの口付けに気持ちよさを感じながらも、少し疑問が頭を過る。
なんで、殺す前にこんなことを?
深い口付けを交わしながらも、マイケルの手がブラジャー越しに胸をいやらしく弄っている。
考えようとしても、身体に走る甘い痺れに思考が中断されてしまう。
「んっやっあマイケルっ」
身体を逸らそうにも、背中は完全にドアに預けている状態では、うまく身動きが取れない。
強引にブラがずり上げられ、直接敏感な胸の突起をマイケルの指先が擽る。
「やあっ…んんっ…ふっ…」
身体にじわじわと広がる心地よさとともに、抗い難い快感の波がネムリを呑み込もうと身体を蝕んでくる。
触られるたびに、舌を、唇を貪られるたびに、胸の突起は硬く芯を持って尖り、下腹部の熱がどんどん燻っていく。
胸への甘い刺激にネムリが酔いしれている間に、マイケルは足をネムリの両足の間を割るように滑り込ませる。
喘ぐネムリを至近距離で眺めながら、マイケルは自身の足をネムリの敏感な秘所にグリグリと押しつけた。
「やっ!?あっあああっ!!んっそこっだめぇ!」
秘所がマイケルの鍛え上げられた太い足で蹂躙されている。
足が緩急をつけながらそこを押し上げるたびに、びくりびくりと体が震え、快感の火花が激しく散る。
敏感な肉芽を乱暴に責められ、下から突き上げられるように嬲られると、熱を帯び出した秘密の入り口までも刺激されて否応なしに感じてしまう。
快楽に溺れた証拠に、ぐっしょりと蜜で濡れた下着が、足に圧迫されながらぬるぬるとネムリの肉芽を撫であげる。
堪らない快感に、ネムリは艶めいた悲鳴を上げる。
「こ、こんなのっ…だ、めぇえ!…はあっ!あぁっ!」
身を捩っても、かえって自身でマイケルの足に秘所にを擦り付けるような羽目になってしまい、また身体を震わせて喘ぎ声が溢れてしまう。
次第に喘ぐ声の間隔が短くなり、ネムリの頭の中が真っ白に染まっていく。
「やあっ!らぁっ…ま、いけるっも、もう!これだめぇ…こんなのでっ…ぃ…ちゃうう!」
つぅと口の端から溢れた唾液の跡を辿るように、マイケルはネムリの唾液を舐めとり、唇を吸い上げる。
ハァ、とマイケルの吐息が頬をかすめる。
耳にふっと息を吹きかけられ、また身体をふるわせてしまった。
「きゃうっ…ふっ…あぁああ」
達する直前に、マイケルは片手でネムリの身体を軽く持ち上げた。
「きゃっ!?やっ…ぁう」
あともう少しでイきそうといときに、ネムリの身体は絶頂をお預けされてしまった。
切なく眉を潜めて涙目でこちらを睨むネムリの姿に、マイケルはふっと口元を緩めて笑った。
次の瞬間、マイケルの足の上に乗るような形で身体を降ろされた。
「やっ!?っ!あぁあああ!!!」
絶頂寸前の敏感な肉芽への圧迫と、重力による負荷でそこが強く食い込み、ネムリはあっという間に絶頂してしまった。
マイケルの足の上で、ネムリの身体がびくびくと痙攣する。
その度にまたより敏感になったネムリの秘部にマイケルの足が食い込み、快感から逃れられず、ネムリは涙目で甘い悲鳴をあげ続ける。
「んっはっ…やぁあ!?いやっあっああまた、来ちゃうぅ!?んやぁああ」
マイケルの襟を弱々しく掴みながら、ネムリは身体を震わせる。
ぐしょぐしょになった下着から染み出した蜜が、マイケルの足を濡らしていく。
堪らずマイケルはネムリの唇を貪る。
ネムリもそれに応えつつ、マイケルに縋るように抱きついた。
「んっやぁマイケルぅ…も、もうやめてぇ…おろしてぇえ!…あっああ!だめっ!またぁっィクうう」
身体が何度も無理やり絶頂してしまう今の状態に、ネムリは感じすぎる身体に恐怖を感じてマイケルの胸元を力なく叩く。
ネムリの訴えを聞いてくれたのか、マイケルは再びネムリの身体を軽く持ち上げる。
