ひだまりの人
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「ところで龍馬さん、こんな時間にどうしたんですか?」
「いや、ちょっと目がさめてしもうてのう…、おまんこそ、寝らんで大丈夫がか?」
「あ…。私も…なんだか寝付けなくて…、ほら、お月様もとっても綺麗だから、見入っちゃいました。」
「ほうか。じゃがあんま無理するもんじゃないがよ。疲れもとれんきのう。ほうじゃ、明日こん前美味い言うちょった、あの団子買うてきちゃるっ」
「本当ですか!?あのお団子本当っに、おいしかったですもんねっ。」
「ふはっ、さくらは素直で可愛いのぅ」
「もう。食いしん坊とか思ってませんか?」
「思うちょらん、思うちょらん。まっこと可愛らしく素直なところが堪らんとしか、思うちょらんぜよ。」
笑顔でストレートに向けられた言葉と笑顔に、私は恥ずかしくなり俯いてしまった。
龍馬さんの言葉が素直に嬉しい。
「あ…でも龍馬さん、私の事は後回しで大丈夫ですからね、お仕事に差し支えたら大変ですし…。」
「おう!さくらはまっこと優しいのう。大丈夫じゃ、わしがやりたくてしちょるだけじゃき、おまんは心配せんでええ。」
龍馬さんが私の頭に手をのせ、優しい笑顔を向けてくれる。
ただそれだけで、私はさっきまでの不安は無くなるのだった。
「私……さっき夢を見ちゃって…」
「ほうか…どんな夢じゃ?」
「ん…月と龍馬さん見てたら…なんだったか忘れちゃいました。」
「ほうかっ」
お互いの瞳に互いを映し、頬を赤らめた。
私は恥ずかしくなって顔をそらせば、龍馬さんは腕を緩めてくれた。
「まだ寒い。布団をかけちょくと良い。」
そう言って龍馬さんは布団を手繰り寄せ、優しく私の身体を布団にくるんでくれた。
でも、龍馬さんもきっと寒いだろうなと思った私は、羽織るように包まれた布団を開き、龍馬さんに尋ねた。
「龍馬さんも寒いんじゃないんですか?一緒に入りましょう?」
「~~~~ッッ」
「??龍馬さん??」
月明かりと逆光で、あんまり顔が見えない。
怒らせちゃったのかなと不安になった。
私は顔を傾け、龍馬さんの顔を覗き込んだ。
「(こんこはまっこと…わしも我慢強いもんじゃのう)……ほんじゃ、お言葉に甘えるぜよ」
「はいっ」
私と龍馬さんは、隣に並び一つの布団を肩に羽織り前で合わせ、並んで月を見た。
「今日の月はまっこと綺麗じゃのう。」
「…はい。」
触れている肩から龍馬さんの温もりを感じる。
優しく穏やかな温もりはまるで暖かな日差しそのものだった。
そして龍馬さんの温もりを心地よく感じながら、じっと月を見ていると龍馬さんに肩を抱かれた。
「りょっ龍馬さん…」
「こうしたいっちゃ。嫌かのう?」
「……いえ。大丈夫です。」
「にしし」
私は龍馬さんに肩を抱かれたまま、また月を見た。
「龍馬さん…あったかい」
「!!………ほうか。」
感じる体温が気持ちよくて、思ったことをそのまま口に出していた。
「ずっと傍におるき、さくらはな~んも心配せんでええがよ。」
「ずっと?」
「おお!ずっと、ずっとじゃ」
にししと笑顔を向ける龍馬さんに胸が熱くなる。
さっき夢を見たせいもあって、心の中がポッカリと空いてしまったような感覚に泣きそうになっていていたのが嘘の様に、今はじんわりと溶けたように心の中が暖かい。
「!?、さくら?」
頬を何かが伝う。
指で拭うと指先が濡れた。
「なんで泣きよるがか?」
私が泣いている?
龍馬さんの言葉に驚いてしまった。
「なんでもないです。あれ?どうしちゃったんだろう…あれ…おかしいな。」
笑おうとしても次から次へと涙が溢れてくる。
私どうしちゃったんだろう。
.