足元の浮遊間に少し怯えつつも、連続で達してしまう状態からの解放に、ホッとしてしまう。
マイケルが身体を動かし足の間に挟み込んだ足が無くなるのが視界に見えた。
ちらりとみえたマイケルの太腿部分だけ暗くぐっしょりと変色しており、ネムリはただでさえ真っ赤な顔がまた熱くなるのを感じた。
そのまま下着をずらされ、あっ、と声を溢す間もなく、太いマイケルの指がネムリの秘部に突き立てられた。
「きゃっ!?やうっ!マイケルっあぁあ!!」
今まで触られていなかった内側をマイケルの指がかき混ぜるように動き回る。
すでに出来上がっている身体は、また絶頂しようと昇り詰めていく。
「あっああ!!だめぇええ!イッくぅう!!またイッちゃよぉおおお」
じゅぷじゅぷと音が響き、ネムリの身体はすぐにビクンと痙攣し、動くマイケルの指をきゅうきゅうと締め付ける。
蕩けた表情でぼんやりと見つめてくるネムリをさらに抱き寄せて、唇を塞ぐ。
口付けから伝わる優しい快感に、絶頂の余韻で震えるネムリはうっとりと目を細めた。
ネムリの体内に埋まった指が引き抜かれ、その刺激にもびくりと反応してしまい、宙にだらりと浮いている足が痙攣し震える。
マイケルの首元に両腕を回して抱きつく。
マイケルが落とすとは思わないが、ずっと吊るされているような状態が少し怖くて、抱きつく力が強くなる。
ネムリのほうから強く抱きしめられてマイケルはマスクの奥で目を細めていた。
ネムリに見られていないのをいいことに、ネムリの蜜でたっぷりと濡らされた自身の指を口に含む。
甘い…
舌で舐め上げると、ぬるりとした感触と、愛しいネムリの味に、恍惚としたため息が勝手に溢れた。
マイケルは器用に片手で衣服をずらしていき、とっくの昔に硬く張り詰めていた陰茎を取り出し軽く手で抜く。
直接身体に快感を感じるも、到底足りない。
彼女の身体で味わう快楽に比べれば、物足りなくてもどかしくて仕方ない。
マイケルは片手をネムリの太ももに添えてグイと持ち上げた。
きゃっ、と可愛い悲鳴が耳元で聞こえる。
マイケルは欲望に滾る自身をネムリの秘所に当てがった。
「きゃっ」
急にマイケルに片足を持ち上げられて、悲鳴が溢れた。
秘部にくちゅり、と硬くて熱い何かが触れるのを感じた。
「あっ…ま、まいける…」
顔が勝手に熱くなった。あそこをくすぐるように何度も触れてくるその感覚を、そしてその後に訪れる気持ちよすぎる快楽の暴力をネムリの身体はよく知っている。
勝手に中が反応し、下腹部が切なく疼きまた蜜が溢れてマイケルの陰茎を濡らしていく。
恥ずかしくて、まだ満たされない中が切なくて、ネムリはしがみつくようにマイケルの身体に抱きつく。
ふと自身を持ち上げるマイケルの手が身体から離れた。
「きゃっ…ッあっあああ!!」
しっかりしがみついていたのと、太ももを持ち上げられていたおかげで落ちることはなかったが、一瞬感じた強い浮遊間に怯える間もなく、ネムリの入り口にマイケルの肉棒が入ってくる。
待ちわびた刺激にネムリの身体は喜び、硬い肉棒の先端を舐めるように締め付ける。
マイケルも心地良さそうにうめき声を洩らす。
すぐにもう片方の足もマイケルに持ち上げられた。
「あっマイケル…」
完全にマイケルに持ち上げられる体制になり、恥ずかしさと少しの恐怖でまた身体が熱くなる。
身体全身で感じるマイケルの熱と吐息、愛しいマイケルの香りに満たされ、余計に熱が掻き立てられる。
秘部に燻る熱に、堪らずネムリは、
「んっ…お、奥まで、入れて…?」
マイケルの耳元で甘く囁いた。
マイケルもまたハァと熱い吐息を溢し囁く。
ー…めちゃくちゃに逝かせてあげるー
ぐちゃぐちゃと音を立ててマイケルの肉棒がネムリの身体を突き上げる。
ただでさえ大きいマイケルの肉棒が、持ち上げられたせいで普段は届かないほど奥、怖いくらい感じる子宮の入り口を激しく叩く。
「きゃうう!!やっあっ!ああっん!!はっ…あっぁあ!!!」
マイケルの肉棒に全体重が掛かって、常に一番奥から快感が溢れ出して止まらない。
ズンズンと内臓ごと突き上げられ、身をよじって快感を逃そうとしても、身体が重力に従って落ちることには逆らえない。
ただただ強い快感を受け止めるしか出来ない。
乱れた呼吸に、汗ばんだ身体と結合部から響く音、触れ合ったところから感じる熱い体温。
愛しい相手の存在しか感じられない空間で、ネムリはもうマイケルのことと快楽以外何も考えられず、ただただ恍惚とした浮遊間に揺蕩っていた。
「んんっまいけ、るぅ!もちいぃ…気持ちいいよぉ…っん!…あっあっ大好きっ!大好きぃマイケル!も、もうイッく…イッちゃうよぉ!」
「ッ…ハッ…ッア…ッ…」
今までで一番激しくマイケルが身体を突き上げ、ネムリは嬌声を上げると共に、呆気なく意識を手放した。
だらりと自身に寄りかかるネムリを抱きとめながら、気絶してもなおマイケルを締め付けるネムリの中に、マイケルも白濁とした精を全て注ぎ込んだ。
何度目かになるけたたましいブザー音と共に扉の赤いライトが緑に点滅する。
ネムリを抱きしめながら、マイケルは扉を見上げた。
扉にはこう書かれていた。
「立ちメメントで相手を逝かせろ。…性的な意味で」
ネムリが怯えたようにこちらを見たのは、恐らく前半だけ読んだのだろう。
ネムリが俯いてしまった直後に後ろの文字がじんわりと現れたのを、マイケルだけが読んでいた。
あの時の怯えながらこちらを見上げたネムリの姿も愛しすぎて、マイケルはぎゅうぎゅうとネムリを強く抱きしめる。
「んっ…うぅん…」
少しだけ眉を寄せて、無防備に笑みを浮かべるネムリの姿に、また下半身が熱を持ちそうになる。
マイケルは簡単に自身とネムリの身支度を整えて、ネムリを横抱きにして部屋を後にした。
もちろん、この後もネムリを愛し尽くす為に。
夢の中のネムリは、この後しばらくベッドから起き上がることができなくなるなど、夢にも思っていない事だろう。
流石に三度目ともなると、なんでもこい!と開き直るような気持ちにもなる。
前回のめちゃくちゃ恥ずかしいミッションを思うと、少し怖気付いてしまう部分もあるけれど…
思い出して赤面していると、マイケルがこちらの顔を覗き込んできた。
「きゃっ!び、びっくりした。何?マイケル」
マイケルは首を傾げたままじっとネムリの顔を見つめてくる。
赤くなっているネムリのほっぺたをつんつんと突く。
「きゃっ!も、もう何?」
むにむにと好き勝手に頬を触ってくる。
何が楽しいのかわからないが、何やらマイケルはご満悦のようだった。
「むぅうう!もうっ!」
仕返しにとネムリもマイケルのほっぺたを引っ張る。
ほっぺたというかマスクだが、横に引っ張ったら思ったよりマスクが伸びて驚いて手を離してしまった。
「ぐぉ!?」
バチン!!と痛そうな音がしてマイケルが顔を押さえて蹲ってしまった。
「あっ!ごめん!マイケル!!…だ、大丈夫?」
恐る恐るマイケルの肩を叩く。
微かに呻き声を上げながら、マイケルがこちらに顔を向ける。
なんだか、いつもより静かでちょっと怖い…。
「あ、痛かったよね?ごめんね?」
「……」
「お、怒って…る?」
なおもマイケルは何も言わないでジッとこちらを見つめてくる。
せめて、せめて何か言ってほしい。
沈黙が気まずくて、ついつい視線を泳がせてしまった。
その間も、無言の圧力のようなものをひしひしと感じている。
き、気まずいっ!!