「いや、ちょっと目がさめてしもうてのう…、おまんこそ、寝らんで大丈夫がか?」
「あ…。私も…なんだか寝付けなくて…、ほら、お月様もとっても綺麗だから、見入っちゃいました。」
「ほうか。じゃがあんま無理するもんじゃないがよ。疲れもとれんきのう。ほうじゃ、明日こん前美味い言うちょった、あの団子買うてきちゃるっ」
「本当ですか!?あのお団子本当っに、おいしかったですもんねっ。」
「ふはっ、さくらは素直で可愛いのぅ」
「もう。食いしん坊とか思ってませんか?」
「思うちょらん、思うちょらん。まっこと可愛らしく素直なところが堪らんとしか、思うちょらんぜよ。」
笑顔でストレートに向けられた言葉と笑顔に、私は恥ずかしくなり俯いてしまった。
龍馬さんの言葉が素直に嬉しい。
「あ…でも龍馬さん、私の事は後回しで大丈夫ですからね、お仕事に差し支えたら大変ですし…。」
「おう!さくらはまっこと優しいのう。大丈夫じゃ、わしがやりたくてしちょるだけじゃき、おまんは心配せんでええ。」
龍馬さんが私の頭に手をのせ、優しい笑顔を向けてくれる。
ただそれだけで、私はさっきまでの不安は無くなるのだった。
「私……さっき夢を見ちゃって…」
「ほうか…どんな夢じゃ?」
「ん…月と龍馬さん見てたら…なんだったか忘れちゃいました。」
「ほうかっ」
お互いの瞳に互いを映し、頬を赤らめた。
私は恥ずかしくなって顔をそらせば、龍馬さんは腕を緩めてくれた。
「まだ寒い。布団をかけちょくと良い。」
そう言って龍馬さんは布団を手繰り寄せ、優しく私の身体を布団にくるんでくれた。
でも、龍馬さんもきっと寒いだろうなと思った私は、羽織るように包まれた布団を開き、龍馬さんに尋ねた。
「龍馬さんも寒いんじゃないんですか?一緒に入りましょう?」
「~~~~ッッ」
「??龍馬さん??」
月明かりと逆光で、あんまり顔が見えない。
怒らせちゃったのかなと不安になった。
私は顔を傾け、龍馬さんの顔を覗き込んだ。
「(こんこはまっこと…わしも我慢強いもんじゃのう)……ほんじゃ、お言葉に甘えるぜよ」
「はいっ」
私と龍馬さんは、隣に並び一つの布団を肩に羽織り前で合わせ、並んで月を見た。
「今日の月はまっこと綺麗じゃのう。」
「…はい。」
触れている肩から龍馬さんの温もりを感じる。
優しく穏やかな温もりはまるで暖かな日差しそのものだった。
そして龍馬さんの温もりを心地よく感じながら、じっと月を見ていると龍馬さんに肩を抱かれた。
「りょっ龍馬さん…」
「こうしたいっちゃ。嫌かのう?」
「……いえ。大丈夫です。」
「にしし」
私は龍馬さんに肩を抱かれたまま、また月を見た。
「龍馬さん…あったかい」
「!!………ほうか。」
感じる体温が気持ちよくて、思ったことをそのまま口に出していた。
「ずっと傍におるき、さくらはな~んも心配せんでええがよ。」
「ずっと?」
「おお!ずっと、ずっとじゃ」
にししと笑顔を向ける龍馬さんに胸が熱くなる。
さっき夢を見たせいもあって、心の中がポッカリと空いてしまったような感覚に泣きそうになっていていたのが嘘の様に、今はじんわりと溶けたように心の中が暖かい。
「!?、さくら?」
頬を何かが伝う。
指で拭うと指先が濡れた。
「なんで泣きよるがか?」
私が泣いている?
龍馬さんの言葉に驚いてしまった。
「なんでもないです。あれ?どうしちゃったんだろう…あれ…おかしいな。」
笑おうとしても次から次へと涙が溢れてくる。
私どうしちゃったんだろう。
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