「そ、そういえば!今日のミッションなにかなぁ?」
冷や汗を流しつつ、話を逸らすようにマイケルに背を向けて扉を見つめる。
大抵扉の上部に文字が浮かび上がってくる。
今回も、どうやら同じようだ。
背後に強い視線を感じながら、文字を読む。
「ええっと…立ちメメントで…逝かせろ…?」
背中をつぅ、と冷たい汗が伝っていき、体がぞくりと震えた。
今まで、生死に関わることなどこの部屋のミッションで言い渡されたことはない。でもこれは…
これって、実質マイケルに殺されろってこと…?
いくら恋人になったとはいえ、流石に、流石に殺されるのは怖い…
蒼ざめて俯くネムリの顔の両隣りを、ダンッ!と音を立てて、マイケルの腕が塞ぐ。
ひっ!と声が漏れ、その後に唸る獣のように荒い呼吸が背後から聞こえてくる。
背後にマイケル、正面は開かない扉、左右に避けようにもマイケルの腕に阻まれ、完全にネムリは囲まれてしまった。
背後からマスクで籠った荒い息遣いが徐々に近づいてくるのが伝わってくる。
いつもと違い、なんだか雰囲気が怖くてネムリはびくびくと怯えながら背後のマイケルを窺う。
「ま、マイケル…」
怯える小動物のように身体を震わせて、ネムリは背後をゆっくり振り返る。
マイケルの顔が唇が触れるくらい近くにあって、めちゃくちゃ驚いた。
振り向いたマイケルの顔は、いつも通りのマスクだったけど、目の奥が爛々と輝き、息も荒く、興奮しているのがはっきりと伝わってきた。
なんだか、以前の…あの恥ずかしすぎるミッションの時のマイケルとよく似ている。
「ま、マイケル…ほんとに、するの…?」
声が勝手に震えてしまった。
彼をよく知ってるはずなのに、好きなのに、私を殺すことに興奮しているような様子のマイケルに恐怖を感じてしまった。
マイケルは何も言わず、ただただマスク越しに興奮を隠しきれない荒い呼吸が響いている。
「きゃあっ!?」
突然マイケルに肩を掴まれて振り向かされる。
そのままマスク越しに強く唇を押しつけられた。
「んむっ!?んんっ!」
冷たい独特の感触越しに唇が食まれているのが伝わってくる。
なんだかくすぐったくて、強張ってた身体の緊張も少し逸れた。
耳元に寄せたマイケルの口元がぼそぼそと囁いてくる。
ー……優しくする…ー
耳たぶにふに、っとまた冷たくて柔らかい感触。
殺すはずなのに優しくするって…
クスリと笑ってしまった。
私の動きに釣られてか、一瞬マイケルが止まる。
さらりと首筋に、マスクについてる髪の毛がかかったから、多分いつもみたいに首を傾げているんだろう。
本当は怖いし痛いのも嫌だけど…
ミッションをクリアしない限り、絶対にこの部屋からは出られない。
それに、マイケルが相手なら、まだ、いいか…
ほんの少し残る恐怖を飲み込んで、ネムリもマイケルを真似て、彼の耳元に唇を寄せて囁く。
「…あんまり痛くしないでね?」
マスク越しにはっと息を飲む声がして、そのあと苦しいくらいにぎゅうぎゅうと抱きしめられた。
「やぁっ!く、くるしいよぉ」
もがこうとすると、余計にマイケルは強く抱きしめてきた。
おもむろにマスクをずらして、マイケルの素の唇がネムリの唇を塞ぐ。
「っん…」
ネムリも口を開けて答えると、すぐにマイケルの舌がネムリの舌ににゅるりと絡みつく。
「はっ…やっあっ……んっ」
次第に荒くなる呼吸とともに、ネムリの目は潤み、頬が赤く染まっていく。
マイケルの口付けに気持ちよさを感じながらも、少し疑問が頭を過る。
なんで、殺す前にこんなことを?
深い口付けを交わしながらも、マイケルの手がブラジャー越しに胸をいやらしく弄っている。
考えようとしても、身体に走る甘い痺れに思考が中断されてしまう。
「んっやっあマイケルっ」
身体を逸らそうにも、背中は完全にドアに預けている状態では、うまく身動きが取れない。
強引にブラがずり上げられ、直接敏感な胸の突起をマイケルの指先が擽る。
「やあっ…んんっ…ふっ…」
身体にじわじわと広がる心地よさとともに、抗い難い快感の波がネムリを呑み込もうと身体を蝕んでくる。
触られるたびに、舌を、唇を貪られるたびに、胸の突起は硬く芯を持って尖り、下腹部の熱がどんどん燻っていく。
胸への甘い刺激にネムリが酔いしれている間に、マイケルは足をネムリの両足の間を割るように滑り込ませる。
喘ぐネムリを至近距離で眺めながら、マイケルは自身の足をネムリの敏感な秘所にグリグリと押しつけた。
「やっ!?あっあああっ!!んっそこっだめぇ!」
秘所がマイケルの鍛え上げられた太い足で蹂躙されている。
足が緩急をつけながらそこを押し上げるたびに、びくりびくりと体が震え、快感の火花が激しく散る。
敏感な肉芽を乱暴に責められ、下から突き上げられるように嬲られると、熱を帯び出した秘密の入り口までも刺激されて否応なしに感じてしまう。
快楽に溺れた証拠に、ぐっしょりと蜜で濡れた下着が、足に圧迫されながらぬるぬるとネムリの肉芽を撫であげる。
堪らない快感に、ネムリは艶めいた悲鳴を上げる。
「こ、こんなのっ…だ、めぇえ!…はあっ!あぁっ!」
身を捩っても、かえって自身でマイケルの足に秘所にを擦り付けるような羽目になってしまい、また身体を震わせて喘ぎ声が溢れてしまう。
次第に喘ぐ声の間隔が短くなり、ネムリの頭の中が真っ白に染まっていく。
「やあっ!らぁっ…ま、いけるっも、もう!これだめぇ…こんなのでっ…ぃ…ちゃうう!」
つぅと口の端から溢れた唾液の跡を辿るように、マイケルはネムリの唾液を舐めとり、唇を吸い上げる。
ハァ、とマイケルの吐息が頬をかすめる。
耳にふっと息を吹きかけられ、また身体をふるわせてしまった。
「きゃうっ…ふっ…あぁああ」
達する直前に、マイケルは片手でネムリの身体を軽く持ち上げた。
「きゃっ!?やっ…ぁう」
あともう少しでイきそうといときに、ネムリの身体は絶頂をお預けされてしまった。
切なく眉を潜めて涙目でこちらを睨むネムリの姿に、マイケルはふっと口元を緩めて笑った。
次の瞬間、マイケルの足の上に乗るような形で身体を降ろされた。
「やっ!?っ!あぁあああ!!!」
絶頂寸前の敏感な肉芽への圧迫と、重力による負荷でそこが強く食い込み、ネムリはあっという間に絶頂してしまった。
マイケルの足の上で、ネムリの身体がびくびくと痙攣する。
その度にまたより敏感になったネムリの秘部にマイケルの足が食い込み、快感から逃れられず、ネムリは涙目で甘い悲鳴をあげ続ける。
「んっはっ…やぁあ!?いやっあっああまた、来ちゃうぅ!?んやぁああ」
マイケルの襟を弱々しく掴みながら、ネムリは身体を震わせる。
ぐしょぐしょになった下着から染み出した蜜が、マイケルの足を濡らしていく。
堪らずマイケルはネムリの唇を貪る。
ネムリもそれに応えつつ、マイケルに縋るように抱きついた。
「んっやぁマイケルぅ…も、もうやめてぇ…おろしてぇえ!…あっああ!だめっ!またぁっィクうう」
身体が何度も無理やり絶頂してしまう今の状態に、ネムリは感じすぎる身体に恐怖を感じてマイケルの胸元を力なく叩く。
ネムリの訴えを聞いてくれたのか、マイケルは再びネムリの身体を軽く持ち上げる。
足元の浮遊間に少し怯えつつも、連続で達してしまう状態からの解放に、ホッとしてしまう。
マイケルが身体を動かし足の間に挟み込んだ足が無くなるのが視界に見えた。
ちらりとみえたマイケルの太腿部分だけ暗くぐっしょりと変色しており、ネムリはただでさえ真っ赤な顔がまた熱くなるのを感じた。
そのまま下着をずらされ、あっ、と声を溢す間もなく、太いマイケルの指がネムリの秘部に突き立てられた。
「きゃっ!?やうっ!マイケルっあぁあ!!」
今まで触られていなかった内側をマイケルの指がかき混ぜるように動き回る。
すでに出来上がっている身体は、また絶頂しようと昇り詰めていく。
「あっああ!!だめぇええ!イッくぅう!!またイッちゃよぉおおお」
じゅぷじゅぷと音が響き、ネムリの身体はすぐにビクンと痙攣し、動くマイケルの指をきゅうきゅうと締め付ける。
蕩けた表情でぼんやりと見つめてくるネムリをさらに抱き寄せて、唇を塞ぐ。
口付けから伝わる優しい快感に、絶頂の余韻で震えるネムリはうっとりと目を細めた。
ネムリの体内に埋まった指が引き抜かれ、その刺激にもびくりと反応してしまい、宙にだらりと浮いている足が痙攣し震える。
マイケルの首元に両腕を回して抱きつく。
マイケルが落とすとは思わないが、ずっと吊るされているような状態が少し怖くて、抱きつく力が強くなる。
ネムリのほうから強く抱きしめられてマイケルはマスクの奥で目を細めていた。
ネムリに見られていないのをいいことに、ネムリの蜜でたっぷりと濡らされた自身の指を口に含む。
甘い…
舌で舐め上げると、ぬるりとした感触と、愛しいネムリの味に、恍惚としたため息が勝手に溢れた。
マイケルは器用に片手で衣服をずらしていき、とっくの昔に硬く張り詰めていた陰茎を取り出し軽く手で抜く。
直接身体に快感を感じるも、到底足りない。
彼女の身体で味わう快楽に比べれば、物足りなくてもどかしくて仕方ない。
マイケルは片手をネムリの太ももに添えてグイと持ち上げた。
きゃっ、と可愛い悲鳴が耳元で聞こえる。
マイケルは欲望に滾る自身をネムリの秘所に当てがった。
「きゃっ」
急にマイケルに片足を持ち上げられて、悲鳴が溢れた。
秘部にくちゅり、と硬くて熱い何かが触れるのを感じた。
「あっ…ま、まいける…」
顔が勝手に熱くなった。あそこをくすぐるように何度も触れてくるその感覚を、そしてその後に訪れる気持ちよすぎる快楽の暴力をネムリの身体はよく知っている。
勝手に中が反応し、下腹部が切なく疼きまた蜜が溢れてマイケルの陰茎を濡らしていく。
恥ずかしくて、まだ満たされない中が切なくて、ネムリはしがみつくようにマイケルの身体に抱きつく。
ふと自身を持ち上げるマイケルの手が身体から離れた。
「きゃっ…ッあっあああ!!」
しっかりしがみついていたのと、太ももを持ち上げられていたおかげで落ちることはなかったが、一瞬感じた強い浮遊間に怯える間もなく、ネムリの入り口にマイケルの肉棒が入ってくる。
待ちわびた刺激にネムリの身体は喜び、硬い肉棒の先端を舐めるように締め付ける。
マイケルも心地良さそうにうめき声を洩らす。
すぐにもう片方の足もマイケルに持ち上げられた。
「あっマイケル…」
完全にマイケルに持ち上げられる体制になり、恥ずかしさと少しの恐怖でまた身体が熱くなる。
身体全身で感じるマイケルの熱と吐息、愛しいマイケルの香りに満たされ、余計に熱が掻き立てられる。
秘部に燻る熱に、堪らずネムリは、
「んっ…お、奥まで、入れて…?」
マイケルの耳元で甘く囁いた。
マイケルもまたハァと熱い吐息を溢し囁く。
ー…めちゃくちゃに逝かせてあげるー
ぐちゃぐちゃと音を立ててマイケルの肉棒がネムリの身体を突き上げる。
ただでさえ大きいマイケルの肉棒が、持ち上げられたせいで普段は届かないほど奥、怖いくらい感じる子宮の入り口を激しく叩く。
「きゃうう!!やっあっ!ああっん!!はっ…あっぁあ!!!」
マイケルの肉棒に全体重が掛かって、常に一番奥から快感が溢れ出して止まらない。
ズンズンと内臓ごと突き上げられ、身をよじって快感を逃そうとしても、身体が重力に従って落ちることには逆らえない。
ただただ強い快感を受け止めるしか出来ない。
乱れた呼吸に、汗ばんだ身体と結合部から響く音、触れ合ったところから感じる熱い体温。
愛しい相手の存在しか感じられない空間で、ネムリはもうマイケルのことと快楽以外何も考えられず、ただただ恍惚とした浮遊間に揺蕩っていた。
「んんっまいけ、るぅ!もちいぃ…気持ちいいよぉ…っん!…あっあっ大好きっ!大好きぃマイケル!も、もうイッく…イッちゃうよぉ!」
「ッ…ハッ…ッア…ッ…」
今までで一番激しくマイケルが身体を突き上げ、ネムリは嬌声を上げると共に、呆気なく意識を手放した。
だらりと自身に寄りかかるネムリを抱きとめながら、気絶してもなおマイケルを締め付けるネムリの中に、マイケルも白濁とした精を全て注ぎ込んだ。
何度目かになるけたたましいブザー音と共に扉の赤いライトが緑に点滅する。
ネムリを抱きしめながら、マイケルは扉を見上げた。
扉にはこう書かれていた。
「立ちメメントで相手を逝かせろ。…性的な意味で」
ネムリが怯えたようにこちらを見たのは、恐らく前半だけ読んだのだろう。
ネムリが俯いてしまった直後に後ろの文字がじんわりと現れたのを、マイケルだけが読んでいた。
あの時の怯えながらこちらを見上げたネムリの姿も愛しすぎて、マイケルはぎゅうぎゅうとネムリを強く抱きしめる。
「んっ…うぅん…」
少しだけ眉を寄せて、無防備に笑みを浮かべるネムリの姿に、また下半身が熱を持ちそうになる。
マイケルは簡単に自身とネムリの身支度を整えて、ネムリを横抱きにして部屋を後にした。
もちろん、この後もネムリを愛し尽くす為に。
夢の中のネムリは、この後しばらくベッドから起き上がることができなくなるなど、夢にも思っていない事だろう。